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目新しさに誤魔化される盲目な目

アスコン

昨年末の話…。今までレギュラーでしてきた仕事ですが、今回、ある店舗分のみ別のデザイン会社でデザインされました。当たり前の話ですが、デザインは人の考えたアイディアが形となってるわけで、人が創る以上、その人の個性というのは消す事は出来ず、どうしても出てくるわけです。同じ人がその仕事をずっと担当していれば、その人の色に次第に染まっていくものです。どんなデザインであれ、デザイナーが人である以上、その人の個性は必ず出ます。

例えば、音楽で言えば分かりやすいかなぁ。シンガーソングライターが曲を書き歌う。その個性は顕著に現れてきます。曲を聞くと、『あっ、この曲の感じは誰々の曲だ!』って言うのが絶対にありますよね。初めて聴いた新曲でも、あぁ、やっぱり誰々の曲だなぁ~って…、そういう特徴って必ずあると思います。


音楽と同じように、作る時に意識してなくても滲み出てくる個性というのが、私達デザイナーの世界にもあるのです。毎日当たり前に目にしてる広告等、何処にでもある特別有名でもない街のデザイン屋が手掛ける広告の1つ1つにも、それを手掛けるデザイナーさんの個性って出てるものなのです。

デザイン会社内だと凄く分かりやすいのです。デザイン会社内には、デザイナーさんが多く居ますから、様々なデザイナーさんの癖を見る事が出来ます。誰が手掛けたデザイナーなのか分からない仕事があったとしても、その人のデザインを頻繁に観てると、このデザインは○○さんのデザインに似てるなぁ~。…なんてのがあるのですよ。

…っで、この自然と滲み出る個性は、デザインの良し悪しという基準とは全く別物だと思うのです。好みとしての好き嫌いの対象にはなりうるかもしれませんが、良し悪しは好き嫌いで左右されるものであってはならないものですからね。ちなみに、好き嫌いで良し悪しが左右されるものではないと言う私の真意は、レーズン大嫌い(当Blog内リンク)という過去記事で述べてます。

ただ、この事を全く考えず、単なる好みの好き嫌いで良し悪しを評価してるプロというのが、あまりにも多すぎるのが私の気になる点です。そして、好き嫌いで良し悪しを評価してるプロというのは往々にして居る。そういうプロほど名ばかりのプロで実力は無い。…と断言しても良いでしょう。

ウララ

そして、今回、代理店の営業マンが、私に、ある店舗のみ別のデザイン会社でデザインされた広告の刷り取りを持って来られました。今まで私がしてたデザインの感じとは全く違う雰囲気のある広告です。しかし、基本的なデザインの良し悪しを言えば、特別に優れたデザインでもなく、どちらかと言えばデザインの基本は荒っぽい良くないデザインの部類に入ると私には感じられました。

それこそ、今までの私の個性に染まり切ってた物が、別で創られた事によって、違う個性に変わったに過ぎず、目新しい個性に誤魔化されてるだけに感じました。そして、その個性はその人の持つ自然の持ち味なので、私が真似して出来る物でもなく、それを私に求められてもどうする事の出来ない問題です。

どうしても、その人の個性が欲しいと言うならば、その人にデザインを委ねるしか無いでしょう。しかし、先にも言いましたけど、その個性の部分はデザインの良し悪しとは別の物だから、その人の個性に慣れた時に果たして、そのデザインがどう見えてくるか…。私はデザインの良し悪しでは冷静に自分の方が勝ってると感じたから、無理に引き止める気はしないし、個性に慣れた時にやっぱり前の人の方が良かったと言われるであろうと信じてるから別に焦りもしないし気にもならないです。そして、前の人が良かったと戻って来る時には、デザイン料ベースアップの良いチャンスだしね。(笑)




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