2017 07123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 09

罪悪感

荷物配達の仕事をしておりますと、永く疎遠となっていた同級生や恩師等のお宅に配達で、懐かしの再開なんて事も珍しくはなく、配達先で当時の話題に花咲く事もあります。

小学校卒業や中学卒業後から何十年も疎遠で、久しぶりに逢った恩師はすっかりお年を召されて、その変化に驚いたり。勿論、私も10代の子供だったのが、すっかりオッサンになってる訳で逆に驚かれたり…。人の記憶にある思い出というのは年を取りませんからねぇ〜。私の記憶も再会するまでの恩師の姿は当時のままだったわけですしね。それがすっかり髪の毛が白くなってたり、シワが増えてたりすると、当たり前の事なのに驚いちゃうんです。

っで、そうして再び出会った懐かしい恩師に、先日このBlogで紹介した暑中見舞いハガキを出したところ、恩師の1人から返事を頂き、私の脳裏に当時の記憶が甦ってきました。先生はすっかり忘れてるであろう些細な出来事ですが、私には衝撃的でその記憶が脳裏にはハッキリと甦ってきたのです。その出来事とは、私がデザインの仕事に就いたルーツとも言える出来事かも知れません…。

…それは、小学校での図工の時間の出来事です。
風景写生をしていた時の事、先生がしきりに言ってたのは「風景を良く見て、絵の具の生の色は使わない!色は混ぜて塗りなさい!」って言う、何でもない当たり前の言葉です。勿論、私にとっても絵の具を混ぜて色を作って塗る事は言われるまでもなく当たり前の事だったのです。
同じ色の物でも光が当たってるところは明るくなるし、影のところは暗くなる。だから、絵の具の生の色をそのまま塗るって事は私にはあり得なかったのです。

色を混ぜる事が当たり前だった私は「そんな事言われなくても解ってるよ!」って反発するんじゃなくて、当時の私は凄く素直過ぎたのです。(笑)
混ぜて塗る事が当たり前だった私は、更に混ぜなきゃダメと勝手に捉えてしまったのです。つまり、ベースとなる色も混ぜて作らなければならないと勝手に思い込んでしまったのです。

例えば、オレンジ色の花があったら、ベースのオレンジ色の絵の具に白や黒を混ぜて明るさ表現をして色を塗るのではなく、ベースのオレンジ色も色を混ぜて作らなければならないって思い込んでしまったのです。だから、赤と黄色を混ぜてオレンジ色を作り、更にそこから色を混ぜて明るさの濃淡を作ってたのです。緑の葉っぱは、青と黄色を混ぜて緑の色を作って、そこから明るさ表現という具合に…。今考えると凄く手間。。。(汗)

っで、まぁ、それはそれで出来てたから問題は無かったのですが、困ったのが混ぜて作る事の出来ない原色という色です。(厳密にはマゼンタ)(厳密にはシアン)黄色…、これらの色は原色なので他の絵の具同士を混ぜて作る事は出来ません。
当時、小学生の私には原色なんていう専門的な知識はありませんから、原色をベースにした色の表現に相当悩みました。何色と何色を混ぜたら赤や青、黄色が出来るのだろうか?ってね。そして、解らなかったら先生に聞けば良いのに、それを聞く勇気がありませんでした。そのくらい、とぉ〜ってもシャイな子供でした。

どう考えても原色は混ぜて出来ないものだから、先生の見てない隙に、赤や青、黄色の絵の具をパレットに出して、如何にも混ぜて作りましたよ的な感じで色を作り塗ってました。先生に見つかったら怒られるんじゃないだろうか?とか、不正をしてしまった罪悪感とか色んな感情が渦巻いていました。(笑)

色を混ぜて作れという先生の言葉に背き、青い物を塗るのに青い絵の具のチューブから色を出してしまったわけですからね。勿論、青い絵の具のチューブから色を出しても陰影の為に色は混ぜてるのですが、ベースの色を混ぜて作ってない事が私には不正をしてる感覚だったのです。
結果的に間違った事はしてなかったけど、先生の言う言葉を勝手な解釈で誤って捉えてしまったが為に、いつも写生等の絵を描く時は罪悪感でドキドキものでした。いやぁ〜、懐かしい思い出です。



■あなたの愛車をイラストにしませんか?
カーイラスト用バナー広告

■そして、プライヴェート名刺に活用してみませんか?
フルカラーオフセット印刷【名刺100枚パック】(当Blog内リンク)

スポンサーサイト

コメント


コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://kbrand.blog9.fc2.com/tb.php/3663-05f09144

FC2Ad