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職業差別

工事現場

グラフィックアーティスト、
鈴木盛人氏のオフィシャルブログに
職業差別の記事(こちら)があります。
日本の教育の中に、無意識で当たり前のように
根付いてるものなのかも知れない…。


以下引用(中学2年生の作文:緑文字)

私は、総合的な学習の時間の中で
「未来を開く生き方を考える」というテーマのもと、
いろいろな職業について勉強しています。

そんなある日、
テレビ番組の中でこんなシーンをみました。
勉強がよくできて成績の優秀な人は、
将来クーラーのきいた涼しいところで
ゆったりと仕事をすることができるが、
勉強が苦手な人は、毎日炎天下のもとで
肉体的にきつい思いをしながら仕事をするようになる、
というものでした。

私はその番組をみたとき、
自分の父の姿が頭をよぎりました。
私の父は、地域の伝統ある瓦産業に従事しています。
その中で主に屋根の上に瓦をふく仕事をしています。
夏などは2リットルのペットボトルを
2本クーラーボックスに入れて、
長袖、長ズボンをはいて仕事に行きます。
私だと少し外出するだけで暑くてしんどいと感じるけれど、
父は朝の7時に家を出て、夕方5時まで
照りつける太陽の下で黙々と働いています。
私はそんな父の姿を尊敬しています。
仕事は、私たち家族を養うことだけでなく、
台風などの災害で屋根が壊れて困っている人を助けたり、
いたんだ瓦を交換して
暮らしやすい住環境をつくったりする
とても大切な仕事です。

先日、父の仕事について私が尋ねたとき、
父が私にこう言いました。

「確かに体力的にきついこともあるけど、
仕事が仕上がったときの『ありがとう』の一言や、
依頼人さんのうれしそうな笑顔を見ると
自分の疲れなんて吹き飛んでしまう。
お父さんの仕事はとてもやりがいがあるんだ。」

そんなことを言う父に対して、
勉強ができないから肉体労働者として
働かなければいけないなんていうのは間違いだし、
そのような考え方をする人がいると思うと
残念な気持ちになります。

父は自分の仕事に誇りをもっています。
また、父の仕事は、誰にでもできるものではありません。
父は人のために尽くすことのできる
すばらしい職人だと思います。
そんな父の姿を勉強ができないとか
成績が悪いからということで片付けられますか。

世の中には、
きつい、きたない、危険と言われる仕事に
従事している人はたくさんいます。
もちろん、すべての人が
自分が望んだ仕事をしているわけではありません。

ただ、ここで考えなければいけないのは、
クーラーのきいた涼しい場所で仕事をすることと
炎天下できつい仕事をすることを比較して、
優劣を決めていいのだろうかということです。
どちらが優れているなんてことはいえないと思います。

人間は物事をくらべ、自分が優れていることや
人が劣っていることを自分勝手に決めつけて
差別的な見方をしがちです。
仕事についてのことも勝手な思いこみであり、
そんな考え方があらゆる差別や偏見に通じるものだと思います。

私たちは一人では生きていませんし、生きられません。
みんながいろいろな職業につき、一人一人が役割を果たし、
お互いに協力し合うことで社会は成り立っています。

政治家の人たちや私たちの県・町のために仕事をする
公務員の人もいれば、日雇いで体力的に
きつい危険な仕事をする人もいます。
どの職業に就いている人も社会の中で必要です。
むしろ差別的な目で見られがちな仕事や
人の嫌がるような仕事をこなす人も
しっかりと社会を支える役割を果たしていることを
忘れてはいけないと思います。

そんなお互いの仕事や立場を理解し合うことで、
どの仕事に対しても尊敬と感謝の気持ちをもつことができるし、
どの仕事に就く人も、人間同士として大切にできるのだと思います。
自分勝手に思いこんだり、差別や偏見の目で見ることは
人間としてとてもさみしいことだと思います。

私も職業について考えることを通して、
自分自身ともしっかりと向き合っていく必要があると思います。
それは、毎日一生懸命働く父の姿や毎日の生活の中で
社会を支えている人たちの存在をしっかりと見つめて、
自分自身の未来を開く生き方を求めることだし、
自分の中にも差別的なものの考え方をする
弱い心があることに気づいて、
自分自身も見つめ続けていくことだと思います。

そして、みんながお互いを理解し合い、大切にし合うこと、
自分の中にある差別心と向き合うことで、
お互いの人権が尊重される素敵な社会になったらいいと思います。
いろいろな職業、いろいろな立場の人たちに対する理解から、
差別や偏見のない社会の実現に向けて。




学歴社会の変な歪みなのかなぁ?

私も過去の話題(こちら)で取り上げた事あるけど、

ある東大生がTV番組でこんな事を言っていた。

「汗水流して働く時代は終わった。
そういう古くさい考えではダメだ。
もっとお金を運用して増やさなければ
日本はダメになる。」


ちょうど、ライブドアや村上ファンドが
盛り上がってた頃の話です。

学歴社会って、結局数字しか
物事を評価する事が出来なくなってるのかな?


私は、この上記作文を書いた中学2年生の子の方が、
東大生よりも広い視野を持ってると感じた。
学歴や偏差値という数字では東大生は勝ってるのでしょうが、
こういう人達が増えると

「日本はダメになる。」と私は逆に思った。

こういう差別を多くの人が持ってるのか、
それともごく一部なのかわかりませんが、
もう一度見つめ直す必要があると感じました。

映画やドラマを見ても、
アメリカの映画やドラマでは、普通に主役の若者が、
工事現場などの肉体労働で働いてるシーンってよくありますが、
日本の映画やドラマでは、皆無ですもんね。

もちろん、最近の若者は肉体労働を嫌う傾向にある。
それは、いろんな場で、上記の作文のような
教えがあったからじゃないだろうか?

こちらは、労働向けのCM。
ワークマンTV-CM(クリック)

地元ユニホーム会社のジーベック(クリック)

これらのCMから、
労働者が魅力的と感じる事は出来ない。
お遊戯みたいな、幼稚さしか感られない。

このようなCMからでも、労働者の誇り等が感じられれば、
随分違った印象にもなると思うんだけどね。
結局、労働者が増えなきゃ、
これらの商品の売り上げも伸びる事はない。


東大生が言うように、いくらお金を運用し増やしても、
「汗水流して働く時代」が終わっていれば、

そのお金の使い道もなくなる…。


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プライド(クリック)



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