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今尚続く心の中での戦争?

空に放たれた鳩

毎年、このシ-ズンになると空しい気持ちでやりきれなくなってしまう。日本人は原爆を落とされてから、平和について一体何を学んできたのだろう?昨年、広島から発信する世界平和(当Blog内リンク)というタイトルでBlog記事を書きました。今も昨年書いた内容と同様の気持ちである事に変わりないです。そして、今年は特に、日本での平和という事までもが、単なるマニュアルでフォーマット化されてるように感じます。要するに、心が無く、単なる決まり事のように滞り無く式典が終了したという感じです。

埼玉県から参列した遺族代表は「米国代表が来ると聞き、とても嫌な気持ちでした。」と複雑な心中を明らかにされました。遺族の気持ちとして、家族を殺された思いは悲痛なものがあるでしょう。身内を殺された経験の無い私には、その感情を計り知る事は出来ません。

「核兵器のない世界」の実現を願う気持ちは共通だけど、それでも遺族代表はアメリカを許す事が出来ないそうです。凄く辛いですよね。何故なら、私はこの感情こそが戦争だと思うから…。武器や兵器が戦争を起こしてるのではなく、人の心が戦争を起こしてるって事に気がついて欲しいです。武器や兵器は単なる物です。扱う人がいて初めて凶器になるのです。

きっと遺族代表が「アメリカを許す事が出来ない」という感情を抱いてるのと同じように、旧日本軍がしてきた真珠湾攻撃で命を失ったアメリカの遺族は思ってるでしょう。また、中国に侵略し、罪も無い中国の民間人や子供を大量虐殺してきた旧日本軍…そんな歴史から未だに日本人は中国人遺族から恨まれてたりします。そういった歴史的背景を無視して原爆を落とされたピンポイントで日本が被害者ぶる気持ちが、どうも私には納得が出来ません。遺族の感情として「アメリカを許す事が出来ない」というのは分からないでも無いが、それにしても、一般の日本人の中にもそのような感情を抱く人が多いように感じます。


広島に原爆を投下した米軍B29爆撃機「エノラ・ゲイ」機長の遺族は、平和記念式典にルース駐日大使を派遣した事について、「そうすべきではなかったと思う」と不快感を示したそうです。「原爆投下が戦争終結を早め、多数の人々の命を救ったとして、当然、正しい事をした。」との見解でルース駐日大使を派遣した事で「無言の謝罪」と捉えてるようです。「正しい事をしたのに、何故謝罪しなければならないのか?」という気持ちなのでしょう。

この発言で、多くの日本人の気持ちに火がついたようで、心の戦争が勃発といった感じです。私はアメリカ人の多くが「原爆投下が戦争終結を早めた。」と思う考えは、それはそれでも別に構わないと思ってます。事実、原爆投下で戦争が終結したし、それによって、明日、明後日、無駄死にする予定だった日本軍特攻兵等の命が助かった事もあるでしょうし…。

ただ「エノラ・ゲイ」機長の遺族は「謝罪した・しない(加害者・被害者)」に拘ってるようだけど、戦争に加害者も被害者も無いから、その考えは間違ってると思うので、日本国民は単に怒りをあらわにして「エノラ・ゲイ」機長の遺族を非難し怒りをブチまけるだけじゃなく、ちゃんとルース駐日大使に来てもらった理由を説明して納得してもらえるよう努めれば良いだけの事だと思います。

日本とアメリカとでは戦時中は敵対してた訳だから、見解が異なるのは当然の事だし、日本の立ち場、アメリカの立ち場があるのは当然の事ですよね。そこを考えず日本の立ち場だけで感情的になってしまう考え方も乱暴な気がします。

どちらの考え方があっても良いと思いますが、ただ1つだけ言える事は、今後2度と核兵器は使ってはならないという事です。そして、戦争は被害者・加害者では無いし、個人個人の恨み憎しみを持つ事は間違ってると思います。それぞれの国の軍人さんは軍の命令に従っただけです。

もし、旧日本軍が核爆弾を持っていたら、真っ先に使ってたかも知れないなぁ~。…って、中国人の大量虐殺等の経緯から感じます。本当に平和を語るなら旧日本軍が行なって来た事も包み隠さず、広島、長崎の惨劇を伝えるのと同じくらい伝えて欲しいと願います。私達は旧日本軍が他国にして来た事をあまりにも知らなさ過ぎです。

広島県原爆被害者団体協議会の坪井直(すなお)理事長(85)も「原爆投下を謝罪する、しないではなく、8月6日に広島を訪れ、亡くなった人への慰めの気持ちを表す事が大事。大使はよく来てくださった。式典参列国が過去最多となったのは、核兵器のない世界を作ろうという機運が各国間で高まっている証しだ」と喜んだ。


日本人の中には、来日したルース駐日大使から謝罪が無かったと嫌悪感を示してる人もいるようですけど、坪井直理事長の発言にもあるように、こういう気持ちこそ、本当の意味で平和につながるのではないでしょうか?



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コメント


今朝の新聞に

被爆者として反戦平和を訴える活動をしてきた、とある詩人の話が出ていました。
その方は「広島の思いを世界中の人と共有したければ、日本人はまず自らの手を清めるべきだ」として、日本が先の大戦でどれだけの被害をもたらしたか受けたかではなく)を素直に反省すべきと訴えてきたとのことです。
一部世論には「謝罪=弱腰外交」として非難する向きもありますが、とんでもないことだと思います。過去に目を閉ざすものは、結局のところ現在にも盲目となるのです。やはり自国が他国にされたことのみならず、してきたことへ思いを巡らせることも必要です。

矛盾

♪うみがめ さん

この平和問題って、日本の教育現場にも通ずるものがあると思います。子供が学校で先生に打たれたからと、その事のみで親が学校側を訴えるとか…。理由を紐解けば、子供が先生の言う事を聞かず、授業の進行を妨げてたとかね。
何度も口で注意したが聞かないから、愛の鞭を一発入れたら、親が学校側に謝罪しろ…みたいな。(汗)

そもそも、ジャッジするならお互いの事を知らないと正しいジャッジなんて出来ない事なのに、一方的に打たれた事だけを取り上げて謝罪しろというのは、あまりにも乱暴過ぎます。平和活動にも反する事じゃないかなぁ。って思います。その行為自体に矛盾が生じてきます。


>「広島の思いを世界中の人と共有したければ、日本人はまず自らの手を清めるべきだ」

この言葉はもっとも重要な事ですね。

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