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素人に感動しプロに感動出来ない目

音楽はインディーズ(小さなCDレーベルじゃなく
アマチュアという意味合いが強い)
ばかり聴いてます。
インディーズの方が身近に感じれるし元気が出てきます。

とか、
あなたの絵は、他のどんな世界的に認められた方の絵よりも、
身近な感じがして心を打つから素敵だと思います。

等…、

素人同前な人達を賞賛する声を良く聞きます。

また、
プロの世界でも、いろいろな場所で「若い力を求めて…」とか、
「新しい感性を求めてタマゴの発掘」とか、

未熟な力を何故か求めています。

私にはそれが不思議でならない。
何故、確かな実力をつけたベテランを差し置いて、
「未熟」を求めて飛びついていくのだろう?

「アマチュア(素人・タマゴ)」などの音楽や絵に感動出来、
「プロ・ベテラン」には感動出来ないのか…。


この事について、世界で認められたマジシャン
前田知洋 氏が面白い事を話されていました。

前田知洋 氏は、日本人最年少でハリウッドにある
“マジックの聖地 「マジックキャッスル」” に出演され


世界に認められたマジシャンです。

“マジックの聖地 「マジックキャッスル」”のステージに立つには、
厳しいオーディションをパスしなければ立つ事は出来ません。

前田知洋 氏は、「レベルの高いマジックを披露するには、
レベルの高い観客がいないと披露出来ない。」と言われてました。

ステージに立てたからと言って安心出来ません。
下手な事をするとすぐに客席からのブーイングの嵐です。
それだけ、マジシャンのレベルも凄く観客の見る目も肥えているのです。
その厳しい土壌の中、お客もマジシャンも共に成長し続けているのです。
ここには、プロを育てるという土壌がしっかりと出来上がってるのです。

話を元に戻して、
レベルの高いマジックを披露するには、

レベルの高い観客がいないと披露出来ない。

日本人の多くは何故、
『「アマチュア(素人・タマゴ)」などの音楽や絵に感動出来るが
「プロ・ベテラン」には感動出来ないのか?』


世界で認められた前田知洋 氏のマジックを、
子供の前で披露しても、「全然反応がない。」との事。


不思議がってくれないのだ。

ある程度の教養を身につけた大人でないと、
不思議さを理解してくれないと言われてました。

また大人でも、世界に優れたマジシャンが多く存在していて、
その優れた大勢のマジシャンの中から
何故日本人最年少でハリウッドにあるマジックの聖地
「マジックキャッスル」 に立てたのか?

その優れたマジシャンの中から、
「何が優れていて何がダメなのか?」
見極められる目を持った日本人の大人は、
日本国内にほとんどいないとの事でした。

結局、観客が見る目を持った人がいないから、
本当に凄い技を披露出来ないそうです。
(披露してもリアクションがない。)

確かに、マジックの聖地 「マジックキャッスル」 に立つ事が出来ない
日本でTVにひっぱりダコのマジシャン(腕前は凄いと思うのだが…)
前田知洋 氏のレベルの違いが、正直私には分かりません。

残念ながら、私の目も、その「違いが分からない目」なのです。

でも、アメリカではその違いが分かる人がほとんどで、
ちょっとでもつまらないとすぐにブーイングの嵐です。

日本ではブーイングは、まず考えられません。

プロを鍛え育て上げる土壌事体が存在していないし、
それを見極められる客がいない。

本質を見る事が出来ないので、
「プロよりもアマチュア(素人・タマゴ)」に感動してしまうのでしょう。


究極のプロの現場で、
本当に凄い人とそうじゃない人の違いすら分からない
素人みたいな人だからこそ、
「インディーズの方が身近に感じれるし元気が出てきます。」
「若い力を求めて…」「新人発掘」なんて
言ってるという事なのでしょう。

プロの第一線で活躍してる人達の目も鍛えられていないのですよね。
そうなれば必然的にお客の目も肥える事はないし、

プロも鍛えられないし育たない。

しかし、新人はどんどん発掘され放置し腐らされていくみたいな、
悪いスパイラルが出来上がってしまってるのが
今の日本の現状かも…。


前田知洋 氏へのインタビューの一節(引用)
------------------------------------------------------
◆普段、どんなトリックを良く演じますか?

3つか、4つほどの一般的なトリックを演じます。
演じるトリックは他のクロースアップ・マジシャンとほとんど同じです。
でも、他のマジシャンと全く違って見える事が重要だと思います。
だいたい、10種類くらいのトリックをいつもは準備しています。

◆その10種の中で、あなたの考案したトリックは
 いくつありますか?


ゼロです。

◆何故ですか!?とても沢山のオリジナルのトリック を
 考案し発表しているのに。


優れたマジックのトリックは観客に囲まれていても演じられ、
繰り返しの鑑賞に耐えられる必要があると思います。
ごく僅かの瞬間にトリックの準備ができる事も重要です。
私のオリジナルのトリックはコンテストやマジシャンの集まりに
演じるにはとても楽しいものだと思いますし、
それらを演じるのは大好きですが、
長い歴史の中で淘汰され、
愛され続けたトリックに勝る事はできません。


◆マジックを演じるにあたり、
 特に注意していることはなんですか?


すべてのマジックの演技は、観客や演技者の感情や気分、
それぞれの文化に関連している必要があると思っています。
マジックを演じるその瞬間は、
観客にとってもそのマジックを観る理由が必要ですし、
演技者はそれを演じる理由も必要

だと思います。
観客はマジシャン自身を観るのではなく、
トリックを通じて演技者が伝えたい事を知る事が大切
だと思っています。

◆テレビの出演についてはどう考えますか?

ありがたいことに、とても多くの機会に
出演させていただいています。
正直なところ、テレビスターになりたいわけではありません。
しかし、
観客や視聴者が不可解な事、楽しい事、等の経験をする事は、
私自身にとっても大変嬉しい事です。


◆あなたが創造性において最も影響を受けた人は誰ですか?

マイケル・ウエバー、三宅一生、坂本龍一の3人です。
ウエバーはアメリカのマジシャンですが、
彼独自の誰のものでもないトリックのスタイルに、
三宅氏は日本の様々な古い、
そして新しい技法や考えを洋服として再生させた事。

坂本氏は、現代的なピアノの作曲家で演奏者ですが、
曲の根底には東洋の血が流れているように感じます。
人間以外としては「折り紙」にとても興味を覚えます。
二次元である正方形の紙を折ることによって
三次元の様々な造形をするのはマジック以上に驚かされます。

◆演技者としては誰に影響を受けましたか?

マックス・メイビン
(Max Maven 1950-.デビット・カパーフィールドの
テレビシリーズを始め多くのマジシャンの
アドバイザーであり、演技者)
の演技に対する考え方、
方法論に多くの影響を受けました。

◆では、トリックのインスピレーションもアメリカ流、
 演技の仕方もアメリカ流、すべてがアメリカ流なのですね。


そうです。
演技や考え方など多くの影響を受けています。
ただ、東洋人の審美眼を通している事を付け加えておきます。
------------------------------------------------------

(引用終わり)

緑文字部分は凄く重要なキーワードだと思う。
日本人はいくら黒人の格好をしてヒップホップを歌っても、
本物の黒人になれないし、只の真似事(ニセモノ)でしかない。
優れたものには歴史がある事も…。

世界で受け入れられる優れた日本人は、

「日本が世界に誇れる唯一の物は本物の日本。」

だと言う事を凄く理解している。

また、
ハイレベルを目指すにはお客もハイレベルになってもらわないと、
自分も育たない事も知っているというインタビュー内容ですよね。




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