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創造性

サンケイ新聞15段広告

クリエイター友達から教えてもらった、サンケイ新聞15段広告です。15段広告と言えば、一面広告ですね。新聞紙面の一面全体を使って知らせなければならない程の誰も気が付かないような特別な事なのだろうか?
この広告が誌面に載る前から『ヤシマ作戦』だのとテレビの中でも散々節電を訴えてこられてたし、twettir等でも一般の人達から当たり前のように節電の声が上がってるわけで、もう、誰もが節電、節電と声を揃える中、一面全体という多額の金額を使って改めて伝えていく必要性があるのだろうか?多額の金額と言っても新聞社が出す広告だからそんなに金はかかってないと言われるかも知れないけれど、他の企業がこれだけの誌面を活用するには1千万円以上必要になる誌面です。一般企業の広告は1千万円以上支払ってでも載せたい広告ばかりなのですよ。それらの広告とこの節電広告が同等の価値がありますかね?twettir等ではタダでつぶやかれてる言葉が…。この誌面では1千万円以上の価値です。デザインにしても、それ相応のアイデアでしょうか?
実は、クリエイター友達からこの広告の事を教えてもらったのは、私があるデザイナーのポスター案の事を教えてあげた事から始まりました。それが下記のデザインです。

節電ポスター

「節電して被災地の電気をつけよう。」
私の感想です…。1日に何度もTVから流れてる言葉だし、twitterや他のWEBでも呼びかけられてる言葉です。解りきっている事をわざわざエネルギー使ってばらまく事がデザインだろうか?それに、この程度の事なら、わざわざポスターにする必要性も無いと思う。

節電ポスター

「テレビの明かりを暗くしよう。」
私の感想です…。色の再現力に拘り考え進化して来たテレビ…。そんなテレビを見るのに色のバランスを崩してまで見たく無い!それに今のテレビはそこまでしなくても消費電力は押さえられてるし、中途半端な事をする方が無駄。色のバランスを崩して観て満足出来る内容のテレビ番組(要するに、どうでも良い番組)ならば見ない方がマシ!電気を使うんだか使わないのだか中途半端に使う方が無駄だと思う。

節電ポスター

「募金より早く届くのは電気。」
私の感想です…。募金も振込なら相手先に瞬時に届きますが…。そして、電気が届いてもライフラインが復旧していなければ、どうにもならない!コピーライティングとしても中途半端…。


そして、これらのデザインには下記の説明が添えられていました。

〈デザインコンセプト〉

1.印刷する時のトナー量もできるだけ少なく。
2.壁紙にしても背景が白だから消費電力が最少。

液晶は電圧をかけると黒くなり、白くなっているときは電圧をかけていないらしい。これだけでもかなり違う。バッテリーの持ちが30分くらい良いかも。

印刷する時もお金が少ししかかかりません。フォントの太さをできるだけ細くしました。


「被災地の為に節電ポスター&壁紙作ろう」と称してとあるデザイナーの方が某所で呼びかけをしていました。自分達の出来る事で何かの力になりたいと言う気持ちは凄く分かるし、何か出来る事ならしてあげたいと思う気持ちは皆同じだと思います。
だけど、私はデザイナーだからデザインで何かをしなきゃならない事でもないと思うのです。デザイナーである前に、1人の人として出来る事が沢山あるでしょ…。それをしてあげれば良いと思います。何故、デザイナーだからデザインで…って気持ちになっちゃうのでしょうかね?(笑)
他の業種の方で、例えば、車屋だから車を使って何か出来る事なんて支援を考える人って見かけないのですけど、皆、当たり前に1人の人として支援を考えてますよね。なんか、デザイナーやイラストレーター等クリエイター系の人達って勘違いしてる気がします。イラストレーターたちによる「イラストを描いて被災者を励まそう。」って活動もありました。
イラストをスグに発表したいが為に、数時間で描いたような雑なイラストが沢山寄せられてました。ホレ、24時間テレビに送られる一般人の応援メッセージFAXのようなイラストが沢山。その程度のイラストはプロのイラストレーターじゃなくても描けるレベルです!

それに、デザイナーとして出来る事としても、上記のポスターが本当にデザイナーとして力になれる事なのかな?ただ、文字を並べただけの物でとてもデザインとは言いがたいのです。

コンセプトがデザインに添えられて説明されてましたけど、私が前々から言うように、説明が無いと理解してもらえないポスターは、ポスターではない!何故なら、街に貼り出されるポスターには説明をつける事が出来ませんから、完成したポスターが全てなのです。

フォント(書体)を細くした理由、パソコンや携帯電話の壁紙として使う場合の電圧の理由、印刷時のトナーの量など、そのような理由を説明する事なく、それらがポスターの作品に集約し表現されていないと意味がない。単に「トナーや電力を最小限にする工夫してます」っていうアピールだけでデザイナーの自己満足にしか思えないのです。

また、パソコン等の壁紙として使用する際に電圧のかからない白を選ばれたとの事ですけど、パソコンの電源を入れて壁紙の状態で放置するだろうか?壁紙は壁紙でパソコンでの作業中は背面に隠れ、いくら壁紙を白にしても意味がないですよね。また、壁紙を見せて待機するくらいなら素直に電源を落とした方が節電です。
『デザインで出来る事』に拘るあまり、視野が狭くなり回りが見えなくなってしまってる気がします。デザイナーという事を考えず、1人の人間として何が出来るかを第一に考えた方が、良いアイデアが沢山浮かんで来ると思いますし、本当に有効な手助けが出来るのではないでしょうかね?


デザイナーって人から凄いって思われる部分って、人が思いつかないアイデアを出すから凄いのですよ。実際に掲載された全面広告も、あるデザイナーさんが出された案も正直既にいろんな所で言われてるアイデアで、デザイナーでなければならないというようなものでもないと思います。



下記枠内が私の今思ってるアイデアです。
(現時点では机上論で可能かどうか分からないけど試してもらいたいです。)

新聞紙面1面をこんなにも無駄にするくらいなら、もっと他に良い活用法があるだろう!
例えば、テレビ局の報道と連携して東日本の各所にリポーターが派遣されているのですから、そのリポーターにお願いして、避難所に避難してる人のリストを集めてもらって、新聞紙面にまとめて公開したらどうなんだ?
家族と離ればなれになって、誰が何処の避難所に避難してるか分からない。被災者は1人で多数の避難所を歩き回り家族がいないか探してるというのに…。膨大な数の避難所を1人で探しまわるには無理ですよ。
でも、テレビのリポーターは各局大勢がそれぞれの避難所に行きリポートしてるのです。そこでの各々のリポーターの持つ情報を1つにまとめて新聞紙面に載せて各避難所にその新聞を配布してあげれば、どれだけの人達の役に立つか…。
私みたいな個人レベルのデザイナーでは正直この程度の案を出す事ぐらいしか出来ないです。でも、新聞社やテレビ局と言った大きな企業が手を組めば可能じゃないでしょうか?
もしも、可能ならば是非ともお願いしたい案です!







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