
ちょっと、話題が下火になってきた盗作問題。イタリア人画家スギ氏の絵を盗作した日本人画架の和田氏。和田氏は「プロなら違いは分かる」と言って盗作を認めようとしていないが、私は明らかな盗作だと思います。和田氏は「プロなら違いは分かる」と言てますが、違いの分からない私はプロじゃないって事になりますね。(笑)
私の考える芸術と言うのはコピーもある種の芸術だと思ってます。例えば、芸能で、「ものまね」というジャンルがあるし、歌にも「カバー曲」というのが存在します。当然、絵だって同様に「真似」のジャンルが、あっても良いと思います。そして、和田氏の言うように、「絵の具の盛り方が違う」「配色が違う」という言い分もありで、それが、その人、個人のセンスでもあると思います。
だから、和田氏の言い分は一理あると思うのだが、和田氏の最大の汚点はそれを完全なオリジナルと称していた点だと思います。
原画の作者に許可なく勝手に同じ構図を使って描くという事は、完璧に盗作です。これが、「盗作」と「自分の作品」の違いじゃないかな。
それはさておき、私はこの日本で盗作というのは絵画に限らず日常茶飯事の事なんじゃないかと思うのです。デザインやイラストの私の仕事の分野でも「盗作じゃないかな?」というのはゴロゴロしています。
上記画像は、有名なアーティストのシンボルマークなのですが凄く似てます。「人数が違う」とか、「ポーズが違う」等、細かい事を言えば2つのマークは同じではないのですが、それは和田氏の言うところの「絵の具の盛り方が違う」「配色が違う」というレベルと同じに思えます。
BOOWYのデザインを起こしたデザイナーと違うデザイナーが手掛けたのなら明らかに盗作になるだろうし、仮に同じデザイナーが手掛けたマークだったとしても、「何故、違うアーティストのデザインにも関わらず、同じようなデザインにしたのか?」とか疑問に思ってしまいます。
また、氣志團もオリジナリティに欠けるのに、このマークをよく平気で使ってるな。アーティストとして嫌じゃないのかな?とか、いろんな思いが駆け巡ってしまいます。
マスコミが和田氏の盗作問題に騒いでいますが、何故、今和田氏の盗作だけ騒ぐの?って感じです。他にも、いろいろ盗作はあるんだけどなぁ。どうせなら、この際パンパン叩いて埃を沢山出して欲しかったような…。



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