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表現縛り

すいか

数量限定表示は、必ず商品名の上に置く。
ある大型ショッピングデパート
地下食品コーナーのチラシ制作上でのルールです。
このルールは正直、何の為に存在するルールなのか?
左側のものがそのルールに則り制作されたものですが、
写真を邪魔し更に上部に余計な空間が存在する。
矢印で表したように、その余計な空間に、
数量限定表示を持ってくれば、写真も見えるし、
無駄な空間も無くなるのに…。
右側のものは実際に移動させてみた例です。
この全く意味の無いルール。
消費者の視線に立つとどうだろうか?


今まで、あまり気にした事のなかった
このような「表現縛り」ですが、
出向先から頂く仕事の多くに「表現縛り」が存在しています。
表現縛りとはクライアントとデザイナー間に存在する、
意味のない取り決めの事です。

例えば、
「○色は使ってはダメ」とか「爆弾処理はダメ」とか、
クライアント毎に存在する使用してはならない表現方法です。
この「表現縛り」が多くなればなる程、
デザイナーは表現方法が奪われ効果的な表現が出来なくなる。
たった1つの表現を禁止する事で、
その1つに関連した複数の表現が奪われます。

しかし、これらの「表現縛り」は、
デザイナーの力量がそうさせたものだろうと感じています。

それまでクライアントが付き合ってきたデザイナーは
当然そのクライアントの為に色々デザインされてきたと思います。
しかし、その仕事の中で、
あれこれ試して悪かった結果を排除してきたのが
「表現縛り」という事に繋がってるのだろうなと感じます。
要するに、デザイナーの力量不足が招いた結果じゃないかと…。

そりゃ、そうだ。
パソコンソフトのバージョアップ等で、
新たな表現が1つ出来るようになると、
流行りに乗るかのように、皆、同じ表現を使いまくる。
そのクライアント、媒体、企画に合っているか?
…なんて事はお構い無し。

パソコンソフトに新たな機能が追加されたとなると、
こぞって、その機能を使いまくる。
そりゃ、表現を縛りたくなるもんだ。
クライアントも最初は物珍しさで、
その表現を要求してくるのかも知れませんが、
気が付いたら右向いても左向いても皆同じ表現。
そんな状態にデザイナー自らが仕向けていき、
「あれしちゃダメ、これしちゃダメ。とクライアントが煩い。」
…なんて自分の事を棚にあげて文句を言ってたりする。

なんだか、呆れ返るばかりです。

その状態の中、現在、私の頂いた仕事の多くにも、
「表現縛り」が存在していて、正直やりにくい環境です。
しかし、徐々に「表現縛り」を解いていってます。(笑)
正攻法でクライアントに話をしても、
今までの流れからまともに聞き入れてもらえないので、
実際のデザインの中で必要な箇所にさり気なく、
意味も無く禁止されてる事をちりばめていってます。
その禁止されてる表現を
適材適所に使ってるから違和感はありません。
これは禁止してる事だろう?
そのようなクライアントからのクレームも無いですね。
と言うか、
良くなってる事に、クライアントはクレーム等つけません。
悪いからクレームがつくのです。

そうやって、1つ1つ表現を実際に証明していけば良い事です。
実際に証明する事も出来ず、
言葉のみでとやかく言ったって誰も信用しないですよ。
特に、今まで「表現縛り」をしなきゃならない程、
デザイナーに裏切られてきたクライアントさんにはね。

ただね、ここでも疑問を感じるのが、
何故、デザインの悪い事の対処が表現縛りなんだ?

デザインに限らず、他の事でもそうですけど…。
数日前の秋葉原での無差別殺人事件で、
凶器となったダガーナイフの販売規制等に似てるよね。
ダガーナイフが簡単に買えるから
殺人事件につながったのだろうか?

ダガーナイフで人を切りつける前に
トラックを凶器にして数人跳ねてるよね。
トラックの販売規制はしないのだろうか?
なんだか、ルールの本質と言うか、
全く無視されているのが気になります。



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