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余裕だったはずなのに…

木住野佳子meets藤原道山のCD-Rレーベル

昨日のBlog記事(当Blog内リンク)を書いた時点では、問題なく全てが午前中に終わるはずだった…。
昨日の19時20分頃、「たった今、最終校正の返事を頂きました。「直し無しのOK!」との事。そりゃそうだ。正当な仕事をすれば、これが当たり前!…なんてね。」という調子に乗った追記をして満足げにしてた私…。

facebookで明日印刷入稿しますと上記の画像をUPしたところ、クリエイター友達から「いいね!」と共に労いのコメントを頂きました。そして、そのコメントの中の一文に『「ジャパン・シック」って「Japan Sick」じゃないですよね?』って言葉に「ハッ!」として気が付きました。
その瞬間、いつも焦点がボヤケてしまうカタカナ語に対して、このBlogでも再々取り上げてきた、私が一番嫌うパターンに見事自分がその餌食となってしまってた…。もぉ~、自己嫌悪ですよ。
最終の校正で全てがOKになり、後は印刷入稿するだけの楽勝モードから、「ガクッ! ゲロゲロ、イテテテテ…。」の追いつめられ窮地の崖っぷちモードです。だって、今日はクライアントの担当者様がお休みで連絡がつかないんだもん。

ちなみに、皆さんは、タイトルに入れられた「ジャパン・シック」の文字を見て意味が理解出来ますか?
もちろん、クライアント様も私も作り手だから当然意味を理解していました…。

「ジャパン・シック」のスペルは、Japan Chic!「日本の粋」と言う意味です。他にも和製英語で造語の「Japanssic」Jazzピアニスト木住野佳子さんがclassicの名曲をJazzのリズムにのせて藤原道山の尺八と組み合わせで奏でる、日本のclassicということの造語。そんなつもりで「ジャパン・シック」と用いたのですが、カタカナにした事で、言いたい事の焦点がボヤケてる事に気が付きました。
Chicも、Sickも、Thickも…、カタカナ標記にしてしまうと同じ「シック」なのです。ジャパン・シックが持つ意味は一体どれなんだ!下手にカタカナ語を使う事は、何が言いたいのか言いたい事が誤魔化されてしまうわけです。だから、今朝は私一人でパニックさぁ。

元々は「ジャパン・シック」のサブコピーとして「日本の音を耽美でエレガントに表現」という言葉がありました。このサブコピーの力で「ジャパン・シック」が「日本の粋」である事が理解出来るのですが、初っぱなの校正で、タイトル周りが五月蝿くなるのでサブコピーを削除しようって話になりました。本来ならば、この時に気がつくべきでした。「日本の粋」という日本語の言葉があるのに、わざわざ「ジャパン・シック」とカタカナを使う理由は何か…?カタカナだと見た目がカッコいいから?でも、表面的なカッコよさを気取って、本質があやふやになる状況って凄くカッコ悪いと思うし…。

とりあえずは昨日の時点でクライアント様からOKを頂いてるので、その返事を優先させて何食わぬ顔で印刷入稿しても構わないでしょう。私の頭の中で、天使と悪魔が戦います!(笑)
以前お話した、広告代理店の営業マンの話で、「良いデザイン論(当Blog内リンク)」が頭に浮かびました。この営業マンが言う理屈だと、クライアント様が良いとしてOKを出してるのだから、そのままGo!でしょう。
私は、そんなデザインが嫌で自分の信じる道を進んでたわけで、そのまま印刷入稿したんじゃ、自分の気持ちに嘘をつく事になります。それだけは避けたい。印刷入稿まで、まだ時間はある!

すぐにダメ元でコンサートホールの事務所に連絡しました。勿論、担当者様はお休みです。電話口に出られた方が、用件をお伝えしておきますので…と言われるのだが、用件を伝えてもらう頃には全てが終わっちゃってるんだよね。(^_^;)
とりあえず、用件を言えば、事の重大さに気が付いて担当者さんに連絡を取ってくれるかも…という淡い期待を込めて用件を言い電話を切りました。

すると、運が良いというか電話を切った直後くらいに、担当者様がコンサートホールの事務所に見えらたんだと思います。全然待つ事なく折り返し電話してきてくれたのです。
「ジャパン・シック」の事をお話すると、すぐに、アーティストの事務所側にも確認を取って頂き、「ジャパン・シック」の文字を削除するという事で、無事解決いたしました。「Japan Sick」だと日本の病気のイメージがあり、東北の震災、原発事故、放射能、不況、etcで「日本が病んでる」という意味合いに持たれても困るし、クライアント様もアーティストの事務所側も、この気付きに胸を撫で下ろされていました。

本日の予定では午前中にデータをCD-Rに焼いて、後はのんびり20時頃に印刷データ入稿でしたが、とんだハブニングによって、13時から手直しし14時半頃データをCD-Rに焼き完了しました。印刷データ入稿は変わらず、のんびり20時頃だったのですが、先程…18時頃入稿してきました。

木住野佳子meets藤原道山コンサートポスターのデータが入ったCD-R

こちらが、データの入ったCD-Rです。ちゃんとCD-Rのレーベルも「ジャパン・シック」の文字を削除しましたよ。

木住野佳子meets藤原道山コンサートポスターのデータ指示書

中身はこんな感じです。CD-Rの盤面には「ジャパン・シック」の文字が元々入ってなかったので問題無しです。予定通り無事に印刷入稿が出来て「ホッ!」としてます。

まっ、猿も木から落ちれば、犬も棒に当たって、弘法も筆を誤るわけで、能ある鷹は爪を隠すけど尻隠さずという事ですなぁ~。チャン、チャン!



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まとめtyaiました【余裕だったはずなのに…】

昨日のBlog記事(当Blog内リンク)を書いた時点では、問題なく全てが午前中に終わるはずだった…。昨日の19時20分頃、「たった今、最終校正の返事を頂きました。「直し無しのOK!」との事。そりゃそうだ。正当な仕事をすれば、これが当たり前!…なんてね。」という調子に...