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一流と呼ばれる人に見るプロ意識

イチロー選手
(c)サンスポ

今回の話はクライアント様にはちょっと耳の痛い話になるかと思います。しかし、良い仕事をする為には大事な大事な事ですから、あえて耳の痛いお話にお付き合いしてもらいます。…って、お前は何様じゃ!って思われちゃうかも知れませんが、お互い様という事で宜しくお願いします。


数日前の論より証拠(当Blog内リンク)という記事で最後の方に、野球のバット職人を例えてお話しました。このバット職人はイチロー選手やゴジラ松井選手のバットを作ってるミズノテクニス(株)の久保田五十一氏(外部リンク)の事で、2003年11月に厚生労働省認定の[現代の名工]に認定されています。

久保田五十一氏はイチロー選手やゴジラ松井選手から直々に要望を聞いて、その人にあったバットの素材である木材選びからを自らでこなし、素材を生かせるバット造りで選手にとって一番使いやすい状態のバットを仕上げています。そんな久保田五十一氏は、野球は全く出来ないそうです。しかし、数多くの一流選手からの依頼がくると言います。野球のプロではなくバット作りのプロですから当然と言えば当然なのですが…。


それにしても、何故、数多くの一流選手からの依頼がくるのでしょうか?
ホームランやヒットを絶対に打つ事のバットを作ってくれるからかなぁ~?…そんな事はないですよね。そんなバットが存在するのなら、一流選手じゃなくても、誰でもバッターとしてホームランが打てるようになってしまいます。プロという選手の存在も否定されてしまいます。ホームランやヒットを打つ仕事をするのは選手であり、バット職人の仕事ではりません。更に…、イチロー選手やゴジラ松井選手のような一流選手もプロ野球界に入る前は、市販のバットを使ってましたし、それでも、高打率を誇ってたわけです。

ムムム?
そうなると、保田五十一氏の手掛けるバットと市販のバットでは何が違うの?
市販のバットでも打てるなら、値段も高く専用のオーダーバットなんて必要ないじゃん!という疑問が出て来ますよね。もちろん、こういう事は野球にだけに限った事ではなくそれぞれの分野でそれぞれの一流のプロが拘る道具ってあるはずです。ボーリングのマイボールとかね。その分野を極める人達だからこそ、道具に対する質の拘りも存在するのです。

チューニングパーツ

また、素人でもプロ意識とかそういうのが分かる人たちは、その拘りの領域って理解出来ると思います。
例えば、私は、趣味でジムカーナというモータースポーツを楽しんでます。プロのレーサーではありませんけど、モータースポーツをより楽しむ為に足回りを改造したり、シートをホールド性の良い物に変更したり、ハンドルを素早く回せるように小径のものに変更したりして、お金をかけています。

だからと言って、速く走れるのか?って言われちゃうと、腕が伴わないとねぇ。でも、自分の運転癖に合わせて弄ってるから拘りの乗りやすさはありますよ。もちろん、車の改造をしてなくても、速く走れる人は速く走るでしょう。でもね、上手い人はそのポテンシャルを最大限に引き出せるという事は言うまでもないともいます。


実はね、広告等のデザインもそのような類いだと思います。以前、デザインの良さを、ある企業の幹部の方にお伝えした事があります。『その良さは自分が思い込んでるだけで、良さというのは、それぞれに違いがあるから一概には語れないのではないか?』…ってね、真っ向から否定されました。そして、『そんなに良いデザインなら絶対に売れるのか?』…と間髪いれず言われました。
野球のバットやボーリングのマイボールのような道具への拘りが連想出来れば、そんな間抜けな解答はないですよね。申し訳ないですが、その方は企業の幹部という立ち場の方ですが、プロとしての意識はかなり低い方なんだなと思いました。だって、売る仕事はあなたの仕事でしょ!ってね。デザインが売るわけじゃないですから。

商売のプロなら売るのはその人の仕事です。
そのデザインだったら絶対に売れるのか?って、じゃぁ、あなたは自分の仕事をデザイン任せにして売る気はないのですか?広告のデザインは売る事をお手伝いする為の道具です。
イチロー選手やゴジラ松井選手は仮に打てなかったとしても、バットのせいにしたりはしないしですよ。保田五十一氏にあなたの作るバットなら絶対にホームランが打てますか?なんてヤボな質問はしないでしょう。

そして、もしも職人の作るバットを否定したとしても、『保田五十一氏の作るバットじゃなくてもホームランは打ってみせます。』と言うんじゃないかな?
まぁ、それだけ拘れる人だと、道具の素性も把握出来てるから、より良く打てるよう、自分の癖に合った専用のバットを任せるでしょうし、自分の仕事が何かをハッキリ分かってるから、自分の仕事をバット職人に押し付けたりはしないのです。また、プロとしてお互いの領域は踏みにじらないでしょう。

バットを注文する際にも、始めに要望を言ったら、後は口出しをしない。何故なら、イチロー選手やゴジラ松井選手は、バットを作る事に関しては素人だから、黙って完成を待つでしょう。良い仕事をする為に信頼関係を築く事を優先するでしょうから…。

クライアント様の中にも多くいます。売り上げが良くなかった…と言えば、すぐに広告のデザインのせいにしたがる人。また、そのような方は売る為のプランを考える事なく、単なる思い付きや個人的な趣味で、デザインを引っ掻き回す事が多いです。

これがね、私が言う『売るという仕事をするのは、デザインではない!』という事なんですよね。『売れなければ、いくら良いデザインを創っても意味はない。』という言葉は、良いデザインを創れないデザイナーの言い訳かも知れませし、『デザインを変えたら絶対に売れるのか?』という言葉は、売る気のない(売ってやろうという強い意志のない)バイヤーさんの言い訳かも知れません。



幸い、私が直請けで仕事させて頂いてるクライアント様にそのような方はいません。



…という事で、ここでお話してたクライアント様っていうのは、twitterの『デザイナーあるある』でつぶやかれた話に出てきたクライアント様ですね。
『「これまでに無い感じでお願い☆」と言われ、これまでに無い感じで創るけど,校正を経て完成する頃には何処かで見た事のあるありふれたデザインになっている。』とか、『あれもこれもどれも「大きくしろ」「目立たせろ」と言われ、あれもこれもどれも目立たなくなる。』というような、デザイナーさんを信用する事なく、兎に角、デザインを引っ掻き回すクライアント様たちの事ですね。

まぁ、私の仕事でも、間に代理店さんとかデザイン会社さんが入った仕事だとグダグダなのものがありますが、そういうクライアント様と取引のあるデザイン会社及び広告代理店は、やっぱり似た物レベルでお互いのプロの領域をあやふやに扱う未熟レベルだなぁ~。って凄く感じます。
質に対する注文は皆無で、『あなたのデザインだと安いの?』とか、『あなたのデザインだったら売れるの?』とか、会話自体がチープ過ぎたりします。類は友を呼ぶのだなと、このプロ意識の話の中を見ても理解出来ると思います。

ハッキリ言います。商品が良ければ、デザインなんてどうでも良いです。どんなデザインだって売れると思います。逆に商品が悪ければ、どんなにお洒落でカッコいいデザインを仕上げたところで売れはしません。
プロ意識~景品表示法(当Blog内リンク)の宣伝方法を見て強く思いました。そして、同時に本当の売るプロなら、デザインに売りやすさというか、宣伝のしやすさと言った要望に拘ると思います。宣伝企画にもぶれない芯があります!そして、その自身の持つ芯、或いは企業が持つ芯に沿って注文を言ってくるでしょう。思い付きの行き当たりばったりな指示はないはずです。

大体僕は努力をしたり辛い思いをして頑張って何かを成し遂げるってのをあまり信じていない。何か偉大なことをやってる人って、大体の場合、歯を食いしばって頑張ってるんじゃなくて、楽しそうにそれをやっているものだから。僕が京大に合格したときだって、友達もいないしすることがないから受験勉強をゲーム感覚で楽しんでやってたら受かったって感じだし。僕の組んだプログラムで好評を博したものも、別に頑張った意識はなくてただただ一人で楽しんで作っていただけだし。


物事がうまくいかないのは自分の努力が足りないからじゃなくて、その場所が自分に合ってないからかもしれない、っていうのを検討してみてもいいかもしれない。


ある方のBlog記事です。言われてる内容には私も同感です!


自分が楽しめてないのに良い物なんて出来るわけがない。そして、自分の環境を考え常に良くなるように改善しましていく事が良い仕事の始まりです。本当に良い仕事をしようとする人は、自分の力を100%発揮出来ないような環境だったら、まず、環境から改善し仕事に望みます。私はそうやって改善して来たつもりです。

「デザイナーあるある」でつぶやかれるデザイナーさん達の多くのように、いつまでも文句を言わなければならない状況のまま放置はしません。志の高い人は、志の高い人と結ばれる。志の低い人は、志の低い人と結ばれる。文句を言わなければならないという事は、所詮、その程度の人って事かなって私は思うのです。

私は常に志を高く持ち続けていたいですから、そういう人と結ばれたいですね。偉くない奴とは付き合いたくない(当Blog内リンク)(笑)




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