数日前の「めざましテレビ」で、
エコドライブの話題がありました。
どのような走り方をすれば燃費の良い走り方が出来るか?
…という事を検証するもので、
今回放送されたのは高速道路編でした。
この手の検証って、ど〜〜〜も胡散臭い!
まずは、必ずと言って良い程、
「達人」と称した人が登場する。
そして、何処から探して来たか分からないような一般ドライバー。
この2人で同じ条件で乗り比べ、
どちらがエコ走行出来たかを検証するのですが、
お約束で当然達人的な先生が勝るわけです。
そして、エコ走行に自信を持つ
一般ドライバーとの違いは何なのかを説明する。
私は、このような実験で、いつも一般の方が負けて、
達人的な先生が勝ち、最後に説明するパターンに
ヤラセ的な印象を感じます。
車にある程度興味があり、
車の構造等が把握出来てる人ならば、
達人的な先生と同等のエコ走行が出来るちゅねん!
エコ走行は、アクセルを開けない走り方が鉄則です。
スタート時もスロースタートが常識。
停止する時も早めにアクセルから足を離して、
エンジンブレーキを活用しつつ、余裕をもってブレーキを踏む。
…と言った操作で、共に同様の運転が出来てました。
では、達人的な先生と一般の方で何が違うのか?
一般ドライバーは、スタートしてすぐにエアコンON。
しかも風速MAX…。(唖然)
燃費計測、しかも燃費競争の最中に
いきなりエアコンMAXにするかぁ?
他にも色々達人の小技がありましたが、
後は高速道路を走行する時のスピードです。
一般ドライバーは100km/hをキープしての走行で、
達人的な先生は80km/h走行でした。
そして、肝心の燃費は
約16km/Lと約24.5km/Lの違いが出ました。
約1.5倍!
そこで、達人的な先生は自慢げに、
速度と燃費の関係を語り出すのだが、
間違ってるとも合ってるとも、どちらにも取れない、
一般的に言われてる当たり障りの無い話を
してるだけなんですよね。
その当たり障りの無い話というのが、
燃費を抑えるためには80km/hまでのスピードを
維持して走った方が良いという事。
そりゃ、検証した車がヴィッツ(AT車)だったから、
その話で間違いではないと思います。
しかし、全ての車に当てはまるわけじゃない。
スピードが速くなればなるほど、空気抵抗が大きくなります。
100km/hともなれば空気の壁が出来ると言っても良いでしょう。
ヴィッツやミニバンのような空気を
まともに受けるような形をした車だと検証の結果通りなのでしょう。
これが空力を優先に考えられた車だと
ちょっと事情が変わってきますし、
一概にスピードの事だけで済む問題じゃない。
そもそも燃費を語るのに
単にスピードの話しかしない所に疑問を感じます。
もちろんスピードも燃費に関係してくる要因ですが、
走行時のエンジンの回転数やアクセルの開き具合、
ギヤの選択等でも大きく左右されます。
また、車内やトランクにどれだけ荷物を積んでいるか?
そして、車に乗る人数等でも大きく違いが出てきます。
どうもエコ走行というキーワードで、
制限速度を守らせるという魂胆が
見え隠れしてるような気がします。
いや、制限速度を守る事は大切な事ですよ。
ただ、その為にエコという言葉を利用し
嘘みたいな情報を流す事に疑問を感じます。
ちなみに、一般道での走行では、
40km/h走行が一番燃費が良いのだとさ。(呆)
冒頭の教習のシーンでちょろっと言われてましたよね。
本当に人をバカにしてるのか?
40km/hと言えば一般道で一番多い制限速度ですよね。
国道等は時速60km/h制限もありますが、
ほとんどは40km/h制限です。
制限が設けられた環境では
その制限ギリギリで走るのが一番燃費が良いに決まってる。
30km/h制限の道路だと30km/hで走るのが一番燃費が良い。
というか、そのスピード領域で出来るだけ高いギヤを使い
アクセルを開けないで走行する事な訳で、
時速で燃費を表す事が既におかしい。
例えば、私の車で40km/hの走行をするには、
3速2000回転で40km/hです。
また、2速3000回転で同じ40km/hです。
同じ40km/hで走行しても燃費に大きな違いが出てきます。
そもそも燃費の計測に一般道も高速道も関係ない。
自分の車で最良の燃費を維持出来る状況は1つしか無いわけで、
その1つの状態に持ち込まない限りエコ走行なんてあり得ない。
一般道の走行では…と条件を付ければ、
どんな速度領域でも全てがエコ走行になる。
時速30km制限の道路でのエコ走行は…。
時速80km制限の道路でのエコ走行は…。
時速60km制限の道路でのエコ走行は…。
高速道路で80km/hが一番燃費の良い上限ならば、
それ以下の速度だと制限速度ギリギリが
一番燃費が良く走らせる事が出来る。って事になります。
80km/h以下の速度は全てがエコ走行?
んなアホなぁ〜〜〜!
更に言わせてもらうと、
夏休み前に家族で長距離ドライブする事を想定しての
エコドライブという事ならば、
ドライバー1人だけの乗車ではなく、
4人ぐらいの家族フル乗車を考えた想定とか、
荷物をある程度積んでの乗車とか、
より現実的な設定で燃費計測をしてもらいたいものです。
番組の企画自体があまりにも
教科書をなぞり過ぎてる感じがあり、
あまりにもセオリー通り。
現実の運転はセオリー通りにいかないから、
皆、苦労してるんだよね。
結局、エコという言葉を利用した、
制限速度違反撲滅キャンペーンか?
ちなみに、先日、
私が自分の車で出した低燃費記録です。
こちらの記事(クリック)の冒頭で書いてますけど
「昨日、帰宅途中にガソリンを入れました。
満タン給油で52L入り9,700円を超えちゃいました。
リッター当たり187円(ハイオク)でした。
このところ低燃費走行を心がけ、
今回はリッター12kmを記録しました。
2000ccのチューン・ド・エンジンで、
リッター12kmは良い方かもね。」
…という部分ですが、

S-15シルビアのカタログを改めて見ると、
私の車のチューニングベースカー(spec-S「MT車」)の燃費は、
燃料消費率10・15モードで12km/Lと表示されてました。
当然チューニングカーであれば、
それより数値が落ちるのが定説です。
改造してパワーを上げるのですから当然燃費は悪くなります。
また新車購入から10年目を迎える我が愛車。
エンジンの劣化も当然起こってるはずだし、
タイヤも標準のタイヤより1サイズUPして、
タイヤの走行抵抗も増えてます。
それでいて、乗り方次第でカタログの数値同等の
運転が出来るわけです。
カタログって車をよく見せる為に、
データは限りなく努力して
最高の状態を載せてるものでしょうし…。
それに、エコドライブを本気で考えるなら、
マニュアルミッション車でしょう。
上記のカタログの数値を見ても
オートマチックミッション車(カッコ内の数字)は、
マニュアルミッション車に比べ
2km/Lも燃費の悪い結果になってます。
最近の車種では最初からマニュアルミッション車が
用意されていない車種もザラです。
エコを謳うメーカー側の
矛盾も感じたりしてるのですよね。
マニュアルミッション車に乗ってると、
無意識にギヤと速度の関係を意識します。
逆にオートマ車だとその辺の感覚は疎くなる。
本当にエコドライブを考えるなら、
そう言った仕組みが理解出来てないと
絶対に出来ないと思います。
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