2017 051234567891011121314151617181920212223242526272829302017 07

この表現は…必要だから or 備わっていたから?

ネオン風な加工の文字

この写真は、1999年に発行された某カー雑誌の表紙です。S15シルビアがデビューした頃だったので特集記事でS15シルビアが紹介されています。その為に表紙に大きな文字で「S15」とアピールされています。
そして、その「S15」の文字は、当時最新だったデザインソフト「Adobe Illustrator ver8.0J」のフィルター機能によってネオン風の処理がされています。

このネオン風の処理は、この表紙のデザインに対して表現上、どうしても必要だったからネオン風に処理がされたのだろうか?それとも、単純に当時最新だったデザインソフトの機能にこれまで無かったネオン風に処理が出来るフィルター機能が備わったから使ってみたかっただけなのだろうか?

私には、どうしても後者のように思えてしかたありません。その表現が必要だから使ってるのではなく、ソフトの機能に新たな機能として登場したから使ってみた。…そう思えてならないのです。何故なら、その表現がソフトで簡単に出来なかった頃は全くと言って良い程、その表現が使われる事なく、またソフトの進化と共に新しい機能が追加されてくると、表現の手法が猫も杓子も新しいソフトで追加された機能の表現へと移行されてきてるからです。

新しいソフトの新しい機能を使う事が、新しいイケてるデザインである。…という価値観なのかも知れません。だけど、それって、本当にクリエイティブの仕事としてイケてるカッコいい仕事なのか?自分のアイディアではなく、ソフトの機能に左右されてるだけのデザインって…。

私がデザイナーに憧れを抱いてた頃のデザインって、その表現が必要だから、その表現を実現する為に多くのデザイナーが工夫して、その表現を現実のものに具象化してたように思います。その為の努力を惜しまなかったように思います。そして、私もそのようなデザインに憧れ、この世界を目指してきたのです。
今のデザイナーって、ソフトが無ければ何も出来ないのじゃないか?って思える程、ソフトの機能に頼り切ってる感じがします。工夫する事の無いデザインを手掛けていて何が楽しいのだろう?って純粋に感じます。

日焼けして古く見えるように加工した写真

最近では写真の加工に古さを感じさせる為にノイズを入れたり、文字にノイズを入れたりするような表現が流行りみたいですが、これも、最新ソフトの機能によるものでデザイナーの創意工夫から生まれたものではないです。

そして、私の作業環境は、未だにMacクラシック環境なので、この古さを感じさせる写真の加工は10年以上も前のソフトで加工してます。最新ソフトのようにワンタッチで簡単には出来ませんけど、やろうと思えば10年以上も前のソフトでも出来るわけです。
でも、ワンタッチで簡単に出来ないから、これまでデザイナーはその表現を使おうとはして無かったのです。…というか、その表現を生み出す知恵や表現する為のテクニックが無いと言った方が良いのか…。

普通に撮影された写真

上記写真の加工前は、こんな感じの写真です。デザインというのは、ソフトに左右されず、必要な表現があれば簡単に出来るかどうかという事よりも、どうしてもその表現を創ってやるんだと言う気持ちでデザインすべきだと、私は思うのですよ。


■あなたの愛車をイラストにしませんか?
愛車バナー(当Blog内リンク)

■そして、プライヴェート名刺に活用してみませんか?
フルカラーオフセット印刷【名刺100枚パック】(当Blog内リンク)





■KOJIオリジナルアートグッズの販売をしております
K-BRAND、ケーブランドバナー
スポンサーサイト

コメント


コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://kbrand.blog9.fc2.com/tb.php/3103-aa610a37

FC2Ad