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大正形電車(100形)

100形電車

広島市は街全体が路面電車博物館と言ってもいいくらい、様々な路面電車が走っています。写真の車両は1984年の広島県観光キャンペーン「SunSunひろしま」の為、150形を改造して1912年(大正元年)開業時の100形電車を再現したレトロな車両です。
車体前後の救助網や人力ブレーキ用ハンドル、トロリーポール等が装飾として取り付けられています。写真は昨年8月に撮ったもので、現在は4月~10月の週末に8号線(横川駅~江波)で運行しています。最新の電車と違って、台車が中央に1つなので、前後の揺れはかなり大きいでしょうね。

今日はまともなネタが無くって…。(^_^;)



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フィリピンのお菓子2011

フィリピンのお菓子

2009年5月のRainbow Candy Cookies(当Blog内リンク)、そして、2010年1月のフィリピンのお菓子(当Blog内リンク)と1年に1度紹介してるのですが、すっかり忘れた頃に話題に上ってくるフィリピンのお菓子です。

以前も言いましたけど、これはお土産物ではなくフィリピンの方が普通に利用されるお店で販売されてる、ありふれた普通のお菓子です。奥の青いパッケージの商品は、日本でお馴染みのクリームをクッキーで挟んだ『オレオ』みたいなお菓子で、オレンジのパッケージは『フィンガーチョコ』を想像してもらったら良いかなぁ。そして、最後に黄色いパッケージの商品はマシュマロをチョコでコーティングしたチョコパイで『エンゼルパイ』みたいなお菓子です。

フィリピンのお菓子

箱には写真は一切使われてなく、全部イラストが使用されています。そして、文字も商品名が入ってるだけで、余計な言葉は一切ありません。「※イラストはイメージです。」みたいな言葉は何処にも無いし、日本のお菓子のように商品名以外の、「美味しくなって新登場」とか、「充実の75g」のような言葉も無い。

フィリピンのお菓子

商品名の他、商品を説明する言葉は入ってますが、それ以外は一切無いです。ここで、日本のお菓子の矛盾点が見えてきます。お菓子のイラストには「※イラストはイメージです。(当Blog内リンク)」のような、「イラストと中身の商品が違うじゃないかぁ~」というアホなクレームへの責任逃れ言葉が入れられるのに、「美味しくなって新発売(当Blog内リンク)」「充実の75g」というようなコピーには、何故だか「個人的な感想です」のような逃げの言葉が入らない。

「美味しくなって新発売」…『私には美味しく感じられなかったのですが…』というクレームは想定してないのだろうか?「充実の75g」…『私にはイマイチ物足りないので充実感は無い』というクレームは想定してないのだろうか?と私は一人でツッコミ入れてるのですが、日本のデザインは言葉に依存し過ぎて矛盾だらけになってる面があるのですよね。
美味しくなったか、充実してるのかは、本来メーカーが判断する事じゃなく、買って食べたお客様が感じる事であって、こういう所に標記する事が既に間違ってる気がしなくもないですね。海外のデザインは良い悪いを別にして、嘘が無いのが素晴らしいですね。お菓子の味は…やっぱり日本のが美味しいですけど…。(笑)



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作品拝見

世界一小さな歯車

数年前のビジネスショーだかで、とある工場が発表した小さな小さな歯車です。この歯車を目にした取引業者は、あまりにも小さすぎる歯車に「使用用途が無いから使い物にならないな!」なんてヤボな事をいう企業なんて何処にも存在しなかったです。むしろ、この小さな歯車からその工場の仕事の精度を見極め、多くの企業が取引に名を挙げられたそうです。作品を見るという事は見る側の資質ってものも要求されるんだなぁ~。

日産PIVO2

こちらは、日産自動車のコンセプトカーPIVO2です。第40回東京モーターショーに出展されました。…がこの車も、現在の交通事情に合ってなく、使い物にならないからダメだ!…なんてヤボな事をいう人なんて何処にもいなかった。

小さな小さな歯車にしろ、コンセプトカーにしろ、見る人はその先にある可能性を見つめ、そして、その技術力に評価してるのです。…って、実は今、この記事を書きながら私は凄く当たり前の事を説明してる事に本当に情けなくなってます。

そして、そんな当たり前の事を何故私が記事にしてるかというと…、それはクリエイティブ業界のバカさ加減を世間に知ってもらいたいからなのです。そして、少しでもまともな方向に向かって行けるようにと願いを込めて書いてます。

私はこの仕事について、事ある毎にいろんな方に作品を見せてきました。初めて作品を見てもらったのは、初めて社会人となる時のデザイン会社面接時にこれまでの学習の成果を見てもらいました。その後、転職する際には、前会社での作品を見てもらい、そして、フリーとなった現在、新規仕事に取りかかる前には必ずと言っていい程、これまでの作品の提示を求められます。

最初の頃は私もペーペーですから、作品を見てもらい評価を仰ぐ状態でしたが、この世界で20年も働いてると、今では、作品の何を見てるのだろうか?という見る側の資質というものを観察してしまうようになってきたのです。フリーになる前の前会社では私も偉そうに役職なんぞを頂いて、面接で作品を拝見させてもらう側になった事もあります。しかし、当時の私は作品の何を見てたんだか…。ハッキリ言わせてもらって、今もよく分かってません。当時の自分と今の自分では作品に対する見方が明らかに変わってると思います。

以前、何処かで記事を書いた事がありますが、私のイラスト作品を代理店の方や関連会社の方に見せると、ほとんどの人から、流行りじゃないから使い物にならない。って答えが帰ってくる。…と。イラストの見たままを、見たままの状態で評価し判断してるのです。要するに、小さな小さな歯車を見せたら、小さ過ぎて使い物にならないと言われてるのと同じ事で、コンセプトカーを見せたら、現在の道路交通法に合ってないから使い物にならないと言われてるようなものなのです。だから、売れないと…。

肥満体のイラスト

求めてるイラストがカット画だからカット画を見てみないと分からない…。私にしてみたらカット画なんて使い捨てのような絵だから、作品に値しないわけでそんなものを見てもらっても仕方がないのです。このようなカット画は腐る程描いてきたし、使い捨てだから残っても無いです。それを見てもらってそれが私の全てと思われたくもないしね。だから、見てもらえるならば自分の持てる最高の技を見てもらいたいのです。

リアル画が流行りか流行りじゃないか?そんな下らない事はどうでも良いのです。リアル画が描けるという事はそこまでの画力に幅があるという事として見てもらえない事が残念でならない。他の業界ならば、その企業独自の技術を見極めその凄さを自分達の仕事に置き換えてちゃんと評価が出来ているのに、この業界は見たままを見たままでしか判断出来ない稚拙さに憤りを感じます。こんなにも天上の低い業界だったのかと…。一体作品の何を見てるのだろうか…。




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飾り?模様?

auのチラシ

新聞に折り込まれていた某携帯電話会社のチラシです。あっ、写真にメーカーロゴが写ってしまいましたね。まぁ、いいか…。これはメーカーの問題と言うよりはデザイン屋さんの問題だから、クライアント様はある種の被害者と考えても良いかもね。
最近のTV-CMで合唱団が「♪親孝行がしたい~、でも、やり方が分からない!」なんて美しい声で歌われてますが、チラシの上部の本日受付開始!の文字を囲む楽譜…。TV-CMと連動させて音をイメージしての楽譜なのでしょうけど、この音階は全くのデタラメで全くリズムにもなっていないのです。

きっと、この事を制作した担当デザイナーに指摘すると、「飾りでイメージだから音を追う事は想定していない。見る人もその辺は理解してるだろう。」との答えが帰ってくるんじゃないかなぁ~って安易に想像はつくのですが、音符が「意味のある記号」である以上、音楽に精通した人ならば、いくら飾りのイメージであったとしても、そのまま頭の中で音楽が流れてくる人だっているのです。デザイナーならばそこまで考える必要があると私は思うのです。

これは過去の私の経験に基づく事なのですけど、その事は上達しない英語(当Blog内リンク)という記事で紹介しています。この時私は英字新聞を地紋に使いデザインしてますし、過去にはスクリーントーンで英字新聞を地紋にした物が販売されていました。英語が理解出来ない人は地紋として成り立つのかも知れないけど、英語が理解出来る人は無意識に文字を追って読んじゃうよね。いや、読めるのです。楽譜もそれと同じで、読める人は普通に読めてしまうのです。だからこそ、飾りとして入れるにしても、ちゃんとした物を入れないとダメでなのです。

私の妻が、普通に楽譜が読めて、CMソングの楽譜が載ってるのかと思ったら、デタラメだった!って、あっさり指摘してました。きっと、楽譜が読める人はこのチラシを見て私の妻と同じように楽譜を読もうとした人が居たんじゃないかなぁ~。

地方の販売店レベルのチラシで無く、全国折込のメーカーチラシですら、デザインとなるとこんなにもお粗末さが露呈してしまうのが、情けなく感じてしまいます。



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儲かるホームページ

儲かるホームページ

儲かるホームページ作ります!ホンマやなぁ?絶対やなぁ?初期費用15万円で絶対に儲かるホームページを作ってくれるんやなぁ?

儲かると謳ってる広告で、儲からんかったら、確実に詐欺になると思うのですけど…。「※キャッチコピーはイメージです。」とか、「キャッチコピーは個人的な感想です。」とか、そういう注釈が無いので、このキャッチコピー絶対なのでしょう。

まぁ、「儲かるホームページを作ります!」ってキャッチコピーには主語が無いので、後で、なんとでも言い訳出来ますよね。

お  客  様:オイ!
        儲かる言うから、オタクに依頼したのに、
        全然儲からんやないけぇ~!

WEBデザイン屋:えぇ~?儲かってないですか?
        確実に儲かってますけどねぇ~!

お  客  様:何、寝ぼけた事言うてんねん。
        うちの帳簿を見ても無いアンタらに
        うちの経営状況が分かるわけないやろ!

WEBデザイン屋:ちょっと、待って下さい!
        誰がお客様の会社が儲かると言いましたか?
        儲かってるのはウチです!


「(私達WEBデザイン屋が)儲かるホームページを作ります!」って、オチなんだろうなぁ~!



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柑橘の女王「せとか」

柑橘の女王「せとか」

柑橘の女王「せとか」という品種の蜜柑をご存知でしょうか?私は昨日初めて「せとか」を知り、そして、食しました。

「せとか」の品種登録は、平成10年とまだまだ歴史の浅い新品種です!「清見タンゴール」と「アンコールオレンジ」を掛け合せたものに、晩生の高品質品種「マーコットオレンジ」を交配し、育成されたのが 「せとか」です。まだまだ、生産量が少なく、高価なものです。今のシーズン、デパート等の果物売場では1個1,000円前後の値段が付けられてるようです。

ちなみに、私が食べた「せとか」は1個1,100円の物です。上記写真の蜜柑が1,100円ですよ~!大きさが分かるようにマンガ本と一緒に撮影してますけど、八朔ぐらいの大きさですね。

皮が薄くデリケートな「せとか」

そして、この「せとか」ってやつは、皮が非常に薄く剥き難いです。更に中の身の袋もデリケートで皮を剥く時に少しでも爪を立てようものなら傷付けてしまいます。ここまで皮を剥くのに5分くらい時間がかかってます。全部皮を剥くまで10分以上はかかりました。

ようやく剥き終わった「せとか」

食べたいという逸る気持ちを押さえて、丁寧に皮を剥き、ようやく口に運ぶときがきました。デリケートな皮は房の小袋も同様で、1房1房に分けるのも一苦労です。薄皮がすぐに破れてしまう。
一口、口に含むと、房が柔らかくて口に残りにくく、果肉の甘さとジューシーさをそのまま口の中で味わえるので、旨みが口の中いっぱいに広がります。こんな美味しい蜜柑は生まれて初めてです。

この冬、1箱1,000円の蜜柑を買うか、買わないかで迷ってたくらいでしたので、正直高い買い物しちゃったかなぁ~?!って思ってましたが、この味には1,000円払う価値はありますよ!一度は食べておいて損はない美味しい柑橘です。




アマゾンで買うと安いしぃ~





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詐欺CMじゃない?

オフィシャルブログ
熊田曜子オフィシャルブログより

昔からのファンは残念!? 熊田曜子が割れた腹筋をブログで披露!
関連本も出すなどダイエットにますます磨きをかけているタレントの熊田曜子が、ブログで割れた腹筋を披露している。彼女の鍛え上げられた肉体の行き着く先はどこなのか。

彼女は今朝、テレビ朝日系「やじうまテレビ!」に出演。そこでダイエットエクササイズを披露した。ブログではそのことについて触れており、インタビュアーと一緒に写った写真を公開。その写真が見事に鍛え上げられた“割れ腹筋”写真なのだ。

ブログではエクササイズの内容にも触れており、「年末年始の食べ過ぎをまだ解消していない方の為に簡単にできるエクササイズをご紹介します。朝食を食べながらでもベッドの中でもできるエクササイズ」なのだそうだ。ブログによれば「初めてテレビでベリーダンスを披露しちゃいました」のだそうで、鍛え上げられた肉体によるベリーダンスが朝から放送されたようだ。

(RBB TODAY - 01月24日 12:47)



すらっと宣言

…というニュースの話題を踏まえて、TV-CMでも有名な、熊田曜子愛用の『すらっと宣言』というダイエットサプリメントですけど、TV-CMでは「特別な運動はしてないんですよ~。」と熊田曜子さんは言ってます。

熊田曜子のベリーダンス
熊田曜子さんのBlogより

しかし、CM以外での活動の場では、ダイエットの為のエクササイズ本を出版したり、ご自身のBlogでも発表してるようにダイエットベリーダンスを行なったりと特別なダイエットネタだらけです。

もちろん、熊田曜子さんはCMキャラクターとしてセリフを言わされてるのでしょうが、ダイエットサプリメントメーカーは、明らかに熊田曜子さんの口から嘘を言わせてるのであり、消費者を騙して販売しお金を得るという事になれば、明らかに詐欺行為となるのでは?


キャラクター戦略か何だか知りませんけど、キャラクターに頼り切った安易なCMは、何でもない所で簡単にボロが出る。企業もCMプランナー(クリエイター)も、もっと頭を使うべきだと思いますよ。過去記事防火ポスター(当Blog内リンク)でも言いましたけど、プロの現場が、広告として一番やってはダメな事を、平気な顔してやってるんですよね。





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Lamborghini Miura P400S(1968)

ランボルギーニ ミウラP400S

ランボルギーニ・ミウラは1966年のジュネーヴ・モーターショーで発表されました。車名の由来は、伝説の闘牛牧場ミウラの名にちなんで命名されました。

ミウラのデビューから2年後の1968年に、エンジンの変更を受けて370馬力に出力アップされたP400Sが誕生します。"S"は"Spinto"の頭文字で、本来は「押された」という意味ですが、ミウラでは「チューンされた」という意味で使われました。初期モデルのP400から絶え間ない変更は続いていましたが、このP400Sに進化してもモデル途中での変更は常に続いていました。
ここまで変更が激しいと、同じグレードでも、その都度買われた車で仕様が異なってたのでは無いでしょうか…。ちなみに、ミウラP400Sは140台が生産されたそうです。


ところで、スーパーカーブームの時に、車に対する新旧の感覚ってありましたか?実は、私は、そんな事全く思いもしなかったんだよね。このミウラの後継モデルがカウンタックだったのですが、当時はそんな事も知らず、共に同世代の車種だと信じて疑ってなかったです。(笑)

それにしても、ミウラのボディは美しい!流れるようなボディラインが凄くグラマラスです。特にリアフェンダーにかけての丸みが、女性のお尻みたいで凄くセクスィ~です。ミウラのデザインは、当時ベルトーネのチーフデザイナーでジウジアーロから交代したばかりのマルチェロ・ガンティーニ氏が手掛けられました。後継モデルのカウンタックも同じくガンティーニ氏のデザインですが、方や丸みおびた流れるライン。方や、直線で挑発的なライン…。同じデザイナーなのに真逆とも言えるコンセプトです。

国産車の場合、1人のデザイナーがデザインすると、『あっ、この車も同じ人のデザインだ!』って、モロバレなくらい似たようなデザインの特徴が沢山見えて来ますが、こんなところからも世界に名を知らしめるデザイナーの凄さを感じます。数年前の夏に広島交通科学館で開催されてたスーパーカー展で展示されてたミウラを舐めるように眺めて来ました。


●サイズ:全長4360mm/全幅1780mm/全高1080mm
●車輌重量:1040kg
●エンジン:3929cc V型12気筒DOHC
●最高出力:370ps/7700rpm
●最高速度:290km/h





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ポン菓子の味

ポン菓子

過去記事、ポン菓子工房キャラクター【2007年作品】(当Blog内リンク)焼き芋屋のナゾ(当Blog内リンク)朝市でのポン菓子屋(当Blog内リンク)で紹介した事のあるように、私の知人がポン菓子屋をしておりました。凄く味に拘りを持たれて美味しいポン菓子を作られていたのですが、ポン菓子を作る釜が壊れた事で、残念ながら廃業されてしまいました。釜を買い替えてまで続けても採算が合わない事が廃業に至る大きな原因です。

彼がポン菓子を作ってた頃は、飽きるくらいポン菓子を買っては、更に、オマケで飽きる程、増量してもらって、良く食べてたポン菓子ですが、廃業されてから1度もポン菓子を口にしなくなりました。あれから数年…、近くの道の駅で、別のポン菓子業者が実演販売されていました。

知人がポン菓子屋をやってた頃が懐かしくなって、ポン菓子を1袋買って帰りました。
そして。そのポン菓子を口にしてみると…、何か物足りないのです。ハッキリ言わせてもらうと、美味しくない…。でも、食べれない事は無いんだよ。きっと、この味しか知らないとこれでも満足してしまえるレベルの味なんだろうけど、私は味に拘って作ってた知人のポン菓子の味を知ってるから、どうしても比べてしまうのです。

このような、懐かしいお菓子って、食べ比べをするような機会が無いから、味に対して多くの人が無頓着になってるのだろうと思うけど、こういうものにも味の違いと言うのがあったんだなぁ~って改めて感じました。

私は当時、知人の作るポン菓子を沢山食べてましたが、他の人の作るポン菓子を食べた事が無かったので、彼の作るポン菓子の味に対する拘りに気がつけないでいました。
そう言えば、彼は当時、ポン菓子屋のホームページを見つけては『一通り取り寄せて食べてみた』と言ってたっけ…。そして、どれも美味しくなかったと…、『うちの子が、うちのポン菓子じゃないと食べんのよ~。』って笑いながら言ってたのを思い出しました。

私は、あれだけ彼の作るポン菓子を食べていながら、彼がポン菓子屋を止めて3年程経って、初めて本当の彼のポン菓子の味を知った気がしました。ショックでした。彼のポン菓子の味を知った気になって、実は何も分かってなかったんだなと…。




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焼き牡蠣

牡蠣

昨日、まわり道でHappy!(当Blog内リンク)という記事で紹介した、まわり道中に思いつきで立ち寄った道の駅にて購入した、1パック500円で殻付き牡蠣ですが、今日のランチに豪快な焼き牡蠣にして頂きました。

焼き牡蠣中

本当は七輪の炭火で焼けば良かったのでしょうが、後片付けの事を考えると炭火では大変だから、ガスコンロに網を敷いて焼きました。調理方法はカンタン!パックを開けて、殻付き牡蠣をそのまま網に乗せるだけ!That's Allでございます。しばらくすると殻が熱くなってきたのかパチン、パチンと殻が弾けだし、そして、殻の口の部分から沸々と泡が立ってきます。更に、殻の口に隙間が見えて開いてきたら食べごろです。

ちょっと、昨日の時点(一番上の写真)では、比較対象物がなかったので、パックの大きさが想像付かなかったと思いますが、網に乗せられた牡蠣の大きさがコレですから、この大きさの物がパックに詰まってたわけで、一番上の写真のパックがどれほどの大きさなのかは、もう想像ができるでしょ。(笑)

牡蠣小屋で買った焼き牡蠣
帆船フェスタひろしま2010で買った焼き牡蠣

昨年11月末に、帆船フェスタひろしま2010(当Blog内リンク)の開場で焼き牡蠣を頂きましたが、同じ500円の焼き牡蠣です。(笑)

焼き牡蠣完成

そして、焼けて殻を剥ぐってみると、大きくてプリップリな身が…見事大当たりです。剥ぐって身がスカスカでも『500円なら、まぁ、こんなもんか。』で済まされそうですけど、どの殻も大きな身が詰まってて、ホント、大当たりでした。ちなみに、味付けはなぁ~んも無しで、海水の塩分のみです。
そして、食後、牡蠣の毒にも大当たりでした。って事になると、Blog的には素晴らしいオチとなってたのかも知れないのでしょうが、私は無事で本当に美味しく頂きました。





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まわり道でHappy!

ナーゴ

日がさし猫も微睡む長閑な昼下がりの午後…、じゃなかった、昼ちょっと前の午前!私は、郵便局と銀行回りに出かけました。無くなりかけてる収入印紙と通帳記帳するためです。まず郵便局に行き、それから銀行へ…。私の毎度の道順です。最後の銀行での用事を済ませ帰ろうと駐車場から出ようとすると、近くの交差点の信号が変わったばかりのようで、銀行出口前は車でワチャワチャ状態でした。無理に帰り道方向に出ようとして事故しては元も子もないので、一旦逆方向に出て大回りして帰れば良いかと、家とは反対方向に向かって車を走らせました。運転の上手い人ほど無理しないで一番安全な方法を選択するものです。…なんてな。

しばらく、逆方向に車を走らせると、いつも利用してる道の駅があるのですけど、そう言えば、沼隈ワインを使って調理された沼隈当地カレーが販売された事を思い出し、あれば購入してみようと立ち寄ってみました。店内に入ると、カレーは何処にも見当たらず、残念に思いながらも、一通り店内を見て回り、最後に私がいつも楽しみにしてる獲れたて鮮魚コーナーをチェック!

今日も新鮮な魚が沢山入ってます。目移りしながら物色してると…、さかな君ばりに、ギョッ!ギョギョ魚ッ!

牡蠣

ジャァ~~~~~~ン!新鮮な殻付き牡蠣!なんと、1パック500円也!
マジで心の底から『なんと』って、言いたくなりましたよ。どこぞやのスーパーのチラシで大して安くもないものに『ナント○○○円』と値段がつけられてるのとはわけが違う!正真正銘驚きの『ナント』という言葉ですよ!
殻付きだから実際からの中にどのくらいの牡蠣の身が入ってるのかは知りませんけど、それにしても、この量で500円はないでしょ~!

気が付きゃ、手に取り、買い物カゴに入れてました。いやぁ~、回り道も悪くはないね。時間に追われてギスギスしてたら、こんなハッピーな事を沢山逃してるんだろうなぁ~。



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結果が無くとも言葉で満足?

綺麗にしてるアピールで景観を損ねる

この道はわたし達がきれいにしています
道路工事してる様子もないけど、ずっと設置されてる看板で撤去される気配もない。「きれいにしています」とアピールするこの看板が、一番景観を損ねている。

言葉で満足し結果が伴っていない矛盾…。こういうのって、デザイン業界に非常に多い気がします。とあるデザイナー育成団体が、『デザインの“意識場”を○○につくる』とか、『日本のデザインはこれから大きく変わって行かなければならない。』というような言葉を掲げていたんだけど、『デザインの“意識場”』みたいな場は、これまでに各地のデザイナー団体が色々立ち上げては消え…の繰り返しをしてきて現在に至るのだけど、結局、何年も前から全く代り映えのない事を、その都度新しい試みとして行なって来てる事に何故疑問を持つ事が出来ないのだろうか?と私は思ってしまうのだが…。

『日本のデザインはこれから大きく変わって行かなければならない。』というような言葉にしても、私が社会人になって、初めてデザイン会社の門を叩いた20年前から同じ事を言ってる。(汗)
『デザインはこれから大きく変わる!』『デザインは今、変革期を迎えてる!』これらの言葉は、もう聞き飽きました。そして、20年前から何も変わってないのですけど…。結局、言葉を発しただけでやった気になり満足して終わってるだけに過ぎないのだろうと思う。そうじゃなきゃ、もっと早くに変わってるだろうし、今までの様々な団体が同様の活動をし、そこから何故変われなかったのか、理由も考えないで同じ繰り返しをしてるのは単なるアホだ。
そして、そんなアホな事に気が付かず、同じ繰り返しをしようとしてる人達が、これからを担うデザイナー達を育成しようとしている…。私の目には、この先も何も変われないでいる業界の姿がハッキリ見えます。



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自分は買いたくない物を他人に買わす

人気素材集

こちらの写真は私の出展写真の中で一番人気となっている写真です。昨年の夏に撮影し、出展登録したのが夏の終わり頃で出展して、まだ半年も満たないのですが、ダウンロード数は相当数ダウンロードして写真素材として使われています。

写真を撮影した作者としては一体どんな風にこの写真が使用されているのか、完成された媒体を見てみたいと思うのですが、残念ながら完成した媒体を目にする事は出来ないのです。偶然に何処かで出会うチャンスを待つしかないのが実情です。ただ、どんな媒体で使用されているのか、大まかな情報は管理画面から知る事が出来ます。

例えば、『WEBサイトでのコンテンツ』『TV/PV/映画での広告』『個人での趣味・鑑賞』『雑誌・新聞・書籍での広告』『パンフレット・ちらし・フリーペーパーでの広告』といった具合に、どういった使用目的でダウンロードされたのかは分かるのです。

でね、私の出展写真の中で一番人気でダウンロード数はもの凄い数なのですが、実はいずれも一番小さいSサイズで無料設定してるフリーダウンロードばかりなのです。有料設定してるMサイズやLサイズは全くダウンロードされていません。もちろん無料提供してる物だから、無料設定の一番小さいSサイズばかりがダウンロードされる事に文句を言うつもりはありませんし、ダウンロードして使って頂ける事はありがたい事だと思ってます。

ただ、私が気になったのは、使用目的が『パンフレット・ちらし・フリーペーパーでの広告』『雑誌・新聞・書籍での広告』という人達は、果たしてSサイズで印刷に堪えうる解像度が得られたのだろうか?という事です。
Sサイズは640×480ピクセルのサイズになっていて一般的な印刷解像度の175線スクリーンで必用な350dpiの画質をSサイズの写真から得るには、ノントリミングで画面全体を使っても、約4.5×3.5cmのサイズしか得られません。中心部をメインに扱うのでしたら2cm角ぐらいにしか使用出来ません。無理に画像拡大すると、今度は象がボヤけてピンボケ写真のような状態になります。
果たして、ダウンロードされて印刷媒体に使用されてるクリエイター様は、質に納得出来る仕事をされているのかな?…と同業ながら疑問に感じました。

質が保証出来る写真素材は、お金がかかるから買いたくない。それならば、質は悪くても無料のSサイズで良しとしますか…。でも、仕事を依頼して下さったクライアント様からはキッチリお金を頂きたい!…というのが、なんだか、えげつなくて嫌になります。

この材料費を削り少々質が悪くても、お金を頂ける所からは頂く。という金銭感覚が、最終的にはグルーポンの『スカスカおせち』(当Blog内リンク)に繋がっているのかな…と強く感じてしまいます。

クリエイターの言う出来なかった言い訳、『時間が無かったから』や『予算がなかったから』というのも、『スカスカおせち』の言い訳をしたバードカフェの言い訳と全く同じだったし…。『スカスカおせち』事件は、デザイン業界では日常茶飯事だなぁと重ねて見る事が出来ます。




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デザインするという事

ホワイトボード

ポスターの重要なメインビジュアルを作成するにあたり、ホワイトボードの写真が欲しくて、ずっと探してたのですが、なかなか自分のイメージに合うホワイトボードが見つけられず時間ばかりが過ぎていました。そして、今日、ようやく、手頃なホワイトボードの写真をWEB素材集から見つける事ができました。ホワイトボードを撮影されたカメラマンの方が良心的な価格設定されていたので迷わず1点購入致しました。

しかし、私が欲しいホワイトボードのサイズとは似ても似つかないサイズだったのでホワイトボードを切り貼りしてポスターのメインビジュアルにBESTなサイズに整えました。
そして、背景となる部屋の壁を制作して、塾の教室が完成致しました。

ポスターのデザインは、早くに頭の中でイメージが固まり、既に完成してたのですが、その頭の中のイメージを具象化するのになかなか材料が集まらなかったのです。だから、素材が集まってからの作業は早いです。
頭の中で出来上がってるデザインの形に組み立てて行けば良いのですから。

私の仕事は、端から見て一見何もしてないような、ボォ~ッとしてる時間が一番忙しく仕事してる時かも知れません。これが会社だと、この重要な忙しくボォ~ッとしてる時間に、本当に何もしてないと思われ、別の仕事を入れられたりして、結局、仕事の邪魔をされ、何も満足に仕上がる事がなかったりするんですよね。(^_^;)

頭の中で形が決まれば、後は人様の目に見えるようにオペレーション作業して行くだけだから、本当に作業は早く済みます。…っで、端から見ると、このオペレーション作業が同時にデザインも考え作業してると思われがちなのです。要するに、手を動かしてたら仕事してる事になって、手を動かしてないと遊んでると見られてしまう。本当のデザインの仕事はこの考えは当てはまらないんだよね。オペレーションする時にはデザインは既に終了してるのです。



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携帯電話のカメラ

鞆の浦

最近の携帯電話ちゅうのは、本当に凄い性能なのですね。この写真は私の携帯のカメラで撮った写真ですけど、画素数は私が使ってたコンパクトデジカメと全く同じ画素数で全く引けを取りません。

写真は先週の金曜日だったかな…印刷屋さんからの帰り道に、鞆の浦でちょっと寄り道し撮影した物です。最初は携帯電話のカメラとかメールとかにあまり興味を示してなかったのですが、友達とのリアルタイムな情報のやり取りと言いますか、今の自分報告というか、どうでも良いメールを送り合うのが結構面白くハマりかけています。

最初はメールに画像を添付し送る事を考えて、画像サイズをどのサイズで送れば良いのか分からず、まちまちな大きさで実験的に送ってたのですが、現在では一番最大の大きさで撮影して、メールを送る時にサイズを小さくして送る事が出来るのを知って、兎に角、何でも最大にして撮影してます。大は小を兼ねるわけで、一番大きいサイズで撮影してれば、後からこのようにBlogで写真を使う事も出来るし、使用用途に幅が広がりますね。





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寒い1日の登山

舞う雪

いやぁ~、今日は寒い1日でした。ここ福山市の最低気温は-5℃を記録し、最高気温も3℃までしか上がらなかったようで、この冬一番の冷え込みとなりました。そして、この冬、初めて雪が舞いました。北は中国山地、南は四国山地に挟まれ福山市は雪の非常に少ない地域で私なんか雪が降ると大騒ぎです。
この写真も雪が舞ってるシーンを手持ちの携帯で撮影したものですけど舞ってる雪が全然分かりませんね。

積る雪

結局、先程の写真では、よく分からなかったので、庭の木に降り積もった…って言うのかなぁ、葉っぱの上の雪を撮影してみました。犬は喜び庭を駆け回ってませんでしたけど、私が喜びはしゃいでしまいました。

地図
(c)Google

雪は数分でやみましたけど、寒さは変わらず身にしみるのですが、寒くてゴロゴロしてても仕方ないので、雪と戯れた後、ちょっくら内海大橋を渡り、田島にある内浦山山頂近くの『いこいの森』にやって来ました。この地図の赤い丸の地点です。Blogタイトルでは登山とありますが、車でこの地点まで登れます。車で登っても山を登れば登山でしょう。(笑)

いこいの森から見る内海大橋

そして、『いこいの森』から見る絶景です。流石に、外で写真を撮ってると指はかじかんで痛いし、風は強いし、頂上について数分でそそくさと下山しました.



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TOYOTA Hi-ACE Super GL Wide(2004)

415コブラ ハイエース

2004年8月にフルモデルチェンジされた5代目となるH200系ハイエースです。イラストのハイエースは415COBRAのカスタムパーツで完全武装され、フロントバンパーにランボルギーニ ムルシエラゴばりの開口部を持つ、ド迫力ボディを纏っています。私がバニングに興味を持ち、4代目のH100系ハイエースをベースにカスタム制作しようと考えてた頃から約20年の月日が経ち、すっかり1BOXカーの世界から遠のいていましたが、ハイエースのモデルチェンジサイクルの長さに驚きました。

そして、久しぶりに1BOXカーの世界に足を踏み入れたのは、過去記事、愛車をイラストに!(当Blog内リンク)を見て下さった、この車のオーナー様から昨年末にイラストの依頼を頂きまして、イラストを描く事が切っ掛けとなりました。

大胆なカッティングシートと415コブラのボディメイキングで一見イラストを描くのは難しそうな感じがしますが、カスタマイズされたハイエースを描く事に関しては案外に難なく制作出来ました。ただ、難しかったのが綺麗に磨かれたブラックボディには泣かされました。ボディ全体が見事にまで鏡状態になり、周りの景色の写り込みが激しいのなんのって、一体どれがプレスラインなのか、どれが移り込みに影響されてない正しい色なのか…。オーナー様の車への愛情が逆にイラストを描くには難しい状態になってました。

415コブラ ハイエースはに丸号

今回のイラストは、リヤからのアングルとフロントからのアングルで構成され、そのままこのイラストは、フルカラーオフセット印刷【名刺100枚パック】(当Blog内リンク)とセットで、オフ会用のプライベート名刺の制作に取りかかる事となりました。

ハイエーススタイルvol.27

やはり、イラストを描いてると、そのイラストのモチーフが気になってしまうもので、現在のハイエースオーナーさん達は、どんなカスタマイズして楽しんでるのか凄く気になってしまい、書店でパラパラとハイイエースに関する雑誌を手当たり次第見て回りました。
私がハイエースに興味を持ってた頃とは時代が違いますから、カスタマイズの方向性も随分と違ってます。私がハイエースに興味があった頃はバニング全盛でエアーブラシアート(当Blog内リンク)が凄かったです。
…っで、数あるハイエース専門雑誌の中で、何故この「HIACE Style」を買ってしまったかというと…。

ハイスタ祭

なんと、私に依頼して下さった、オーナー様がデカデカと丸々1ページに掲載されているのを発見しちゃったからなのです。「HIACE Style」が大阪でミーティングを開かれた時の模様で、なんとフォトジェニク賞をゲットされていました。


(ベース車データ)
●サイズ:全長5380mm/全幅1880mm/全高2285mm
●車輌重量:2030kg
●エンジン:1997cc 直列4気筒DOHC
●最高出力:100kw/3600rpm
●最高速度:─km/h





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フレーミング&トリミング

フィギュアスケート

とあるSNSサイトでデザイン業とは全く畑違いの職種の方が紹介されていた新聞記事の写真です。デザイナーの中には一般の方はデザインの事がよく分かってないという怠慢な言葉を平気で言う人がいますので色付けし強調させてもらいました。

読売新聞のスポーツ欄で見つけられたそうです。大胆で上手い構図ですよね。報道カメラマンというのは現場を押さえれば良いとされ、芸術性とか排除されがちなんだけど、その限られた制約の中で最大限に芸術性も兼ね備えた写真を撮ろうとする根性が素晴らしいと思います。

更に、カメラマンが素晴らしいだけじゃなく、この記事のレイアウトを担当したレイアウターさんも粋です。「安藤美姫の表情が見えないじゃないか。もっと安藤を大きくしろ!」なんて、センスの無い事を言いそうなのが、ほとんどの現場じゃないかなぁ~って思います。この場合、カメラマンも素晴らしいし、レイアウターも素晴らしいと思います。どちらか片方が悪ければ、いくら片方が素晴らしくても全てが台無しです。

ジャンプ

デザインとアート(芸術)(当Blog内リンク)美しい物を嫌いだという人はいない…(当Blog内リンク)という記事を代表するように、このBlogでもデザインとアートに関する事は良く話題にしてますけど、何故だか「デザインはアートではない!」…そう称えるデザイナーが非常に多いです。しかし、そんなデザイナー達には、写真を掲載する事は単なる現場の紹介という目的に過ぎず、このような美を考えたフレーミングやトリミングは到底出来ないでしょう。
だから、彼らの言う、「デザインはアートではない!」と言う言葉は、彼らにとっては正しい言葉なんだろうと思います。

しかし、そんな彼らとは違って、限られた制約の中で最大限の芸術性を求めてる人達も居るわけで、その人達が手掛けるものは、人を感動させる芸術性の高い作品として紙面を飾ります。始めから芸術性を捨てた人達には、到底真似の出来ない芸当でしょう。

この新聞記事の話を知った後、地元紙を捲ってみましたが、地元紙の担当者は…なのかなぁ~。(笑)



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残ったインク

PM-3000C用インク

プリンターPM-3000Cが壊れて、それまで買い溜めしてたインクが必要なくなった。PM-3000Cは今から10年前に登場したプリンターで、登場した直後に買った物だから本当に長く使わせてもらいました。次々と最新機種が出る中、壊れる事も無かったので買い替える切っ掛けも無かったわけで、いつの間にかプリンターの中古相場は1,000円にも満たなくなり、インクだけが値段変わらずプリンターの本体よりも高い物になって行きました。

そこで、某オークションサイトを見ると、プリンターを買い替えたとかで、インクが不必要となり安く沢山のインクが出品されていて、数年前からそのようなインクを狙って安く買うようになりました。オークションサイトなので必用な時に必用なだけ出品されてるとも限りません。その為に、在庫があっても出品されたらすぐに入札するようにしてインクを切らさないように購入していました。

今回プリンターが壊れた時にも、インクの取引中で、壊れた後にインクが届くという事にもなってしまいました。プリンターは無くなってしまったのにインクだけが手元に残ってしまったわけで、そこで、手元に残ったインクを久しぶりにオークションサイトに出品する事にしてみました。どのくらいオークションサイトに出品してなかったのだろう…。すっかり出品するフォームが変わってしまい戸惑いながらの出品となってしまいました。この前までインクを落札する時に何人かで競ってたので、まだまだ、この機種のインクが欲しい人は居るだろうと期待してというか、激安価格で出品してみました。落札してくれるかなぁ~。



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私が想い描く「夢のクルマ」

バットモビール

今回の記事は、N-Link日産オーナーの声が集まる!サイト NISSAN OWNER'S RINGのテーマBlog『期間限定テーマ:あなたが想い描く「夢のクルマ」は?』の回答として記事を書いています。

「日産リーフ」の登場により、かつては夢のようだった100%電気自動車が実現しました。そこで今回は「夢のクルマ」を大募集!子どもの頃に想い描いた未来のクルマや、あったら嬉しい夢の機能などをご投稿ください!!…編集長より


…という事で、夢の車というテーマを頂きましたが、免許証を持たなかった子供の頃に思い描いてた『夢の車』と現在実際に車を運転してみて感じる『夢の車』には、大きなギャップがあります。

バットモビール

日産リーフのような電気自動車は、私が子供の頃から考えると、確かに鉄腕アトムのようなマンガに登場する車が具象化されたような乗物だと思います。更にはタイヤが無くなり地面から少し浮いて走る車も子供の頃に思い描いた夢の車でしょうし、その反面、タイヤが無いのに車という扱いにするのはどうか?という大人な事情が交錯してしまったり。
まぁ、私が子供の頃に思い描いてた夢の車は、超ベタな未来型な車でしょうね。手足を使って操縦しなくてもドライバーの脳波を読み取って、自動的に操縦する車とか…。

しかし、大人になり実際に車を運転してみると、子供の頃に思い描いてた自動操縦のつまらない事…。夢の車に程遠い過去の完全なマニュアル車に魅力を感じるようになってます。自分で操縦し操る楽しさを機械に奪われたくない…という気持ちが凄く強いです。だからAT車のような自動変速機にも未だ馴染めません。「運転する事が楽しいから、自分で操作したい。」って思ってると、全然未来的でも、もう既に存在してる車になっちゃうので、私の思い描く『夢の車』は時代に逆行してしまう存在になるのかもと思ってみたり。

お正月にTop Gear(当Blog内リンク) という英国のカー情報番組で、ハイブリッドカーであるTOYOTA プリウスと5800ccエンジンのBMW M3でどちらが燃費が良いか?という対決をしてました。その対決の結果は、BMW M3が僅かに燃費が良かったのです。但し、この対決には条件がありまして、時速140km対決での勝負です。GT-Rが叩き出した意外な数字(当Blog内リンク)という記事内で、私が言ってた下記の内容を、実際に実験し証明した状態となりました。

例えば、ハイブリッドカーは、高速走行になると電気はあまり使用されずガソリンエンジンを多用するわけだから実燃費は極端に悪くなります。しかも、重いモーターとバッテリーを通常のガソリン車よりも余計に積んでるわけだから、高速走行で燃費が良いわけがない。トランクに荷物を満載したガソリン車で高速走行してるようなものです。ハイブリッドカーで高速道路を飛ばすとスポーツカーよりもうんと燃費は悪くなると思います。


TOYOTA プリウスのエンジンは1500cc。対してBMW M3のエンジンは5800cc、これだけ排気量に差がありながら僅かにBMW M3が燃費が良かった結果になったという事は、同排気量換算すると高速走行では大差でプリウスが負けちゃった事になるのですよね。
日本ではメディアを含め、環境に優しいと洗脳され過ぎてるハイブリッドカーですが、英国メディアでは使い方によって変わると言う、真実をちゃんと見極められた説明がなされているのです。
だから、今、私が思い描く『夢の車』は、嘘、偽りの無い車作りがされた車というのが『夢の車』かなぁ~。確かにハイブリッドカーは燃費が良い。しかし、それは日本の道路事情に置ける一般道(30~40km/h)での話です。

トヨタ アレッサンドロ・ボルタ

そう考えると、ハイブリッドカーはファミリーカーよりも、むしろスポーツカーに設定するべきシステムですよね。低速走行時はハイブリッドでモーターとエンジンの併用で、高速時は完全マニュアル操作のホットなスポーツカー。低速でも高速でも燃費が良いって事になりますし、まさに夢の車ですね。一体、何処に消えたのさ、ハイブリッドスポーツカーのトヨタ アレッサンドロ・ボルタ!…って、日産のオーナーネタなのに、いつの間にかトヨタネタになってしまってるし~。トヨタがコンセプトカーのみでマゴマゴしてるうちに、日産自動車は、とっととハイブリッドFRスポーツの市販車を出してしまいましょう。




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携帯電話の機種変更

古いけど現役P504i

2002年6月5日に登場した携帯電話『P-504i』を、ずっと使ってました。最初の数ヶ月i-mode契約をしてたものの、当時はメールを受けるにも受信料がかかり、しかも、迷惑メールが雨嵐のように届けられ、その迷惑メールの受信にまで受信料を取られる事に嫌気がさし、i-mode契約を解約しました。
そして、i-mode対応機種にも関わらず、今の今までメールアドレスを持たず、純粋に電話として正真正銘の携帯電話という状態でした。それでも、特に不自由は無く自分の生活に支障はなかったので、機種変更する理由も見つからず、今まで使ってたのです。

しかし、来年2012年7月にmovaのサービスが終了との事で、FOMAへの乗り換えを検討せざるを得なくなりました。FOMAはmovaに比べ、通信速度が速いとの事なのですが、私みたいに電話の機能しか使ってない人には、通信速度の速さなんて関係ないもんね。ただ、movaはある時期から、既にサービスがストップされFOMAに切り替えられた状態で、我が家の近くにmovaのアンテナが増設される事はなく、現在も圏外に等しい状態です。写真に移ってる電話機のアンテナ表示がレベル1にも満たない状態となってます。mova全盛の頃から、まともなサービスが受けられない状態でいたのに、携帯電話会社の勝手な都合でFOMAに乗り換えなきゃならないなんて…。

携帯電話P-04B

…てなわけで、機種変更しました。新たな相棒は、『P-04B』です。『P-03C』のLUMIX携帯が登場したので、これまでの『P-04B』の値段が下がってないかなと淡い期待を抱いて、更にmovaからFOMAに乗り換えの割引も無いかなぁ~?って思って、docomoショップに足を運んで見積もってもらったら、半額ぐらいになったので、その場で決めちゃいました。

今度はパケホーダイでi-mode契約もしました。他にも何やら3ヶ月間複数契約すると割引になるからと言う事で、訳の分からない物も契約しました。必要ない物は3ヶ月後に解約すれば良いからという事だったのでそうしましたが、それが私にとって、必要な物なのか、不必要な物なのか…。。。それ以前に携帯の使い方が分からないので、何も分からない状態です。説明書を読んでも書いてある言葉の意味がチンプンカンプンですから、まさに、猫に小判、豚に真珠状態です。

とりあえず、メールアドレスの設定はしました。パソコンサイトなのに携帯電話が必用?(当Blog内リンク)のように、今まで、携帯電話のメールアドレスが無い事で、「承けたいサービスを承ける事が出来なかった。」と言う事もありましたし、現在では、携帯電話のアドレスを持ってる事が世の中の常識なのですよね。
以前、仕事関係で連絡先(携帯のメールアッドレス)を教えて欲しいとの事で、メールアドレスを持ってないと言ったら、「嘘つき」や「ガードが堅い」というレッテルを貼られたし、その時所有してた携帯電話を見せて、初めて納得してもらえたと言うか…、事実を知ったら知ったで珍しい人を見るような扱いをされたり…で、その人から見るとメールアドレスを持ってない私が不思議に思えたのかも知れませんが、私から見ると自分が本当に必用としてる物か見定める事も無く、皆が持ってるから持たなきゃならないって感覚が不思議に思えてならなかったです。

今回、ひょんな事から携帯電話を買い替える事になりましたけど、果たして、この便利な機能を私は何処まで使いこなせるのだろうか?携帯電話に向かってメールする自分の姿は想像できないし、おそらく携帯電話でメールする事は無いと思う。たどたどしくメールを打つくらいなら電話をかけて話でサッサと済ませるだろうし、どうしても、書面(メール)で…という事ならパソコンのメールを使うだろうし…。そんな私が、サクサクと携帯電話を使いこなしてる姿が想像できません。(笑)



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トンド2011

立派なトンド

「とんど」は、古くから伝わる正月明けの伝統行事で、我が地区では近年、小正月に近い日曜日に開催されています。…という事で、昨日は、「とんど」でした。そして、その「とんど」をレポートしようと思い、過去記事の「とんど」という記事と被らない内容を書かねばと、「とんど」をキーワードに過去記事を検索して内容確認しようとしたら、「ほとんど」という言葉の中にある「とんど」にまで引っかかり、膨大な記事が検索され検索の意味をなさなくなってしまいました。慌てて必至に過去記事を探して…と言っても、2006年のとんど(当Blog内リンク)、2007年は能登原とんど(当Blog内リンク)、2008年我が街のとんど(当Blog内リンク)、2009年強風の中での“とんど”(当Blog内リンク)そして、2010年は…あれ?あぁ~、車のメンテナンスで「とんど」は参加しなかったんだ。…てな感じで、1月の第2週の日曜日あたりで探せばすぐに見つかる記事ですけどね。(笑)

火がつけられる時を待つトンド

今年は今までと違って、周囲に建物が増えちゃって、火が大きくなると火事になるおそれがあるので、「トンド(検索対策でカタカナ標記)」が少し小さくなりました。今までは単なる空き地だったのに、区画が整理されて、宅地になっちゃいました。この場所でのトンドは、果たしていつまで出来るのでしょうか?心配です。

恵方に引っぱり倒すトンド

さて、今年の恵方は南南東です。トンドに火がつけられると、南南東に引っぱり倒します。

倒れたトンド

勢い良く倒れた瞬間を激写!

燃え盛るトンド

後は、激しく燃え盛るのを待ち、鏡餅を焼いたりと、各々無病息災を願います。





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スカスカ“おせち”に思う…

豪華おせち

豪華な“おせち”が50%OFFの10,500円…この“おせち”を注文して、誰がこの後の悪夢を想像しただろうか…。

残飯おせち

そして、実際に届けられた“おせち”は、スカスカの食い散らかしたような残飯状態です。

残飯おせち

この“おせち”の何処に「今年も良い年でありますように」という願いが込められてると言うのか…。見本と実際の商品が異なりすぎです。これじゃ、クレームというか事件になっても不思議じゃない。

せめて、ホームページに掲載される見本写真に、「※写真はイメージです。」とか「※写真は見本です。実際の商品とは異なる場合があります。」というコメントを入れなきゃ…。写真はイメージです(当Blog内リンク)って、コメントを入れてないから問題になるんだよ!「※写真は見本です。実際の商品とは異なる場合があります。」ってコメントがあったら、スカスカでも問題は無かったのに…。なんてな。(毒)

…って、アホな冗談はさておき、私はこのスカスカ残飯“おせち”のニュースを見て、色々考えてみました。他人事じゃないなと切実に感じます。最初は何故、見本と大幅に違いクレームになると明らかに分かっていながら、堂々と出荷する事が出来たのか?凄く疑問に感じていました。

だけど、この割引ってグルーポンというクーポンサイトというか間に代理店が咬んでいるのですよね。少し前になるけど、グルーポンじゃなく、大手旅行系の格安クーポンを扱う代理店と旅館サイドとトラブルが発生してるという話を小耳に挟みました。代理店側が提示する格安サービスの負担が全て実際にサービスを行なう旅館サイドに強いられ、しわ寄せが来てる。という内容だったと思います。
要するに代理店が美味しい思いをして、現場が苦しい立ち場に追い込まれているというものです。これって、いつぞやのマンション強度偽装問題に凄く似てないですか?

私も広告代理店経由で仕事を頂いたとき等、かなり中間マージンを中抜きされて納得のいかない仕事を強いられる事もありました。過去記事の売るべき商品が何か分かってるのか?(当Blog内リンク)等はその典型でしょう。

私がサラリーマンだった頃、過酷な労働条件で安い賃金、そして、上からの圧力で否応無しにやらされる…。「一度仕事がパンクして納期に間に合わないとか、グダグダになってみないと学習しないんじゃ!」って言いながら仕事してた頃がありました。流石にそういう事を実行した事はありませんでしたけど、もしかしたら、このスカスカの“おせち”は従業員の反乱なのかなぁ~。ってそう思えてくるのです。
そう考えると、見本と大幅に違っていてもクレーム上等で堂々と出荷する事が出来たののではないか?…と思ってみたり。これは、単に私の想像の域ですから真実は知りませんけどね…。

だけど、格安クーポンとか、代理店が間に咬んでると、何処かにしわ寄せが来て、悲鳴をあげてる所があると私は疑ってますけどね。そして、その犠牲となるのは、いつも何も関係ないお客様です。
我々クリエイティブ業界って、日常茶飯事にスカスカ“おせち”のような事が起こってると思います。被害者であり、同時に加害者でもあると思います。このWEB広告を創ったデザイナーも嘘の情報を流した側として加害者の一端を担ってる事になるのです。

WEB広告が事件に大きく関与して、デザインに大きく関わる事件でもあるのに、世のデザイナーがこの事に関心を持っていないのが非常に気になります。
今、こうして私がBlogを書いてる間にも、きっと、何処かのデザイン会社でスカスカ“おせち”の事を非難しながら、詐欺まがいな広告を手掛けてたりするのでしょうね…。




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七草粥2011

七草

そう言えば、昨年は七草をゲット出来なかったんだよなぁ~。無くて七草…ゲット出来ず!(当Blog内リンク)そして、今年はと言うと…、ちゃんとゲット致しました。それにしても、七草をスーパーで買う時代になったとは…、私が子供の頃なんて七草は売られてなかったし、皆、採る事が当たり前だったから、スーパーで売られてても、きっと売れなかったよね。
その為か、いまだに七草をスーパーで買うのは勿体ない気がしてなりません。今回私が買った七草は、パック詰めされて198円でした。七草のほとんどは雑草なのに…。(笑)
それがスーパーの閉店間際に行って買い物したから、売れ残った七草に半額シールが貼られてて99円でゲットできました。

七草粥

七草粥の由来
時代や地方によって種類は多少異なりますが、一般的な七草は鎌倉時代の古歌『芹・なずな・ゴギョウ・はこべら・ホトケノザ・すずな・すずしろ、これや七草。』に由来します。元々は中国伝来の行事で、当時は米・きび・あわ・あずき等7種類の穀物で作ったお粥を食べ、五穀豊穣を祈ったと言われています。春の野草になったのは平安時代。その後、庶民の間にも広まり、無病息災を願うようになりました。


写真が昨日食した、我が家の七草粥です。味付けは塩オンリー!
たまにはこういうのもサッパリとして良いもんですね。


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いつしか宝物

1979年の年賀状

年賀状は贈り物だと思う!…なんてキャッチコピーで年末に年賀状のCMがされてましたけど、「本当にそうだなぁ~」って感じます。私は頂いた物とか捨てるのが苦手で、溜め込んでしまうタイプなのですが、年賀状も例外ではなく気がつきゃ、私が小学生の頃からの物が残ってます。写真の年賀状は1979年…だから昭和54年の正月に頂いた物ですね。私が小学5年生の頃の物です。

それから、今年の2011年まで、全部残してあります。こやって今までの人付き合いの流れを見てると結構面白いものですよ。小学校の頃は町内だけのやり取りだったのが、中学になってエリアが隣町に広がり、高校になると市内にエリアが広がり、デザイン学校時代に日本全国に広がり、就職してまた地元メインにエリアが狭まり、フリーになって再び日本全国に。(笑)

年賀状で自分の行動範囲と言うか、活動具合が見えてきますね。最近では、年賀状を書くよりメールで一斉送信とか味気ない年賀状も増えてますが、いつまでも残せる年賀状って後々楽しめて良いもんですね。

昨年は年末にプリンターが壊れて、早くに印刷し準備してたにも関わらず、投函が大晦日になってしまってテンヤワンヤでした。バタバタする中、年賀状に追われる自分が好きだったりします。




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目新しさに誤魔化される盲目な目

アスコン

昨年末の話…。今までレギュラーでしてきた仕事ですが、今回、ある店舗分のみ別のデザイン会社でデザインされました。当たり前の話ですが、デザインは人の考えたアイディアが形となってるわけで、人が創る以上、その人の個性というのは消す事は出来ず、どうしても出てくるわけです。同じ人がその仕事をずっと担当していれば、その人の色に次第に染まっていくものです。どんなデザインであれ、デザイナーが人である以上、その人の個性は必ず出ます。

例えば、音楽で言えば分かりやすいかなぁ。シンガーソングライターが曲を書き歌う。その個性は顕著に現れてきます。曲を聞くと、『あっ、この曲の感じは誰々の曲だ!』って言うのが絶対にありますよね。初めて聴いた新曲でも、あぁ、やっぱり誰々の曲だなぁ~って…、そういう特徴って必ずあると思います。


音楽と同じように、作る時に意識してなくても滲み出てくる個性というのが、私達デザイナーの世界にもあるのです。毎日当たり前に目にしてる広告等、何処にでもある特別有名でもない街のデザイン屋が手掛ける広告の1つ1つにも、それを手掛けるデザイナーさんの個性って出てるものなのです。

デザイン会社内だと凄く分かりやすいのです。デザイン会社内には、デザイナーさんが多く居ますから、様々なデザイナーさんの癖を見る事が出来ます。誰が手掛けたデザイナーなのか分からない仕事があったとしても、その人のデザインを頻繁に観てると、このデザインは○○さんのデザインに似てるなぁ~。…なんてのがあるのですよ。

…っで、この自然と滲み出る個性は、デザインの良し悪しという基準とは全く別物だと思うのです。好みとしての好き嫌いの対象にはなりうるかもしれませんが、良し悪しは好き嫌いで左右されるものであってはならないものですからね。ちなみに、好き嫌いで良し悪しが左右されるものではないと言う私の真意は、レーズン大嫌い(当Blog内リンク)という過去記事で述べてます。

ただ、この事を全く考えず、単なる好みの好き嫌いで良し悪しを評価してるプロというのが、あまりにも多すぎるのが私の気になる点です。そして、好き嫌いで良し悪しを評価してるプロというのは往々にして居る。そういうプロほど名ばかりのプロで実力は無い。…と断言しても良いでしょう。

ウララ

そして、今回、代理店の営業マンが、私に、ある店舗のみ別のデザイン会社でデザインされた広告の刷り取りを持って来られました。今まで私がしてたデザインの感じとは全く違う雰囲気のある広告です。しかし、基本的なデザインの良し悪しを言えば、特別に優れたデザインでもなく、どちらかと言えばデザインの基本は荒っぽい良くないデザインの部類に入ると私には感じられました。

それこそ、今までの私の個性に染まり切ってた物が、別で創られた事によって、違う個性に変わったに過ぎず、目新しい個性に誤魔化されてるだけに感じました。そして、その個性はその人の持つ自然の持ち味なので、私が真似して出来る物でもなく、それを私に求められてもどうする事の出来ない問題です。

どうしても、その人の個性が欲しいと言うならば、その人にデザインを委ねるしか無いでしょう。しかし、先にも言いましたけど、その個性の部分はデザインの良し悪しとは別の物だから、その人の個性に慣れた時に果たして、そのデザインがどう見えてくるか…。私はデザインの良し悪しでは冷静に自分の方が勝ってると感じたから、無理に引き止める気はしないし、個性に慣れた時にやっぱり前の人の方が良かったと言われるであろうと信じてるから別に焦りもしないし気にもならないです。そして、前の人が良かったと戻って来る時には、デザイン料ベースアップの良いチャンスだしね。(笑)




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お雑煮2011

お雑煮2011

我が家のお雑煮2011年版です。具材は、白菜、大根、水菜、そして、お餅…。超質素で超シンプル。大晦日もそれとなく仕事してまして、スーパーは元旦から開いてるし、別に年末だからと買い物しなきゃならない。…って気にもなれず、正月の買い物が全然出来て無くて、家にある材料をかき集めて作ったお雑煮です。

紅白の蒲鉾やアゲ、昆布巻き、そんなものはありません。だって、買ってないんだもぉ~ん。まぁ、世の中のお正月のあり方に合わせた、ささやかな反抗だね。
お店としては、正月に向けて年末に買い物してもらいたくて歳末セールをするのだろうけど、それは今まで正月にはお店が閉まって買い物が出来ないから、年末に買い物をして買い込む必要性があったわけだけど、今では初売りと称して、歳末セールの翌日には店を開けるわけでしょ。昔の初売りは4日頃から初売りだったから歳末セールや初売りの意味があったけど、現在では年末も年始もあったもんじゃない。
歳末セールの翌日が初売りだから、特別感が無く、いつもの買い物状態。だったら正月もいつもの単なる日が変わった1日扱いで、いつも通り過ごせば良いかと、特別な買い物は一切しませんでした。

私が子供の頃は、正月にお金を流通させるものじゃない。という、言われがありましたけど、そういう昔ながらの文化や伝統を平気で崩す事に最近違和感を覚えるのです。

千と千尋の神隠しSpirited Away(外部リンク)というサイトに●「千尋」の作品世界を考察する(外部リンク)というコーナーがあり、そこに文化や伝統に対して、下記のように記述されていました。

国際化時代が叫ばれて久しく、外国の文化や伝統を学ぶ必要性が叫ばれている。だが、本当に大事なことは、まず日本の文化や伝統を学ぶことである。自国の文化や伝統を理解せずして、外国の文化や伝統を理解することなど出来ない。このことを、宮崎監督は「ボーダーレスの時代、よって立つ場所を持たない人間は、もっとも軽んぜられるだろう」と表現する。よって立つ場所を持たなければ、現在の自分自身はもちろん、将来像も描けないからだ。


私は、この引用文に凄く共感出来るのです。ハロウィンやクリスマス等海外の文化を取り入れるのは良い事だと思うけど、その取り入れた文化が間違っていても全く平気、海外から変だと後ろ指さされようが我が道をゆく日本。そりゃそうだ。日本の文化や伝統ですら商売の為に平気で壊してしまう民俗なのだから、ハロウィンやクリスマス等海外の文化も単なる商売目的だ。

しかし、これからの商売に重要なグローバル化、そこで重要となる外国の文化や伝統、そして我が国の文化や伝統…。一体、この先、日本は何処に進もうと言うのか…。年末年始が近付く頃になると、この間抜けな日本の姿があらわになるので、私は毎年やりきれない気持ちになるのですよね。



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原田ゆうじん温泉

原田ゆうじん温泉駐車場

奥尾道の秘湯…原田ゆうじん温泉(外部リンク)

昔々、原田という所に多くの人に親しまれてきた「原田温泉」という温泉がありました。しかし、いつの日か温泉はひっそりと閉鎖され人々の記憶からも消えつつありました。年月は流れ…今から数年前のある日、この「ゆうじん温泉」のご主人の知人が「癌」の手術をされました。その知人の術後で弱った体を癒してあげようと「原田温泉」と同じ源泉を引き、個人的に開かれたのがこの温泉の始まりです。
その後、口コミでこの温泉の効能が話題となり、今では近隣の県はもちろん、わざわざ四国方面からここを訪れるお客さんもおられるそうです。当初は一般の方には開放してなかったのですが、たくさんの問い合わせがあったため、ご主人が一肌脱ぎ、現在のような皆さんに愛される温泉が出来上がりました。


昨年大晦日頃から今日まで冷えると首筋から左肩~腕に鈍痛が来るようになり辛い思いをしてたので、前々から気になってた、原田ゆうじん温泉に足を運んでみる事にしました。

ここは、奥尾道…って、奥尾道という言い方は、長年この地に住んでいて初めて聞く地名なのですが、確かに場所的には尾道の奥になるから奥尾道なのでしょうけど、まぁ、地名に『奥』という文字が付くと、秘境のような温泉地としては何となく名湯と言うか効きそうな感じがしますよね。(笑)

そして、私が原田ゆうじん温泉に到着した時は、駐車場が満車で何処にも止める所がありませんでした。何にもない山の中にある1軒の温泉なのに、凄い人ですね。少し駐車場で待ってると、すぐに2~3台開きました。

原田ゆうじん温泉前のパス停

原田ゆうじん温泉のすぐ目の前にバス停がありますので、バスで来る事も可能です。それよりも、私はバス停横の『出逢い』という看板が気になります。温泉で出逢い系でしょうか?なんて期待されてもだめですよ。『出逢い』というのは喫茶店の名前です。

バスは1日7~8本

バスは1日7便のようです。朝から夕方まで1時間に1本って感じですね。

手書き看板

看板が手書き!以前はちゃんとカラーの看板(手作り?)みたいだったけど、色褪せたのかな?現在は如何にもご主人が書いたと言う感じの看板です。

原田ゆうじん温泉全景

そして、目の前の建物が温泉施設です。源泉は11.5度の冷泉で外でご主人が湧かしています。

有神の水

建物に向かう坂道にある有神水です。500mlのペットボトル持参で1杯100円です。この水を買って温泉に持ち込み水分補給しながら長風呂してるお客さんも居ます。持ち帰ってコーヒーやお茶を入れて飲んでも美味しいとの事です。

原田ゆうじん温泉入口

こちらが、入口です。この戸を開けて入った所に受付があります。そして、ここの戸はかなり低いです。どんなに偉い人でも頭を下げなければ入れません。利休の茶室ですか!(笑)

脱衣所への入口

お金を支払って、いざ浴室へ。

脱衣所

そして、脱衣所の様子です。何もないですよ。簡易的なロッカーが置いてあります。

浴槽

温泉内はシャンプーやリンス、石鹸等一切置いてません。皆さん、持参してます。ちなみに、タオルも持参ですよ。基本的には、湯治目的の日帰り温泉なのでタオルやシャンプーやリンス、石鹸等の販売もありません。湯量は毎分340リットルあり、沸かし湯ですが掛け流しで使用されています。お湯は少し濁った感じですが、臭いは無臭です。

ラドン

原田ゆうじん温泉の泉質です。良い風呂でした。凄く温まったのですが、肩は痛いままですね。やはり、数回は通わないとダメかな。



【追記】2011.01.05(Wednesday)
昨日は温泉から上がっても肩の痛みがずっと残ってたのですが、今朝目覚めると痛みが随分軽くなってました。軽くなってると言っても、痛みが抑えられてる程度で、状況によってはぶり返しそうな気配のある痛みのなさで、数回は通えば良くなりそう感じです。今日は行く事が出来ないので不安です。やっぱり回数券を買っておけばよかったかなぁ~。



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初詣

草戸稲荷神社

今年の初詣は草戸稲荷神社にお参りに行きました。除夜の鐘を聞いて、すぐのお参りは人でごった返しているだろうからと、少し時間を置いて1日のPM7:00頃お参りしました。予想的中、参拝客は程々になっていて余裕でお参りする事が出来ました。

この後、商売繁盛の熊手を買ったのですけど、オッサン4~5人が売店の奥で話し込んで、私が熊手を持って窓口に行っても放置されっぱなしでした。…いや、寒いし、昨晩から大勢を相手してきてうんざりしてるのかは知らないけど、それがオッサン達の商売だろうが…。少しして熊手を持ってる私に気がつき、話し込んでたオッサンの1人が精算してくれましたが、『ご利益がありますように』と決まりきった文句を言うと、まだ私がその場から立ち去っても無いのに、そそくさとオッサンズの輪の中に戻って行きました。全く神様の神聖さが感じられません。ちゅか、感じ悪いったらありゃしない!なんで、正月早々、初詣に行って嫌な思いをさせられなければならないのか…。

石焼き芋

まぁ、正月だから嫌な事は忘れて…、友達の焼き芋屋が出してるテキ屋で、焼き芋を買って帰りました。この冬は昨年の猛暑の影響で芋の値段も高騰してて仕入れが大変みたいですが、それでも、無理してオマケしてくれてありがとう。一度に食べきれないので、今日の朝食も焼き芋でした。(^_^;)



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ミス?

初日の出スポット

1月1日元旦に届けられた新聞に入ってた某新聞社のタブロイド広告です。この広告は正月元旦に折り込まれてたものですが、情報が遅い!とツッコミを入れたくなってしまいました。(笑)
『今年(初日の出)見逃したという人に』…と称されて、初日の出スポットが紹介されているのですが、これは来年2012年用の情報なのでしょうか?来年の事を言ってたら鬼が笑うよ!そして、私も笑っちゃうよ!

そして、この情報は絶対に昨年大晦日に折り込むべき内容の記事だよね。だって、1日(元旦)付けの新聞に折り込んでたらこの広告が読者の手に届く時には、既に初日の出は終わってしまってるもんね。何の為の情報なんだか…。

正月早々、ミスから始まるなんて…。というより、この業界の場合、ここまで来るとミスじゃないね。起こるべくして起こってると言った感じです。ミスというのは、起そうと思わないで気をつけていたけど起こってしまう事がミスで、気をつける事を怠ると言うか、気をつける事を知らないと言う場合にはミスとは言えないでしょう。間違う事を前提に創ってる状態だから。


アホアホカレンダー
写真:産経新聞

間違いカレンダー、多発 毎月「Feburuary」、11月31日…。
産経新聞 2010年12月31日(金)7時56分配信

新たな1年の道しるべとなるカレンダーをめぐり、この冬、回収騒ぎが相次いだ。神奈川県の秦野市観光協会では64カ所の誤りが発覚したほか、プロ野球・阪神タイガースの公式商品には存在しない日にちが表記される痛恨の“エラー”も。製作業者からは「経費削減が進み、今後もミスが増えるのでは」との声も漏れる。

大量のミスが見つかったのは秦野市観光協会が1部500円で販売するPRカレンダー。February(2月)のつづりを「Feburuary」としたり、カレンダーに記載された市のスポーツイベントの予定が前年の日程になっていたり。冠婚葬祭で重視される六曜の「先負」が一部「先勝」になるミスも見つかった。

ミスは「駅伝の開催日と名称が違う」という市側の指摘で判明。当初はシールを貼って対応することにしたが、その後も間違いが次々と発覚。観光協会は3千部を刷り直すよう方針転換したが、刷り上がりは「年明けになる」という。

一方、阪神の主力選手の写真が入った壁掛けカレンダーでは、存在しない「11月31日」の表記が判明。出荷10万部の回収・再発送が決まった。もっとも、こちらはファンの間に「ある意味貴重かも」「返品するか迷う」との声も上がる。

なぜ間違いが相次いだのか。秦野市観光課は「締め切りに追われ、確認作業が不十分だった」。日付や六曜を担当した印刷会社は「ネットの情報から引用した。元データが誤っていたのか…」という。

メーカー32社が加盟する「全国カレンダー出版協同組合連合会」によると、カレンダーの製作作業は前々年から始め、「6~7人で別々に校閲する」(都内の大手業者)など、入念なチェックを重ね完成させる。

しかし、最近は簡単な暦作製ソフトが出回り「校正を知らずに参入する業者も多く、見栄えだけ良い作品が売り出される」(同)傾向があるという。



昨年、年末にもこの業界のミスで締めくくられてたニュース記事がありましたよね。上記引用記事がソレです。このニュースを知った時、私は呆れてしまったと言うか、この業界は何処まで地に落ちて行くのかという思いと、私自信、この業界人でありながら次第に素人に埋め尽くされ、プロとしての居場所がなくなる危機感を非常に感じました。この業界が素人じみてきてる事はこれまでこのBlogで頻繁に紹介してきた事です。

私は常に危機意識を持ち、問題視してるのですが、それに反して、まぁ~、ノホホンとしてるクリエイターの多い事…。私が掲げてる問題を問題と感じず、単なる『口煩い批判』としか捉えてないクリエイターも多いです。問題に対して問題視出来ないのは、良くしていこうと言う気持ちの無さに繋がるわけで、それは、常に良い物を創り続けようとするクリエイターには致命傷な事です。問題を感じて問題提示すると、その行為自体を批判と捉えられてしまうのでは、問題に対して対処も出来ないし、改善してよい環境を作り上げる事なんて絶対に出来っこ無い。全てはクリエイターの生温い甘えでしかない。

引用記事の青字部分の言葉はミスが起こった事に対しての言い訳ですが、バカか?と言いたいですよ。「経費削減が進み、今後もミスが増える。」だと…?プロとして、ちゃんとした物を作る為の最低限のコスト計算も出来ないのか?経費削減かなにか知らないが、必要な物を作る為の必用なコストを要求するのはプロとして当然だろうが…。そして、プロとして出来ると判断したからこそ、その予算で作業に取りかかってるのだろう!それを、納得して承けておいて、経費を理由に出来ませんと言うんじゃない!甘えるな!
どうしても、そのコストで出来ないと言うのであれば、承ける前に「これでは出来ない」とハッキリ言え!自分達の無能さをミスが起こった後からコストが…とか作業時間が足らない等のせいにするんじゃない。自分達の無能さをいつまでも他人のせいにしてるようでは、いくら予算がちゃんととれようが、制作時間が十分にあろうが絶対に出来っこ無いですよ!
甘えたやつに、時間を与えても予算を沢山あたえても、無駄にしてしまうのが常です。過去記事のワガママなのはどっち?(当Blog内リンク)で、その事について記述してます。

以前も言ったけど、デザインでミスが起こっても、他の交通機関のようなミスと違って、ケガ人や死人が出るわけじゃないから、ミスに対して軽視されがちなんですよね。『「経費削減が進み、今後もミスが増えるのでは」との声も漏れる。』きっと、交通機関のミスであれば、関係者がこんな言葉を吐けば、国民の大半から厳しいお叱りを受けるでしょう。言い訳(当Blog内リンク)が多過ぎるのもこの業界の特徴です。そう言えば2006年3月に書いたハチャメチャなカレンダー(当Blog内リンク)というBlog記事でもカレンダーのミスを取り上げたなぁ~。本当にこの業界は生温く甘えた環境に浸かり切って麻痺し過ぎている!





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