
日本のレーシングカーが今、蘇る。
交通科学館企画展「カーレース〜日本からの挑戦〜」
最終日から2日目の8月30日、この企画展を観に行ってきました。一昨年の懐かしのスーパーカー展から続く、この企画展ですが、今年も貴重な車のエンジン音を聞いてきました。
ランボルギーニ イオタ、ランボルギーニ カウンタック…。

そして今年はマツダ RX-500のエンジン音です。
参照:ランボルギーニ カウンタックLP500S(当Blog内リンク)
まぼろしのスーパーカー展(その2)(当Blog内リンク)
まぼろしのスーパーカー展(その1)(当Blog内リンク)
懐かしのスーパーカー展(当Blog内リンク)

この車は今から39年前の東京モーターショーに出品されたコンセプトカーで世界中探してもこれ1台のみの超・超・希少な車です。ランボルギーニ イオタ同様に希少性が高く、車好きでもなかなか聴く事の出来ないエンジン音を聞いてまいりました。
また、日本で初めてF-1レースに参戦したホンダから、マキ、コジマといった日本のプライベートチームのマシーンも交えつつ、最新のトヨタまで、5台のF-1マシーンも展示。そして、広島と言えば、マツダです。地元マツダ車の様々なレースカーも展示されていました。

マツダRX500
排気量…491cc×2ローター
エンジン型式…10A(2ローター:ロータリーエンジン)
※ペリフェラルポート/レース用チューニング
最高出力…250馬力以上
1970年の第17回東京モーターショーに展示されたコンセプトカーです。ベルギーのスパ・フランコルシャン24時間レース用の10A型アルミ製ペリフェラルポートのロータリーエンジンをミッドシップに搭載している。また、レースでもまだ使われる事の少なかった4ポッドのベンチレートディスクを4輪とも装着されています。(マツダ株式会社所有)

マツダ787B/202号車(1991年)
排気量…654cc×4ローター
エンジン型式…R26B(4ローター:ロータリーエンジン)
最高出力…700馬力/9000rpm
1991年9月SUGOインターナショナル500kmレースから登場したマシーンです。チャージカラーの55号車はル・マン24時間レースの総合優勝記念の為に永久保存となり、この為、緑とオレンジの色分けが逆転したカラーリングの202号車が3台目の787Bとして用意され、以降の国内レースに使用されました。(マツダ株式会社所有)

マツダAZ-1
排気量…657cc
エンジン型式…直列3気筒DOHC
最高出力…64馬力
軽自動車ながらリアミッドシップ2シーター、ガルウイング、FRPボディ、バケットシートが標準されたレーシングカー並みの車輌です。このレーシングカーの血筋は現在も生き続け、F1マレーシアグランプリも行なわれるセパン国際サーキットにおいて、2005年は6時間耐久に、2007年は栄光のゼッケン55を付けて24時間耐久に参戦しました。(居藤美雪氏所有)

マツダ コスモ・スポーツ
エンジン性能
排気量…491cc×2
エンジン型式…10A(2ローター ロータリーエンジン)
※レース用チューニング
最高出力…130馬力/7000rpm
1968年8月、当時の西ドイツにあるニュルブルクリンク・サーキットで行なわれた「マラソン・デ・ラ・ルート84時間」に参戦。このレースは1周23kmのサーキットを84時間走り続ける過酷な長時間長距離耐久レースです。ここでポルシェ、ランチア等と激戦を展開し、総合4位入賞となりました。しかも、参加車59台中、完走はわずか26台という中での結果でした。その当時の車輌は残念ながら残ってはいません。当時の資料から交通科学館がレプリカを製作されました。(マツダ株式会社 自動車部 寄贈)

ムーンクラフト スペシャル
排気量…654cc×2ローター
エンジン型式…13B(2ローター:ロータリーエンジン)
※ペリフェラルポート
最高出力…300馬力以上
1979年より富士グランドチャンピオンレースの車輌規格が2座席から1座席に変更されたのに合わせて作られた、ムーンクラフト社初めての自社企画製品です。2座席のマーチの部品をフルに活用し、オリジナルの1座席のシャーシとボディをセット販売しました。ボディデザインは高速サーキットの富士を意識し空気抵抗の少ないものが考えられています。最初の年はヒーローズチームの1台のみでしたが、速さが認められ翌年80年には7台が販売されました。

フォーミュラー3000(F3000)
エンジン性能
排気量…2993cc
エンジン型式…V型8気筒DOHC
最高出力…510馬力
フォーミュラー3000とは、F-1の1つ下のカテコリーであったF-2が、F-1のレギュレーション変更により使われなくなったフォード・コスワースDFVエンジンを再利用したり、回転数を9000rpmに制限する等の方法でコスト低減されたカテゴリーとして1985年に再編成されたものです。日本では1987年から1995年まで全日本F3000選手権が開催されました。

トヨタF-1
エンジン性能
排気量…2398cc
エンジン型式…V型8気筒DOHC
最高出力…700馬力以上
トヨタは2002年のオーストラリアグランプリからF-1に参戦。F-1グランプリをフルシーズン戦った日本のチームとしてはホンダに続き2番目です。しかし、昨シーズンでホンダが撤退し、現在F-1グランプリを戦っている日本チームはトヨタのみとなってしまいました。

マクラーレン ホンダMP4/4
エンジン性能
排気量…1494cc
エンジン型式…V型6気筒DOHCツインターボ
最高出力…600馬力以上/12500rpm
1988年のF-1世界選手権で16戦中15勝と圧勝したマシーンです。最多勝利記録を樹立すると共に、コンストラクターズとドライバーズのダブルタイトルを獲得しています。また、このシーズンを持ってターボエンジンの使用が禁止されました。展示車輌は、アイルトン・セナ仕様です。(本田技研工業株式会社 所有)

コジマKE007
エンジン性能
排気量…2993cc
エンジン型式…V型8気筒DOHC
最高出力…405馬力以上
1976年、日本で初めてのF-1グランプリが富士スピードウェイで開催されました。このレースにプライベートチームとして「コジマ・エンジニアリング」がスポット参戦した日本製マシーンです。ドライバーは長谷見昌弘。予選1回目では4位と好位置につけました。予選2回目で上位を狙うも左前サスペンションが折れクラッシュし大破しました。この為、走行は不可能と思われていたが40時間後には突貫修理を終え決勝レースに出場しました。雨の中、整備不足で真っ直ぐ走らないマシーンを長谷見昌弘選手は見事完走させ、25台中11位の結果を納めました。

マキF101
エンジン性能
排気量…2993cc
エンジン型式…V型8気筒DOHC
最高出力…405馬力以上
1974年、自動車メーカーとは関係を持たない20代の青年、三村健治が突如ロンドンで発表した日本製F-1マシーンです。ボディデザイン三村健治、シャーシ設計小野昌朗。当時のドライバーは、ハウデン・ガンリーと広島出身の新井鐘哲。しかし、安全レギュレーションの規定どおりに車輌を作ったため重量がかさみ、スピードが遅かった。その為、この年のイギリスGP予選に登場するマキF101には大改造が施されていました。

ホンダRA272
エンジン性能
排気量…1495cc
エンジン型式…V型12気筒DOHC
最高出力…230馬力以上/12000rpm
ホンダがF-1グランプリに参戦をして2年目の1965年。この年のシーズン最終戦メキシコグランプリでRA272は記念すべきF-1グランプリ初優勝をホンダにもたらしました。前年の経験を生かし徹底的軽量化した結果でした。ドライバーはリッチ・ギンサー。欲念からはレギュレーションが変更され、排気量は3000ccとなりました。(本田技研工業株式会社 所有)
…と、
まぁ、これだけのレーシングカーが展示されてたわけですが、私の興味はやっぱりRX-500です。

当初の開発段階ではRX-500のボディは3ダイプが考えられていたようです。リヤにウイングスポイラーを持つレーシングモデル。リヤがなだらかに傾斜してるロードスポーツモデル。そして、展示されているグランド・ツーリスモです。
これらは、リヤのカウルを交換する事でそれぞれのタイプに変化するという事だったみたいです。しかし、実際にはグランド・ツーリスモのタイプしか作られなかったようです。
なんだか、AZ-1がデビューする前の東京モーターショーに出品されたAZ-1コンセプトカーの先駆けのようなアイデアですね。
それでは、貴重なRX-500のエンジン音を撮ってきましたので、よろしかったら聞いてみて下さい。
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前説です。
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貴重なエンジン音をお楽しみください。
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