
こちらの写真は緊急避難所です。長い下り坂の続く道路に大概設けられています。エンジンブレーキをあまり効かせずにフットブレーキばかり多用してるとフェード現象やベーパーロックによりブレーキが利かなくなる事があります。その時、命を守る為、この緊急避難所に突っ込み車を強制的に止めてしまう為の設備です。
車を止める仕組みは、下り坂の道路に対して登り坂を設けて重力によって減速を促し、更に砂利や砂が敷き詰められていて、衝撃を吸収し、砂利や砂で足を取り安全に車を止めます。緊急時に命を守ってくれる本当に重要な場所です。

だけどこちらの写真を観て下さい。緊急避難所である事を示す看板はあるのですが、緊急避難場所はどこ!?…って、思わず探さなきゃ分からないような緊急避難所です。草ボーボーで山と一体化してます。ちなみに、昨年もこの道を通りましたが、緊急避難所は草ボーボーでした。写真を撮る事が出来ていなかった為に、1年間この話題を温めてました。
この場所の緊急避難所にいざブレーキが利かなくなった時、飛び込む勇気は出てくるだろうか?パニック状態になってる時だからこそ、助かるかもしれないという安心感が欲しいと思うのですが、この草ボーボーの状態を見ると、二次的被害を想像して怖くて飛び込めないかも知れませんね。この草ボーボーな状態って国はどんな管理をしてるのでしょうか?いつでも問題無く使えるようにと定期的な見回りというのは無いのでしょうかね?
私たちドライバーがガソリンを通して支払うガソリン税って、このような管理費としても使われているのじゃないのですか?どうしてもガソリン税とかいうと国はすぐに新しい道路を造る事しか考えてないようだけど、しかも、新しい道路は必要ないという理由でガソリン税を一般財源化するなんて言ってるし…。
やらなきゃならない事は一切やらないで、天下り官僚の無駄遣いばかりにお金を使い、挙げ句には一般財源化。いろんな意味で国のやる事には失望しっぱなしですね。
Official WEB Site
