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世界でたった1台

ランボルギーニカウンタックLP500S

子供の頃にスーパーカーブームを過ごした我々世代には懐かしい、ランボルギーニ カウンタックLP500S。タダでさえ格好良いカウンタックなのに「世界でたった1台」というLP500Sは更なる憧れの的でした。
でもね、スーパーカーブームだった子供の頃って、スーパーカーの事を解ってるつもりで何も知らなかったんだなぁ。「世界でたった1台しかないランボルギーニカウンタックLP500S!」「幻のスーパーカー、ランボルギーニイオタ!」…なんて情報に「世界でたった1台だけ。スゲェ〜!」という子供ながらに単純に感動したのと同時に、素朴な疑問も同時に抱いたものでした。
その疑問とは、素直に「何故たった1台だけなの?」って疑問です。だって、当時の国産車(今も変わらないけど)を見てると、自動車会社が工場で車を作るのだから量産されて当たり前なのに何故たった1台なの?って疑問が普通に沸いてくるじゃないですか。

当時、至る所で開催されていたスーパーカーショーには必ず「世界でたった1台」のはずのLP500Sが展示されていたり、「幻」のはずのイオタが展示されていたり。でも、当時は全て本物と信じて疑ってはいなかったのですが、言葉では本物だの偽物だのと言ってても、実際に目にした車に本物とか偽物とかそういう概念が無かったです。だって、仮に偽物と言ってもエンジンがあってタイヤが4つついてて実際に走る訳ですから何を持って偽物と言うんだ?
子供だった私の概念に改造車とかレプリカなんて概念は無く、自動車は工場で造られる物と言う事しかないわけですから、動く車は全て本物だった訳です。だから、世界でたった1台とか幻とか言わせないで工場でジャンジャン造ったら良いじゃん。って思ってた訳です。

でも、この疑問って大人になって初めて理解出来たんですよ。カウンタックLP500Sもイオタも改造車だったって事が理解出来たのです。だから世界でたった1台という事だったんだ。

ランボルギーニ カウンタックLP400

もともとカウンタックがプロトタイプとして発表された時は5000ccのエンジンを搭載して発表されました。しかし、市販されるにあたり5000ccのエンジンでは熱害が激しかった為に4000ccのエンジンにサイズダウンされて登場したのがランボルギーニ カウンタックLP400でした。

このエンジンのサイズダウンが気に入らなかったカナダの石油王でF1レーシングチームのオーナーだったウォルター・ウルフ氏がランボルギーニ社にオーダーし、LP400をベース車両として5000ccのエンジンを乗せ造らせたのがLP500S。通称、ウルフ カウンタックと呼ばれる車です。これが世界でたった1台の理由ですね。

LAMBORGHINI MIURA COMPETICYONE (Jota)

では、イオタ…何故、幻なんだ?幻は世界で1台じゃないのか?
そして、子供の頃に流行ったスーパーカーの1台として紹介されてたイオタと随分形が違うぞ。ルーフにウイングも無いし…。実は、こちらが正真正銘の本物のイオタです。
子供の頃、イオタとミウラは、よく似た車だなぁ〜って思ってました。

ランボルギーニ ミウラP400S

こちらがランボルギーニ ミウラP400S。ねっ、こうして見るとソックリでしょ。それもそのはず、イオタの正式名称はランボルギーニ ミウラ コンペティシオーネという名から元々はミウラなのです。

ミウラをベースにボブ・ウォレス氏が、FIA「国際スポーツ法典附則“J”項」のレギュレーションに乗っ取って作られた事から“J”項に因んで…ですが、イタリア語で「 J 」は使わないのでギリシャ文字の「 I 」に当たるイオタと発音され「イオタ」と呼ばれるようになりました。
そんな訳でイオタはミウラの改造車だから世界にたった1台しかないって事になりますが、カウンタックLP500Sとは違ってと呼ばれています。実は、シャシー・ナンバー5084、エンジン・ナンバー20744を与えられたミウラ・コンペティシオーネは、イタリア・ミラノの、とある伯爵の元へと売却され、納車2ヵ月後にモンツァのサーキット走行中に大クラッシュ炎上し現車は残っていません。
日本にスーパーカーブームが到来して来た時には既に現車が無くなっていたのがイオタなんですよ。だから、スーパーカーブーム当時にミウラ コンペティシオーネの資料を見る事が出来なかったから、正真正銘の本物のイオタを見る事は出来なかったのです。

SVJ

そして、正真正銘の本物のイオタの替わりにというか、当時は本物と紹介されていたイオタがコチラ。ミウラSをベースに作成されたレプリカで、この車は当時の最新ロープロファイルタイヤ「ピレリP7」装備の為、後輪用にノーマルと同じパターンのディープリムホイールがカンパニョーロによって作られ、それに合わせてリアフェンダーがかなり拡げられています。西ドイツ在住のオーナーは納車後に自分の経営するカーディーラーでレカロ社のシート、AUTOFLUGのシートベルト、ブラウプンクトのオーディオ、BBSのホイール、リアウイングを取り付けられました。この車はランボルギーニ公認のレプリカイオタとしてSVRと呼ばれ一人のオーナーを経て、当時30万アメリカドルで日本人に売却され現在も日本に有ります。先日レストアされて綺麗に甦りました。
この車が当時は本物のイオタとして紹介され、私もこの車が本物のイオタと疑ってはいませんでした。だけど、子供の頃からイオタと言えば、このSVRが馴染み深いので、私の中では今でもこのSVRが本物のイオタに感じるんだなぁ〜。

S15 NISSAN SILVIA Autech Version

っで、ここで何を思ったか、私の愛車である日産シルビアAutechVersion…S15型ですが、世界でたった1台には対向出来ませんが、数多く出荷されたシルビアの中で日産の子会社で特殊車両メーカーのAutechJapanがチューニングしたAutechVersionは、発表から生産打ち切りまでに約1000台程が出荷された希少車です。S15型のシルビアは数あれどAutechVersionは世界で1000台程度です。現在は発表から18年の歳月が経ち、乗り換えや事故等でスクラップになった個体も多いでしょうから、更に台数は少なくなってると思われきっと1000台を下回ってるんじゃないかなぁ?
現在、シルビアAutechVersionより面白そうな車が無いので、新しい車を買ったと思ってオーバーホールしリフレッシュさせ、AutechJapanにお願いして更なる手を加えてもらっちゃおうかな?…なんてな。そしたら、AutechJapan公認の世界でたった1台になるかも〜。AutechJapanがそういうサービスをしてくれりゃ良いのだけどなぁ〜。



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