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代わりの人間が沢山いる仕事は任せたぜ!

お客様、もう二度と来ないで下さいね♥
和倉温泉で釣りばかりしてた旅館の若旦那が、山代温泉の旅館「宝生亭」を任されて早5年が経過しました。
こんにちは。いきなり宝生亭のトップになる事を指名されたのは、山代温泉に引っ越してくる1か月前。「潰れた旅館」といういわくつき物件で、経営者の道のど真ん中に悪戦苦闘してきた帽子山 宗(ぼうしやま たかし)です。
http://ameblo.jp/ryokandayo/entry-11892005967.html(外部リンク)



私がフリーランスとなって働きだした当初は、「滅茶苦茶値切られる、滅茶苦茶短納期、滅茶苦茶訂正の雨霰。」という三重苦の仕事ばかりでした。夢があって独立したのに、こんな状態で仕事に追われるばかりでは、ハッキリ言って働いてる場所が会社から自宅事務所に変わっただけでそれ以外は何も変わってはいない。

そして、ある日、思ったんだよね。こういう仕事は私が独立する前から、以前の会社等で大勢がしてる仕事だったわけで、私がやらなくても代わりの人間は沢山いるわけです。
あるお客様に仕事の見積もりを持っていくと、「えっ?こんなに高いの?○○(同業者)は、もっと安くしてくれたよ。」なんて言われてねぇ。内心私は「○○じゃ無いんだけど○○よりも良い仕事をする自信があるからこの価格なんだ!」なぁ〜んて思ってたわけですが、デザインというのは1点物のオーダーメイドです。同じ条件で他社と比べる事なんか出来ないんだよ。仕事をやらせてもらって、その出来で判断してもらうしかないのです。しかし、その仕事をやらせてもらう前の見積もり価格のみでお客様は比べてしまうのです。だから、厄介なのですよ。

仮に価格で折り合いがついて仕事をさせてもらう事になっても、次の障害に短納期で訂正の嵐が待ってます。デザイン変更などは当たり前。短納期だから徹夜して何度もやりかえさせられて、頑張って良い物を創ってやろうという士気も下降し、結局、印刷入稿前日に全面変更を貰って、それどころじゃなくなり、その場しのぎのやっつけ仕事になってしまう。
「○○じゃ無いんだけど○○よりも良い仕事をする自信があるからこの価格なんだ!」という強い思いも、結局は三重苦の条件を呑むと値切られたなりのレベルの仕事でしかなくなる。拘りを持ってても結局は何処でやっても同じレベルの物しか出来なくなるんだ。

じゃぁ、そういう仕事は、自分がやらなくても他で出来る事なら無理して自分でする必要は無いって思うようになり、他でしてもらった方が自分にしか出来ない事に専念出来るなぁ〜んて結論付けちゃったわけです。そして、何社か付き合いのあった広告代理店からの広告仕事を減していきました。

そのようにして、自分にとってマイナスな仕事を減していったら…、私が手元に持ってた仕事は全てと言って良い程、マイナスな仕事のお客様ばかりだったという現実。自分にしか出来ない仕事に専念出来るかと思いきや、そういう仕事が殆ど無いわけですから、収入面で苦境に立たされる事となりました。

結局は収入を補う為に他の収入減を求めてアルバイトを点々としつつ職探しの日々。こんな状態だから自分にとってプラスの仕事もなかなか出来なくなり、廃業してしまったような状態に追い込まれました。
でもね、「私にしか出来ない仕事」を求められて、未だにお仕事をくださるお客様がいるのです。だから、そのようなお客様を大切にして非力ながらも続けていきたいですね。



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コメント


初めまして
イラストレーターの多田と申します。

ツィッター経由でこちらのブログを拝見させていただき、毎回興味深く思っております。

当方もフリーランスで活動しているので、KOJIさんのご苦労、痛い程わかります。
ただ、仕事に対しての取り組み方、というか考え方は少し違っています。
常に『自分の代わりなんてどこにでもいる』と考えるようにしています。その上でイラストを描かせていただき、結果的に当方にしかできない仕事として成立すれば理想ですが、現状まだまだです。

技術的な部分等では他人には負けない自信もあるのですが、器用な若い人はもちろん、今後は東南アジアの人達だってライバルになってくるかもしれません。
そう考えると常に危機感をもっておかないと、やっていけないと考えています。

気を悪くされたら申し訳ありませんが、今回の記事に、少し違和感を感じてしまいましたので、コメントさせていただきました。

失礼いたします。

誤解させてしまうような表現だったかも

♪多田 さん

はじめまして。
実は何年も前から多田さんのイラストは凄いなぁとBrouserのブックマークに入れております。私にはとても真似の出来ないイラストばかりで興味をそそられておりました。

多田さんの言われる事、最もだと私も思います。私が「自分にしか出来ない事」と表現した為に誤解を生じたのかもしれません。私が言いたかったのは今現在と言うか…、例えば、クライアント様が私を求めて依頼された場合、もしも、他の仕事で手がいっぱいで承ける事が出来なかったとします。その時にクライアント様は「残念だ。どうしてもKOJIにお願いしたかったのに…。」と思って頂ける存在なのか、それとも、単なるコマのようにあっさりと「じゃぁ、次のクリエイターを…。」と仕事の質で選ばれてるのではなく「単なる作業をしてくれる人なら誰でもいい」で、選ばれているのか?って事です。

単なるコマのようにあっさりと「じゃぁ、次のクリエイターを…。」と言われる方の仕事で溢れかえってしまい「残念だ。どうしてもKOJIにお願いしたかったのに。」という人の仕事が承けられないのでは、なんだか申し訳ないし、やっぱり、そういう人の仕事を優先的にしてあげたいしと思うという話です。

勿論、今現在、私に仕事をしてもらいたいと思う方が、いつ何時、私より優れた人を見つけられて私が切られてしまう危機感は常に持ってます。「自分しか出来ない事」と言い切って胡座をかいてるわけではないのです。

「自分しか出来ない事」つまり、正式には依頼してくれる時に「自分を求めて依頼して下さる方の仕事」という方が正しいです。私を求めて依頼してくださってる間は「私の代わりがいない」という事なのです。
「仕事してくれれば誰でもいいのだけど、誰かしてくれる人いないかなぁ〜。」というような人の仕事は、始めから私じゃなくても良いわけですからね。
ちなみに、そういう人の仕事をすると、「ここまで凝らなくても良いのに。それよりか、安くて早く仕上げてくれた方が良かったのに。」なんて言われて喜んで貰えない事も多いし。そういうレベルの話です。(^_^;)

私もKOJIさんの言われている三重苦な仕事も過去にはやっていました。ただ、そのまま先方の意見を鵜呑みにするのではなく徹底的に効率化し『速い、安い』に特化させる方向に力を注ぎました。

10年くらいに前ですが、不動産屋のチラシでは間取り図の描き方を一様化し、原稿のクオリティで単価を分けることで先方も奇麗な原稿を出してくれるようになりました。
魚屋のチラシでは、3回までの訂正には即座に対応できるように専用の原稿用紙を作りました。そうする事で先方も完成を想像しながら原稿を作ってくれるようになりました。

結果的には(出来上がった印刷物は)誰がやっても同じような仕事であっても、私は単なるコマではない立場を得られる事できましたし、仕事を任せれるネットワークもできました。そして、イラストを描く時間や他に営業をかける時間もできました。

もちろん、上手く行く事ばかりではなく、金銭的にはキツかったけど、全く関係のないアルバイトとかをする気にはどうしてもなれませんでした。

その後はイラストの仕事が順調に増えてきたのでカタログやチラシ等の仕事はその時にできたネットワーク内の別の方にやってもらうようにしていきました。

私は自分のこだわりを突き通すのも、効率化に特化しシステム化を図るのもどちらもクリエイティブな事だと考えます。
クライアントの要求に応じてどちらにベクトルを向けるかです。

しかし『早い、安い』のための効率化に特化するような考え方は、どちらかというとこだわりの部分が多い今の仕事にも役に立っていますし、今の自分に繋がっているのだと思います。

三重苦…な話で以前の事を思い出し、ダラダラとコメントしてしまい、申し訳ありません。

最近、新規開拓をサボり気味なので、ポートフォリオを作り直して、新たに営業をしていこうと思います。

失礼いたします。

♪多田 さん

私の場合、三重苦の仕事は全て間に代理店が入ってましたので、自分だけではどうする事も出来ませんでした。代理店側がクライアント様から私へと直に仕事が流れる事を恐れ、クライアント様に会う事すら許されず、全くクライアント様の事を知らず、代理店の言われるがまま、信用するしかなかったというのが現状です。
だから、『先方の意見を鵜呑みにするのではなく』というのも鵜呑みにしなければ何も進めない状態にありました。だから、直接、クライアント様から話が聞けるように仕事をシフトさせていきました。
中には代理店経由だった仕事を直請けでした事もあります。不思議とそういう仕事はすんなりと仕事が進みました。
それにしても、多田さんのような素晴らしい絵が描ける方でも、いろいろ手探りで工夫されてる事を知り、もっと自分も頑張らなければと思いました。

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