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権利

阿伏兎港の夕焼け

昨日の帰り道に出会った阿伏兎港の夕焼けです。あまりにも綺麗な夕焼けだったので、しばらく車を止めて眺めていました…。


Ferrari 365GT4BB(1973)(当Blog内リンク)の記事にて、ある方から著作権に絡むご指摘を頂きました。私の勉強不足で危ない橋を渡っていたわけで、ご指摘のコメントを頂いたおかげで助けられた状態となりました。

今まで描いたカーイラストを写真素材-Photolibrary(外部リンク)サイトにて、ロイヤリティフリーの素材集として販売しておりましたが、全て削除し販売を取りやめました。現在、趣味で撮影した写真が数点程残っています。この写真に関しては、たぶん誰も文句の言えない正真正銘、私の撮影した写真ですから問題ないのじゃないかなぁ~。(^_^;)

今回の私の問題は、街で見かける事も稀な古いスーパーカーになかなか遭遇出来ないので、そうそう自分で写真に撮れるわけもなく、イラストの下絵としてインターネットの画像を無断で拝借してしまった事なのです。写真を下絵としてイラストに描く事も、著作権侵害にあたる。と言う事を、今回初めて知りました。
この点は私の勉強不足の何ものでもありません。


そして、今回の事を切っ掛けに色々と著作権を含め、権利について考えてみました。
自分で撮影した写真をイラストにしたものなら何でも大丈夫なのか…?と考えた時に、私のように車を題材に描いた場合、車というのは自動車メーカーが作り出した商品であり、自動車メーカー様の商標です。
その商標である自動車を私がイラストに描いた場合、イラストは私の著作物になるでしょうが、モチーフとなる車のデザインは自動車メーカー様、或いはカーデザイナー様の著作物となります。

「自分で描いた絵だから自分がどうしようと勝手ないじゃないか…。」っていうわけでもありませんが、それに近い気持ちで、ロイヤリティフリーの素材集として販売してたのですが、冷静に考えるとモチーフが自動車メーカー様の商標である以上、やっぱり問題かなぁ~…って、思えて来ました。

ロイヤリティフリーで販売すると、そのイラストを買われたお客様は、基本的には自由に使う事が出来るわけです。一応、素材の利用範囲(外部リンク)というのはありますが、どこまで目を通されて購入されるかは不安な面があります。
もしも、買われた人が禁止事項の商品化利用された場合、知らない所で自動車メーカー様にトラブルをもたらしてしまうやも知れません。ご指摘頂いたコメントからそのような事まで考え、自分で撮影した写真を下絵として描いたイラストも含め、全て削除致しました。


そして、この著作権の問題ですが、実は考えれば考える程複雑で難しい問題のようで、私は正直な所、凄く混乱しています。寄せられたコメントでは「1%でも訴訟になることの可能性があればNGです。」と言われてるのですが、私には1%を問いだしたら、多角的に見ると「100%安全」と言う事は何処にも無いと感じられるのです。

風景写真を撮れば、看板入ってる企業のロゴや建物等、また庭園を撮影したともなれば、最近では造園クリエイターや環境デザイナーと言われてるし、至る所に人が手を加えた創造物が溢れてます。人工的な物が溢れかえっている以上、それらは著作物として扱われます。机上論としての理屈では「1%でも訴訟になることの可能性があればNG」と言う事は分かります。しかし、実際、それを実行するには物理的には不可能だと思うのです。

1%の訴訟の可能性までを問うと、創作活動は何も出来なくなります。権利を守る為の規則にガチガチに支配されてしまうと、気が付けば、創作活動そのものが出来なくなってくる。


ゴクッ!(当Blog内リンク)っと喉を鳴らす清涼感の表現も、どのCMでも同じ表現が使われてるけど、これも創造の表現である以上「うちが先に表現したんだ!」って、誰かが言いだしたら問題になるでしょうし、日本のCMによく見る企業のイメージキャラクター(当Blog内リンク)のように、何社ものCMに起用されているアイドルだって「うちの看板となる顔だから…真似するな!」と、最初にそのアイドルを起用した企業が言い出すと、これまた問題につながると思います。O円といった無料の表現やアルコール・糖分の含まれてない商品等の0(当Blog内リンク)の表現にしても…。いずれも真似と言われてしまえば真似でしょう。私は、著作権云々と言った真似以前に、表現の片寄りボキャブラリーの無さで問題視してますが…。(^_^;)
おそらくCMクリエイター達はこれらの表現は100%大丈夫と思っているでしょうけど、表現方法が同一方法であれば著作権を問われる可能性はおおいにあると思います。

街の似顔絵屋さんがサンプルに描いてる芸能人の絵や、私の書いた荒川静香さんのイラスト(当Blog内リンク)等は、著作権で問題なくても、肖像権ではおそらくアウトでしょうし…。(汗)
雑誌の似顔絵投稿コーナーなどの作品も、いちいち肖像権の許可を取らないと1%の訴訟の可能性はありますし…。ただ、そこには見て見ぬふりという暗黙の了解があるだけの事なのだろうと思います。

NISSAN MOCO(2006)(当Blog内リンク)こちらのイラストは、私が自ら撮影した写真を下絵にして描き、ロイヤリティフリーの素材集として販売しておりました。実はメーカー元の日産自動車様がこの記事を読まれてて、このBlogの下の方にあるBlogパーツ“Nリンク”(オセロゲームの下)で取り上げられ紹介されています。きっと、見て見ぬふりだったのでしょう。著作侵害の面もありますが取り上げてもらう事で宣伝にもつながる、お互いにメリットが出れば、そのような、ギブ&テイクで成り立ってる面もあるのでしょうね。

1%の訴訟の可能性までを問うと、なんだか、権利の主張が本来の目的と、大きくかけな離れて来てる気がしなくもないです。この他にも、権利とは違いますけど、公正取引委員会が定めるイラストはイメージです。(当Blog内リンク)写真はイメージです。(当Blog内リンク)の表示等…。このままじゃ、権利や規則に雁字搦めになって何も表現出来なくなると思う。

クリエイターの皆様はそういう事に危機感は感じられていないのでしょうか?このままでは机上論に支配され本当に何も出来なくなってくる気がします。(汗)

メーカー系の公認イラストレーターみたいになれれば良いのでしょうけど…。プロになれば好きなイラストを描く事も難しくなるのですね。拳が凶器扱いとなるボクサーがケンカ出来ないのと一緒かな?拳を交えるのはリングの上で…。私に堂々とイラストを描く事の出来るリングをギブ・ミィ~~!(笑)



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