FC2ブログ
2020 0112345678910111213141516171819202122232425262728292020 03

知ってるようで知られてない車検

車検場

車検とは?
正式には継続検査といいます。
道路運送車両法で定められているもので、
自動車検査証(通称:車検証)の有効期限を
延長するために行う検査の事です。
有効期限が切れている車は道路を走行する事が出来ません。
したがってドライバーの皆さんが車検を受ける事になるわけです。
しかし、車検にはおまけがついてきます。
それが税金と保険です。

車検の有効期限分(通常の乗用車で2年分)の重量税と
自賠責保険料を払わなくては継続検査は受けられません。
更に自動車税を支払ったという
納税証明書も提示しなくてはなりません。
これが諸費用と言われているものです。

最近の車検は何故安くなったのか?
平成7年7月に車両法が改正されました。
それまでは車検を行う際に
点検整備を一緒に行わなくてはなりませんでした。

自動車は機械ですから使用頻度や年数が経つと、
それなりに消耗していきます。
つまり、いつかは壊れるわけです。
他の機械と違って自動車には人間が乗りますから、
実際にブレーキ等が壊れるとかなり危険です。
そこで、以前は壊れる前に整備して安全を保っていました。
法律でも車検の時に整備を行う事が義務付けられてましたので、
以前は全ての車検が整備付車検だったのです。
この整備付車検が結構な金額がしていたもので、
何も知らない無知なユーザーは、
車検後に調子が悪くなって車が帰ってきたとか
車屋のボッタクリ等といろんな事が言われてました。
では、何故車が車検後に調子が悪くなってるように感じたのか?
自動車のパーツは使えば使う程徐々に消耗してきます。

ブレーキパッド

例えばブレーキパッドで説明すると、
新品のブレーキパッドは約10mm程の厚みがあります。
ブレーキを踏めば踏む程ブレーキパッドは削られてきます。
毎日少しづつ。
しかし、残量が10mmから9mmに減る段階では
変化が微量な為に体感として感じる事が出来ません。
それが9mmから8mmになる時も同じです。
そんな風に状態が悪くなっていく場合は、
気がつかないうちに徐々に悪くなっていってます。

そして、そのまま減り続け、
交換目安の3mm程度になった時に新品に交換されます。
残り3mmの状態から一気に新品時の10mmに戻るわけです。
その時に、今迄の感覚との違和感を、
始めてユーザーは感じるようになるのです。
この違和感を、車検後に感じて、
「何処も悪くなかったのに勝手に整備しておかしくなった。」
「勝手にいじって、ボッタクってる。」等という
ユーザーが多かったのです。

ところが、平成7年7月に規制緩和で
車検の時に整備しなくても良いという事になりました。
そう、“自分の車は自分で守れ”と言う事になり、
車検のみの代行業等が出てきた訳です。
「安い車検=整備」が含まれていないと言う事なのですね。


ガソリンスタンド

ユーザー車検とユーザー代行車検とは?
全国各地に国土交通省の陸運局という役所があります。
継続検査(車検)は、そこで行うことになっています。
ディーラー等が構える独自の“民間車検場”(陸運局指定工場)は別ですが、
通常の修理工場は陸運局に自動車を持っていって検査します。
この陸運局に自分で持っていき検査する事がユーザー車検です。
検査官は、検査はしますが点検は行いません。
法定24ヶ月点検付随作業項目は自分で
記録簿に記入する事になっています。
※ちなみに、車検での点検整備とは法定24ヶ月点検の項目を指し、
 法定24ヶ月点検付随作業項目はユーザー車検でも必須の項目となります。
 この法定24ヶ月点検付随作業項目が、「点検は自分で記録簿を記入する事」となります。

この方法は諸費用だけで検査を受ける事が出来ますが、
慣れない人には手ごわいシステムです。
不合格になって、車屋に行く人も大勢いるようです。
ガソリンスタンドで扱う車検の多くは、
このユーザー車検の代行を行っています。

要するに、あなたの自動車を預かって、
あなたの代わりに陸運局で検査してくるというものです。
つまり、整備も行わず検査だけするという事になります。

格安車検

ユーザー車検と安い車検(スーパー車検・コンビニ車検)は何が違うの?
結論から言うと、内容的には同じだと思います。
安い車検・早い車検・スーパー車検・コンビニ車検は、
民間車検場が行っている車検の商品名です。
通常15分とか60分とか時間が表示されていますが、
検査の時間は15分から30分くらいでしょう。
この短時間の間に法定24ヶ月点検付随作業を行います。
ユーザー車検と大きく違うのは、
法定24ヶ月点検付随作業をプロが確実に行う(点検のみで整備はなし)事です。

価格は各店ばらばらですが、相場は20,000円くらいです。
車検の正確な諸費用は印紙代+自賠責+重量税だけです。
したがって、それらを除いた価格が、
検査料・代行料・書類作成費・ライト調整費等の料金となり、
トータルでは20,000円くらいの相場となってます。
このタイプ(つまり整備無車検)のメリットは価格が安く、
しかもプロのアドバイスが聞けるところにあります。
デメリットは整備がないことですが、
ご自分で愛車の管理がしっかりできる人には良いシステムです。

自動車には詳しくないけど、
プロのアドバイスをしっかり守れる方にはお薦めです。
自分でいろいろやらなきゃならない手間を考えると
ユーザー車検より断然良いと思います。(^_^;)

ディーラーの車検は何故高いの?
整備があるから整備無より高い。
これが今迄の車検やディーラー等の車検です。
自動車は機械ですから、いつかは壊れます。
ほとんどの人は車検から車検の間は乗りっぱなしですから、
一旦壊れてしまうと高額な修理代がかかります。

シャフトのブーツ

例えば、法定24ヶ月点検付随作業の項目には含まれていない、
ドライブシャフトのブーツという部品があります。
ブーツは軽四だと約40,000kmくらいの走行で亀裂が入ります。
ブーツだけ交換すると約12,500円くらいですが、
放っておくとブーツは破れ・グリスは飛散し・雨水とほこりで
ドライブシャフトはガタガタになります。
ドライブシャフト交換は50,000円くらいかかります。

また、お金の事だけでなく、
これらが原因で事故を招く事も考えられます。
こんな悲惨な事にならないように、
車検の時にしっかり整備するのが整備付車検です。

つまり規制緩和以前の車検ですね。
定期点検をキチンと受けていれば問題はないのですが、
ある自動車会社の統計では約80%の人が
定期点検を受けていないとデータに出ています。
車検の時に様々な箇所の異常を見つける事も多いそうです。
整備士にまかせて安心したい人には、
安い車検よりもこちらがお薦めです。
自動車の生涯をトータルで考えると安くなる事が多いと思います。

車検の事を正しく理解して、車検料金の事だけではなく、
事故が起こってからでは遅いですから、
自分のカーライフに見合った車検を
受けるよう心がけて欲しいと思います。


法定24ヶ月点検付随作業項目(日常点検)
◆エンジンの調子 ◆エンジンオイルの汚れ・量 ◆冷却水の量
◆ファンベルトの緩み・たわみ ◆ブレーキオイルの量
◆フットブレーキ ◆サイドブレーキ ◆タイヤ ◆電気まわり
◆ウィンドウォッシャー ◆ワイパー ◆バッテリー
↑格安車検で行なわれてる点検はここまでです。

法定24ヶ月点検 点検項目(規制緩和以前の整備項目)
エンジンルーム点検
◆パワーステアリングベルトの緩み・損傷          
◆パワーステアリングオイルの漏れ・量
◆パワーステアリングの取付けの緩み(※)
◆スパークプラグの状態(※) ◆点火時期
◆ディストリビュータキャップの状態
◆バッテリーターミナル部の緩み・損傷
◆電気配線の接続部の緩み・損傷
◆排気ガスの状態 ◆燃料漏れ
◆エア・クリーナエレメントの汚れ・詰まり(※)
◆燃料装置のリンク機構の状態
◆スロットル・バルブ/チョーク・バルブの作動
◆ファンベルトの緩み・損傷 ◆冷却水の漏れ
◆メターリング・バルブの状態
◆ブローバイ・ガス還元装置の配管の損傷
◆燃料蒸発ガス排出抑制装置の配管等の損傷
◆燃料蒸発ガス排出抑制装置のチェックバルブの機能
◆チャコール・キャニスタの詰まり・損傷
◆触媒等の排ガス減少装置の取り付けの緩み、損傷
◆二次空気供給装置の機能 ◆排気ガス再循環装置の機能
◆減速時排気ガス減少装置の機能
◆一酸化炭素等発散防止装置の配管の損傷・取付状態

室内点検
◆ハンドルの操作具合 ◆ブレーキの効き具合
◆ブレーキペダルの遊びと踏んだ時の床板とのすき間
◆パーキングブレーキレバー(又はペダル)の引きしろ(踏みしろ)
◆パーキンクブレーキの効き具合
◆クラッチペダルの遊び/切れた時の床板とのすき間

足回り点検
◆ホイール・アライメント(※)
◆ブレーキマスタシリンダ・ホイールシリンダ
 ディスクキャリパの機能・磨耗・損傷
◆ブレーキマスタシリンダ・ホイールシリンダ・ディスクキャリパの液漏れ
◆ブレーキキドラムとライニングのすき間(※)
◆ブレーキシュー摺動部分・ライニングの磨耗(※)
◆ブレーキドラムの磨耗・損傷 ◆ブレーキパッドの磨耗(※)
◆ブレーキディスクとパッドのすき間(※)
◆ブレーキディスクの磨耗、損傷
◆タイヤの溝の深さ・異常な磨耗
◆ホイールボルト・ナットの緩み(※)
◆フロント・リヤホイールベアリングのがた(※)
◆サスペンションの取付部・連結部の緩み・がた・損傷
◆ショックアブソーバの損傷・オイルの漏れ

下廻りの点検
◆ステアリングギアボックスの取付けの緩み(※)
◆ロッド・アーム類のボールジョイントのダストブーツの亀裂・損傷
◆ステアリングのロッド・アーム類の緩み・がた・損傷(※)
◆ブレーキのロッド・ケーブル類の緩み・がた・損傷(※)
◆ブレーキホース・パイプの漏れ・汚れ・損傷・取付状態
◆トランスミッション・トランスファオイルの漏れ・量(※)
◆プロペラシャフト・ドライブシャフトの連結部の緩み(※)
◆ドライブシャフトのユニバーサルジョイント部のダストブーツの亀裂・損傷
◆デファレンシャルのオイルの漏れ・量(※)
◆エンジンオイルの漏れ
◆熱害防止装置の遮熱板の取付けの緩み・損傷
◆エキゾーストパイプ・マフラの取付けの緩み・損傷(※)
◆マフラの機能

外回り点検
◆フレーム・ボディーの緩み・損傷

(※)が付いている項目は、走行距離によって省略できる項目です。


●関連記事
ユーザー車検体験記(クリック)
車検(クリック)



にほんブログ村 デザインブログへ ←クリックよろしくお願いします

Official WEB Site
K-BRAND、ケーブランドバナー
スポンサーサイト



コメント


コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://kbrand.blog9.fc2.com/tb.php/1014-7d093f04