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プロ意識~景品表示法

お洒落な広告

数日前に折り込まれてたヘアサロンの広告です。ペンションの「思い出ノート」風なデザインで、お洒落だなぁ~と思い手元に残してたものです。

分からないメニュー

しかし、お洒落度を意識するあまり、肝心のメニューが英語標記、そして、カッコ内のメニューセット商品までも英語&略表示で非常に分かり難い!私はいくら美しくデザイン処理されたものでも、こういうのは受け入れられないのです。見てもらう相手に分かりやすく心配りがなされてないと、サービス面でも…と思っちゃいますから。デザインするという作業の事ばかり考えて、肝心の心配りまで配慮が足らなくなってしまった典型かな。


昨日の記事で、紳士服5社が半額表示の事で景品表示法に引っかかり再発防止を求める措置命令が下された話をしましたが、それに伴っての私の疑問として、何故、それぞれ別の広告代理店が作った広告にも関わらず、紳士服5社が仲良くも景品表示法に触れる事になってしまったのか?…という事に突いても話しましたが、そんな中、昨日の私の仕事も景品表示法に触れる内容の指示が広告代理店さんからやって来ました。

シーズン当初価格3,900円の品

店頭価格1,950円を更に

チラシ掲載期間半額
975円


上記のように直しなさいと、広告代理店さんからの指示ですが、実はこの標記は、景品表示法でアウトです。しかも、二重の違反してます!さぁ~て、皆さんは、何処が違反なのか分かるかなぁ~?

当初、代理店さんから貰った原稿に対して、景品表示法に違反しちゃうので景品表示法を逃れる形の処理で誤魔化したてたのです。すると校正後に原稿通りになってないから、原稿通りに直しなさいとの指示が来ちゃったわけです。現在、代理店さんと擦った揉んだやり取り中!…とは言っても、景品表示法がそうなってる以上、指示通りに訂正する事は出来ません。

本来は、このような事はクライアント様と打ち合せをする窓口である代理店さんが気付かなきゃいけない事なんですよ。その方がクライアント様への安心感にも繋がりますし、一旦、引受けて後で出来ませんと言うのでは、代理店さんも分が悪いでしょう。クライアント様からの信頼感も危ぶまれますからねぇ。私のような現場で気がつくというのは、最後の砦感覚でいてもらわないとダメなのですが…。いつも打ち合せでは素通りし、私の元で気がつくというパターンです。

私がBlogでボヤいてる業界の素人化っていうのはこういうデザインの表には見えない部分の事なのです。いくらお洒落にデザインしても、最新のシステムで新しい業を使おうが、ルールを無視してたんじゃ話にはならないって事なんですよね。

デザインの仕事が景品表示法という法律に関わった事であるならば、デザイナー等広告に携わる業界人は全て免許証が必要とするようにしても良いと思うのですが…。調理師になるには調理師免許が必要だし、専門的に扱う仕事のほとんどは免許証が必要だけど、デザイン仕事の場合は専門職と言われながらも何故か免許証の必要ない仕事です。その為に、仕事がある無いに関わらず、今日からデザイナーになりますと宣言した日からデザイナーと名乗れちゃうんですよね。事実、そのようなデザイナーやデザイン関係者ってゴロゴロしています。

だから、このような景品表示法というものがあるにも関わらず、それに違反した原稿って無数に出回っています。全ては無知から来るものです。そして、クライアント様の言われる事は絶対!ニーズに応えるのが仕事と言う事で景品表示法に違反してる事も平気でハイ!ハイ!と聞いて帰っちゃうのです。

そして、本来なら何でもなくスムーズに作業が進行出来るものなのに、上記の違反のような事に対して擦った揉んだやってると無駄に時間を割かれ、残業だの徹夜だのと多くのデザイナーさんが騒いでる状態になってしまうのです。

本当は仕事が忙しいから残業だの徹夜だのしてるのではなく、ほとんどは、このような下らないやり取りが原因で無駄の処理に追われてるのです。時間も無駄だし経費の無駄遣いでもある。そして、利益の上がらないシワ寄せが、デザイン料値下げに跳ね返って来たり、社員だと給料が減ったり(働きに見合わない額)としてるわけです。しかし、その損失を補う為に営業さんには新たに仕事を取って来い。デザイナーには作業処理速度を上げろ。と目先の事しか見れてない状態で、根本が改善される事が無い。当然、根本が改善されてないのですから、仕事が増えれば無駄な事も増えるわけで、ますます残業&徹夜が酷くなるの繰り返しです。その為、心が病んでくる人も沢山居ます。

だから、私はこのBlogを通じて『根本的なところを改善しろ!』って声を出してるのですが…。徹夜や残業等の忙し自慢や愚痴ばかり言ってないで、その問題点を改善すべく動け!と警告を鳴らしてるのです。しかし、その問題点を改善しようとは考えてない状態だし、変な言い訳をつけて反発してるのがこの業界なのです。

改善する為にはかなりのパワーが必要です。そのパワーを使うよりも愚痴ってる方が楽だから…、愚痴ってたら誰かが動いてくれるだろうからと甘えて何もしてないのが、この業界です。

それが、2日前の記事デザイナーあるある(当Blog内リンク)で紹介した、問題をキッチリ見る事の出来るデザイナーさんの言葉に集約されています。

ハッキリ言えば、業界全体が未熟。アマチュア以下なのです。自分の身の回りを改善して環境を整えていないのに、良い仕事が出来る分けないじゃないか。そういう、基本的な事も見えなくなってるのです。そんな状態で、どうしてプロと言えようか…。



というわけで、上記の違反の正解は、
【三重売価以上の表示は禁止されています。】
理由は、『三重売価以上が許されるなら一体どこまで過去にさかのぼって表示する事が出来るんだ?』って事になっちゃいますからねぇ。例えば、極端な話、DVDプレーヤーは今でこそ5,000円以下で販売されてますが、出始めは50,000円ぐらいしてたじゃないですか。そういうのも表示してOKなのか?って事にもなっちゃいますしねぇ。
それ以前に、お客様に分かり難い!お客様が知りたいのは今の価格です。だから、過去いくらだったというのは、お店側の安く見せようとするマヤカしみたいなもので、お客様には正直関係ない事です。


そして、もう一つは
【シーズン当初価格&店頭価格という表示】です。
これは禁止されています。理由は、その人によって解釈が曖昧になるという点です。「シーズン当初価格」「店頭価格」とはいつの価格の事か?何を基準として設定された価格なのか?お店の人が思う時期の価格と、お客様の思う時期の価格のズレが生じますから分かり難いという事です。
夏物商品の「シーズン当初」は5月末なのか、6月なのか?時期も曖昧だしお店が設定したセール価格と安定した価格ではない為に曖昧です。

二重売価として許されるのは、メーカーが設定した「メーカー希望小売価格」もしくは、セール開始前の8週間中4週間以上その価格で販売し続けた実績のある「当店平常(通常)価格」、後は稀ですが輸入商品に対しての「輸入元希望小売価格」の3つしか使う事が出来ません。

「それ以外の標記も使われていたのを見た」という場合は、ハッキリ言って違反してます。小さなお店の広告ほど無茶苦茶です。(笑)


実は、デザインって誰でも簡単に出来るように思われてますが、いろいろと、ややこしい規則が沢山あります。
規則を無視してると下手すると業務停止などの厳しい罰則を受ける事もあります。
私も自分の仕事に関わる程度の規則は把握してますが、全ての規則を完全には把握しきれていません。せめて、自分に関わる仕事の範疇での規則ぐらいは把握していて欲しいと思います。

まぁ、広告を見てもらうお客様の事を考えての心配りが出来ていれば、景品表示法に触れる事はないと思います。大して安くもない商品を如何に安く見せようか?とか姑息な事考えるから景品表示法に触れる事になるのでしょうし…。


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dnarb_k0417@yahoo.co.jp

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