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写真が発するメッセージ

2Fの廊下

明るい昼間の学校です。先日、学校食堂(当Blog内リンク)の記事で使った何の変哲もない廊下を写した写真です。

学校の怪談

その廊下をちょっとトーンダウンさせて廊下の向こう側にある扉の光を強調させてみると…何やら意味深な明かりに印象が変わり、そこに向かうまでの不気味さが…。さぁ、自分が主役になってこの廊下を進んでみて下さい!おそらく、上の写真の場所では平気で歩ける廊下も、下の写真では1歩を踏み出すのに勇気がいるのではないでしょうか?

もっと本格的に恐怖を作りだす為には、三脚でカメラを固定し、昼間の写真を1枚。夕方の写真を1枚。そして、夜の写真を1枚。撮影し、夜の写真をメインにして、夕方の写真から窓を合成し、昼間の写真から奥の明るい扉を合成しすれば、もっと恐怖感の演出は出来るでしょうね。その為には、たった1枚の写真に丸1日の時間を費やす必要があります。そういう写真の質までもデザインする必要があるわけです。本来のデザインに使われる写真とは、ただ、シャッターを押して写れば何でも良いという物じゃない。現在のデザインは写真は有りものの写真や文字を配置するだけで、デザインと思われてる感がある。

文字で『恐怖の…』とか、『身の毛も弥立つ…』とか、キャッチコピーなどが入ってなくとも勝手に自分自身が恐怖を想像し怖くなる。逆にキャッチコピーがあると、自分自身が作りだす恐怖の想像が邪魔され怖さが薄らいでしまう。これが、今まで私が言ってきた、文字の役割と映像の役割の使い分けという事です。いちいち言葉で説明しなくても、映像が多くの事を説明してくれてるのです。それを演出する事もデザインなんだよ!

【関連過去記事】
映像の持つ役割と文字の持つ役割(当Blog内リンク)
説明がないと理解してもらえないデザイン(当Blog内リンク)
誰に向けて言ってる言葉なのか?(当Blog内リンク)
何の為の看板なの?(当Blog内リンク)

予算がないから、写真はクライアント様が用意するから、それでデザインして下さい!なんて言う仕事が最近ではやたらと増えてますけど、そのような写真の1枚にも拘る事の出来ないデザイナーって多いし、その写真に対する重要性を説明出来るデザイナーもかなり減ってきてます。

うちだったら安くしてあげたのに…(当Blog内リンク)という記事は、まさにその典型です。福山市ぬまくまサンパル【2009年作品】(当Blog内リンク)という仕事で拘ったのは、そのような写真から発するメッセージです。写真が写れば何でも良いというレベルの仕事じゃないって事です。

写真の発するメッセージ。キャッチコピー等文字が発するメッセージ。イラストが発するメッセージ。レイアウトが発するメッセージ。…それぞれの分野の表現1つ1つを100%理解し使い分けるからこそ、本当に意味のあるデザインが完成するし、それ相応の手間暇もかかる。もちろん、景品表示法などの決まり事も…。プロはそれら全てを踏まえてデザインしてるのです。(それら、全てが理解出来てないプロもいますけど。)

不味そうな広告

そして、それら全てが理解出来てないプロが創ったと思われるチラシです。

不味そう~!

チラシに掲載されてるキャッチコピーの言葉では『○○ならではの味・香・彩、そして…』と語られてますけど、この写真は非常に不味そう!いくら最新のパソコンやソフトを使っても、基本中の基本が理解出来てないと宝の持ち腐れ!文字を配置したり写真を配置する事しか出来て無いからダメなんです。写真で美味しく見せようとする撮り方等が全くデザインされていないのです。

残りの寿司

ちなみに、こちらのお寿司は昨日の晩ご飯の残り物で、今日の私の昼ご飯です。(笑)
チラシの写真と同じ撮影方法です。しかも、コンパクトデジカメ撮影です。チラシの写真はプロが作った料理なのに、我が家の残り物と同じ感じがしませんか?(笑)
そして、上のチラシに使われる写真がどのようにして撮影されたものか、私には理解出来るから同じように撮影が出来るのです。…という事は、私がデザインすると絶対に上記のような変なチラシは創らないって事です。それが特別な事ではなくて、本来なら出来て当たり前の事なのです。

残りの寿司

そして、こちらも上と同じ物を写した写真です。そして、カメラも同じコンパクトデジカメです。カメラの違いで不味そうに写ったわけでもないのですよねぇ~。

まぁ、残り物だから撮影の仕方を変えても美味しそうな感じはしませんが、それでも、チラシの写真や上の写真よりは美味しそうに見えませんか?プロの作った美味しく見栄えの良い料理が撮影の仕方の違いで残り物の料理よりも不味そうに見えてしまうのです。

『○○ならではの味・香・彩』…、こんな事、言葉で説明しても無意味です。写真が全てを物語ってしまうのです。広告代の経費削減の為に、写真はお店で用意します。…なんて、言って素人が撮影という事もよくあります。趣味が写真と言うクライアント様もいらっしゃるでしょう。そのような方ならまだしも、何も考えずシャッターを押すだけのクライアント様の場合、経費削減で印象の悪さを倍増させてるやも知れません。

デザインの仕事につくデザイナーやその関係者は、デザインの事のみならず、イラストや文字、色、印刷、そして、写真等、様々な知識が無いと成り立たないのが正直なところです。しかし、実際には「写真の事はよく分からないから」、「書体の事はよく分からないから」、「色の事はよく分からないから」、酷いのになると、「デザインの事はよく分からないから」と平気で言う輩もいます。現在はおそらく、そんな業界人の方が多いのではないかと思います。…というのが、アナログからデジタルに移行した頃から、写植屋や印刷業が生き残りをかけて、それまでデザインをした事も無い業者がデザインまでもを請け負うようになり、基本が分からないまま滅茶苦茶なルールを作りだし定着してしまったのが今日のデザイン業界のようにも思います。




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