
偽ハイオク、全国209のガソリンスタンドで…過去5年調査。
茨城県のガソリンスタンドがレギュラーガソリンを「ハイオク」と偽装した問題で、実際はレギュラーにもかかわらず「ハイオク」と称して販売していたガソリンスタンドが過去5年で全国で延べ209か所に上ったことが、経済産業省資源エネルギー庁のまとめでわかった。
「ガソリン偽装」が広く行われている実態が浮かび上がった。
同庁は毎年、全国約3万5000か所のスタンドでガソリンの品質を調査、2011年度までの過去5年間を累計した。レギュラーを「ハイオク」と称していたスタンドは11年度は延べ37か所。茨城県と岐阜県がともに延べ4か所ずつで一番多かった。表示の違いが分かれば、その都度、指導して是正させていた。
(2012年4月25日13時08分 読売新聞)
ん~、これって氷山の一角だと思うなぁ~。安全が接待条件である人様の口に入る食品ですら偽装が行なわれる昨今、車の燃料となるガソリンで偽装が起こらないはずがない…。給油時はガソリンが注がれるノズルは給油口の中で入ってるガソリンを確認する事すら出来ない。また、確認が出来たとしても、ハイオクなのかレギュラーなのか目視で判断が出来るわけでもなく…、ほとんどの場合、ハイオクを注文すればハイオクが入れられてると疑う事すらしないでしょう。お客様はガソリンスタンドを信用するしか出来ない状態だと思います。
私のように車が好きで走りにも拘りを持ってても、車に乗るようになってからガソリンの質に気を配るまでに何年もの時間がかかりました。そして、ガソリンに疑問を感じ書いた記事が「ガソリンの質を考えてみる(当Blog内リンク)」と「ガソリンの質を考えてみる-2-(当Blog内リンク)」です。
ハイオク仕様の車は、ハイオクを入れなくともレギュラーを入れても、コンピュータが燃料の最適値を弾き出して普通に走れるように出来てるのです。ただし、本来のパワーは出ませんけど、レギュラーでも問題なく走っちゃうんです。だから、ハイオクの代わりにレギュラーを入れられても気が付かない要因になってるのでしょうけどね。
まぁ、ハイオクの代わりにレギュラーを入れられても問題なく走ると言っても、ずっとそれで走ってたのでは車にとって良いわけがない。やっぱり、ガソリンは価格の安さだけではなく、質にまで拘り考えて、ガソリンスタンドを選ぶべきだと切に思います。
…って言うか、ニュースの最後の下りですけど『表示の違いが分かれば、その都度、指導して是正させていた。』ってありますけど、対応が滅茶苦茶甘くないですか?
ハッキリ言えば、お客様を騙して利益を得るのですから、立派な詐欺罪が成立すると思います。指導し是正だけで済ますっていうのはどうなんだ?何故、犯罪で摘発しないのでしょうか?
