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問題はドライバーではなく制度では?

秋の素材集として描いたイラスト

少し前にも言いましたけど、震災の煽りを受けて、我々の業界も紙代の値上げや印刷インク等の値上げにより苦しい状況を強いられています。紙代やインク代が値上げになっても、クライアント様に納品する商品代は値上げ出来ない…、むしろ、値下げを要求されている状態で、そのしわ寄せは材料費がかからないとして、我々のデザイン代カットで帳尻合わせされてたりします。勘弁してくれよ!って冗談抜きで思うのですが…。ほとんどタダ働きのような現状に、お盆の休みを境に、取引先の代理店さんと縁を切る事となってしまいました。仕事しても赤、仕事しなくても赤、同じ赤ならどちらを選びますか?…って感じですかね。

そんなわけで、素材集用として販売する為にイラストを3点ばかし描いてました。お盆を過ぎた辺りから何となく秋めいて来た感じがしますが、暦では既に秋という事で、秋の素材で私のちょっとした小遣い稼ぎです。

〈高速無料化便乗〉95%が対象外 水戸I.C.降車の中大型車

東日本大震災の被災地の復旧・復興支援を目的に6月に始まった高速道路の無料化に便乗するトラックが後を絶たない問題で、常磐道・水戸インターチェンジ(I.C.)で降りた無料化措置利用の中大型車の95%が、無料化対象エリアの東北地方以外(関東地方以西)から高速に乗っていたことが12日、東日本高速道路(NEXCO東日本)の調べで分かった。無料化対象エリアの中で首都圏に最も近い同I.C.が、便乗利用の温床となっていることを裏付けた。

同社の調べでは、7月25~31日に水戸I.C.で降りた中大型車は1日平均4400台(前年同期は1000台)あり、このうち4200台が無料化措置を利用していた。

これらの車から回収した通行券を同社で調べたところ、4000台は東北地方(新潟エリア含む)以外から高速に乗っていたことが判明した。乗った地点の内訳は、関東エリアが3500台、東海、北陸、関西、中国、九州の各エリアが100台ずつだった。

無料化の便乗利用では、首都圏などのトラックが水戸I.C.で高速を一度降り、乗り直して西日本方面に向かう「Uターン」の手口も多用されている可能性が高いことが、国土交通省の調査で分かっている。NEXCO東日本では、関東エリアから乗って水戸I.C.で降りた3500台のトラックのうち、かなりの部分が「Uターン」車だった可能性があるとみている。【三島健二】

毎日新聞 8月13日(土)2時33分配信


トラック高速無料化、8月で終了…悪用跡絶たず

国土交通省の池口修次副大臣は24日記者会見し、東日本大震災の被災地支援のために実施しているトラックなど中型車以上の高速道路無料化を8月31日で終了すると、正式発表した。

終了の理由について副大臣は、「トラックによる目的外(不正)利用が減らない」点を挙げた。無料化は6月20日に始まったが、直後から被災地への物資輸送と関係ないトラックが制度を悪用するケースが相次いでいた。国交省によると、7月中旬~8月中旬に水戸インターチェンジ(I.C.)を無料通行したトラックのうち、10~14%が制度を悪用した疑いがあるという。

一方、被災・罹災(りさい)証明書を持った被災者や原発事故の避難者に対する無料化は9月以降も継続する。

読売新聞 08月24日(水)19時19分配信


今朝も、あるワイドショーで、井口リポーターが大袈裟に伝えてましたけど、これってトラックドライバーが悪いのか?如何にも大・中型トラックドライバーが悪いような言い方をしてるけど、いくら東日本大震災の被災地支援の為とは言え、制度がそうなっていれば、その制度を利用しようとするのは当たり前の考えじゃないかな?通勤割引制度は通勤じゃなくても、その時間に利用すれば誰もが割引適用となります。この無料化にトラックドライバーのモラルが…と言うのだったら、通勤割引制度は通勤の人の為にという事で、それを利用する通勤以外の方もモラルが…と問われなきゃフェアじゃないでしょう。

この高速道路の制度も、その類いというか、もしも、そうじゃないとしたら、利用するトラックドライバーに問題があるのではなくて、その制度の不備によるものじゃないのかなぁ?部外者が簡単に利用出来る制度にしておいて、必要以上に利用されたから困りますと、利用者のせいにするのは変な話です。トラックドライバーに対して悪質なんて言われ方してますが、制度がそうなってる以上、全然悪質でもなんでもないと思います。

違法、違法と騒ぎ立ててる人は、この制度の利用に対して、何処に違法性があるのか納得出来る説明をして欲しいと思います。私は、この違法性が証明出来ません。水戸I.C.で降りて、Uターンして水戸I.C.から乗る。何処で下りようが、何処から乗ろうが、それは自由なのではないのか?そこに通行料が無料となる制度がある。それが、困るというのであれば純粋に制度の不備でしょう。ただ、Uターン禁止の場所でUターンしてたら、それはそれで別の問題ですよね。

原発問題や、円高、原油高騰などの経済的ダメージは、末端の縁の下の力持ち的な見えない所にダイレクトにきます。商品の販売価格は上げられないからと、経費削減は物流等見えない部分にきますから、物流関係者は生き残りをかけて必至です。だから利用出来る制度を利用し極力利益を上げようとするのは当然の流れですよね。
しかも、原発問題等が原因となって物流費カットになって厳しい運営を強いられてるとしたら、そういう人達もある意味、被災の煽りを受けた被害者でしょう…。高速代を会社の経費ではなく自腹切って走ってるトラックドライバーもいますし、会社の運営が成り立たないから会社の指示で行なってるトラックドライバーもいます。或いは、荷主さんが物流費を安く上げたいが為に指示を出してる場合もあります。
また、支援と言う事で被災地に納品しに行ったとしても、『震災廃材回収』や『建物復興資材納品』というように、あからさまに支援という状態が目に見えなければ被災地支援車両と認められないそうです。こんなバカな事ってありますか?水面下で縁の下の力持ちとして、人の目につかない形で支援してたんじゃ、支援とみなされないわけです。


トラックドライバーの気持ちは、おそらく、しんどいから一番最短距離を走りたいであろうと思います。しかし、わざわざ遠回りをしてまで、そうせざるを得なくしてるのは誰のせいなのでしょう?

制度の不備は問わず、利用するドライバーを悪質呼ばわりする政府やメディアってどうなんだろう?って私は思うのですが…。また、そのようなメディアに乗せられてトラックドライバーを悪の根源のように騒ぎ立てる人達の多さ、視野の狭さ…、本当に呆れてしまいます。


※復興支援以外で利用したとされるトラックは10数%との事ですが、逆に言えば80数%は復興支援の為に使ってるという事で、行き当たりばったりの思いつきによる不備のある制度にしてはモラルが良い方じゃないでしょうか?
むしろ、この制度で復興支援以外で利用される事の想定出来て無い政府の方が余程問題で、この程度の事も想定出来ない政府に日本の舵取りが出来るのか?…と、国民としては不安が更に募ります。
もしも、政府がこれを想定してたとしたら、私には復興支援する気の無い政府が一応支援の為に動いたと格好だけ見せつけ、10数%の復興支援以外で利用した人を悪者にする事で、支援を取りやめる口実に利用してるようにも感じます。





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