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気の利いたコピーのひと言

気のきいたコピー集

10数年前新聞折り込みチラシ制作に、どっぷり浸かっていた頃の事です。チラシデザイン用に出された原稿の内容が商品のみしかなく、そのセールに付随するキャッチコピー等が何も記載されていなかった場合、こちらで勝手にキャッチコピーを入れてあげる事が親切だと思ってました。その為に季節毎に分けて、いつでもすぐに適切なコピーが取り出せるように、コピーをノートに書きためていました。
その事に対して疑問に思った事もありません。

それから会社を辞めてフリーとなりチラシ制作から離れて約10年…。そして、今、ある会社に出向して再びチラシ制作の現場にいます。
どっぷりチラシ制作に浸かり込んでいた10数年前は、目先の作業に追われ、考えた事もなかった疑問が次から次へと出てきて、現在では、それまでのチラシ制作業界の仕事への思い上がりや無意味さというのがハッキリと見えてます。そして、本来やらなければならない仕事が一切行われていないという事実…。

先日も、あるデザイナーさんから「空いた場所に気の利いたコピーの一言でも入れておいて。」なんて、簡単に言われたのですが、今の私には気の利いたコピーの一言すらも入れる事が出来ません…。

「KOJIは気の利いたコピーの一言も入れる事が出来ない無能なデザイナーなのか?」…なんて、思われているかも知れません。でもね、10数年前の私は一言のコピーなんて簡単に入れてました。100%嘘で固められたコピーを…。
何せそのクライアントさんに会った事がなくても、どんなお店なのか全く知らなくても、適当にそれらしいコピーを使えるように、空いた時間でノートにコピーを書きためておいたマル秘書があったのですから。

私は、そのクライアントさんの事を何も知らないし、そのお店すらも行った事も見た事もないのですから…。日本全国に散らばった代理店の支店から仕事がデザイン会社へと流れてきて、そこから更にオペレーション業務である出向先の会社に流れてきてます。
何も知らないお店に対する気の利いたコピーなんて書けるわけがない。書けば、そのコピーは確実に嘘となる。
私がクライアントだったら、自分の事を何も知らない奴に想像の域で好き勝手書かれたくない。…と純粋に思いました。そんないい加減なコピーは、お世辞にも気が利いてるとは思えない。

だけど、この業界のほとんどが、クライアントさんの事を何も知らないのに、知った風な気になり、クライアントさんよりも上に立った感覚でデタラメなコピーであるにも関わらず、「気の利いたコピー」と称して、クライアントさんの事を考えてあげてると天狗になっているんだなと強く感じました。

その「気の利いたコピー」は、一体誰にメリットのあるコピーでしょうか?
チラシ制作を依頼したクライアントさんにメリットがありますか?そのチラシに目を通す一般の消費者にメリットがありますか?「気の利いたコピー」は、何に気が利いてるのでしょうか?




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