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感動する事は…

夕日モードで撮影された夕日

夕日を美しく撮りたいと思い、デジカメの設定を夕日撮影モードに切り替えて撮影してみました。赤いフィルターがかけられて、写真全体が強引に赤く染め上げられてしまいました。いくら何でもこれはやり過ぎでしょう~。感動的な写真が撮りたかったのだけど、ここまで大袈裟にやられちゃうと、写真の赤さとは裏腹に気分は逆に白けてしまいました。「感動」を押し付けたらダメですね。(笑)


「感動企業」「感動を・ともに・創る」「感動ハウス」「感動経営」「感動創造」「感動!インキュベーター」etc…と、これらの言葉は、私が目にした企業のセールスコピーです。「感動」をセールスポイントにした企業は非常に多いですね。まだまだ、これらの他にも「感動」をキャッチコピーに使ってる企業は沢山あります。もちろん我々クリエイティブ業界の企業にも「感動」をセールスポイントにしてる企業は沢山あります。創造する事が仕事なクリエイティブ業界だから、そこに感動が生まれなければ創造とは言えなくなっちゃうからなのか、やたらと「感動」「感動」…って言ってるような気もしなくもないです。

ところで、多くの企業が、感動、感動って言ってるけど感動って一体何だろうね?
てなわけで、ちょっと「感動」をキャッチコピーに使ってる複数の企業のホームページに目を通してみました。どの企業の感動を簡単にまとめて言えば「感動は、相手の期待を上回る事を実行した時に与える事が出来る。」というような意味合いで説明されていました。これは、クリエイティブ業界の企業も他の企業と同様に「相手の期待を上回る」という意味合いで使われていて、業界を問わず、どの企業も似たような事が言われてます。

それにしても、言葉では、「相手の期待を上回る」って、どの企業も簡単に口にされてますけど、これを実行する事は、ある意味簡単であり、ある意味難しい事でもある。…と私は思います。
「なんじゃそりゃ、簡単なのか、難しいのか、どっちやねん?」って、ツッコミを入れられそうですね。…、いやね、お客様を感動させる前に自分達が感動出来てるのかなぁ~?って、自分達が感動も何も出来ないのに、お客様に感動を与えるなんてとても出来ないでしょ。ずっと与える側の目線(売り手目線)でいたら、とても感動を与える事なんて無理、無理。

まず、お客様に感動して頂く為には、お客様が何を期待されているのか確実に把握出来ていなければ、その期待を上回る事なんて出来っこないですよね。その為には、お客様に感動を与える立ち場の自分達が沢山の感動を得てなければお客様に感動のお裾分けをする事なんて出来っこないですから…。だから、お客様に感動を…という以前に自分達が感動出来れば良いのです。自分達が感動する事って簡単でしょ。お客様に感動してもらえたら、その感動は自分達にも必ず返ってきます。お客様に感動を与えてるつもりが、実はお客様から感動を頂く結果になってしまうのです。
私の経験から言わせてもらうと、本当に頑張ってる方や企業等は、感動を与えてるのではなく、感動を頂いてる事の方が多いのじゃないかなぁって思います。そして、お客様にも知らずと感動を与えられているのではないかと…。

妥協しない事が「喜び」につながる!(当Blog内リンク)私のやるべき事(当Blog内リンク)の記事で紹介した事は、私がお客様から頂いた感動の紹介です。もちろん仕事してる時には、お客様に感動を与えてやろうなんて事は微塵にも思ってませんでした。私の出来る最大限の事を一生懸命した結果に過ぎません。だから、私は「感動を与える」なんて上から目線で口にしてるようでは本当の感動は知らないのじゃないかなぁ?って思います。そんな人達がお客様に感動を与える事って難しいのじゃないかなぁ~。感動、感動っていくら文字や言葉で表していても、その感動が本物であるかどうかは、その企業の社員さん達を見てるとすぐに分かっちゃいますよね。(笑)




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暑中お見舞いハガキ【1999年作品】

K-BRAND暑中お見舞いハガキ:1999年07月作品

1999年7月…。私が個人デザイン事務所を開業して初めての夏でした。事務所を自宅横に建築して間も無しで、夏だというのに、まだエアコンすら設置してませんでした。その為に扇風機がフル稼働…と言いたいのですが、扇風機をフル稼働させると原稿が散らばって仕事にならないから窓全開で仕事してました。そんな暑い中、自分が涼しくなりたくて創った暑中お見舞いのハガキです。

そして、この年の7月4日 (日) に、初めてジムカーナという自動車競技に参加しました。私はスポーツカーが好きではありましたが、モータースポーツは見物するのもで参加するものではないと、ずっと思ってましたが、たまたまジムカーナ走行会を主催されてたチューニングショップに足を運んだ事でショップのオーナーさんから参加を勧められました。

参加を勧められても、やはり初めての私にはモータースポーツの参加は敷居が高いわけで、一度も競技に参加した事のない私が参加しても…。それに、やっぱり参加する人はそれなりに上手い人ばかりなのだろうし…。と、躊躇してたら、「今、上手い人も初めての参加があり、その時は、皆、私と同じ気持ちなんだ。」と言われて、参加する事にしました。参加に当たり、私の気持ちの問題もありましたが、一番大きな問題は離婚の危機かなぁ。本当に怖いジムカーナ(当Blog内リンク)でした。(笑)

この暑中見舞いハガキのモチーフは私の仕事であるデザインとは全く関係ない内容ですが、開業して初めての夏という仕事での新しいチャレンジ。そして、プライヴェートでの新しいチャレンジとして、ジムカーナ大会のタイム表と参加した時の写真を合成しました。ほとんど、自己満足作品です。(^_^;)




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3秒に1本売れている?

3秒に1本売れてます?

通販番組で3秒に1本売れている!って、ホンマかいな?って、小さな文字で『※2009年9月2日~9月15日実績』となってる所が広告のえげつなさを感じますね。それだったら、通販番組で3秒に1本売れていた!って過去形の表現にしなきゃぁ~。「売れている!」では現在進行形じゃないか。こんな紛らわしい表現だけど、「イラストはイメージです」(当blog内リンク)みたいに「キャッチコピーはイメージです」って注釈は入れなくて良いのかなぁ?(笑)

それにしても…、「3秒に1本売れていた」…。だから、お客様にはどうだというのでしょうか?
売れてるから良い商品って事が言いたいかも知れませんけど、「売れてるから良い商品である」とは限らない。一昔前に流行りで人気となった物が現在飽きられて誰にも見向きされなくなった物だってある。その時は売れたのだろうけど、決して良い物であったとは考えにくい。何故なら、良い物は流行ろうが流行るまいが良い物は良いからね。良い物ならば流行りが去ったから誰も求めなくなったという事はないでしょう。また、人を騙して沢山売り上げてる悪徳商法だってあるわけだし…、売れるてから「良い商品」と安易に考える事なんて出来ないよなぁ。

私自身、広告を創る立ち場の人間ではありますが、人を騙すような、このような広告が私は大嫌いです。3秒に1本売れてるなら、別に私1人が買わなくても、どーって事ないですね。って、皆が思ったら…宣伝として、どうなんだろう?(笑)




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売るべき商品が何か分かってるのか?

パティスリー メープル Maple

このイラストは背景画として描いたもので、主役を描き入れて完成となるのですが、この背景画は背景画として完成としてもいいかな。モデルとなってる建物は、地元の小さなケーキ屋さんです。こじんまりした可愛らしいケーキ屋さんなので、この建物を描いてみたいとお店が出来た頃から思ってたのですよ。
駐車スペースにDAIHATSU ESSEとか、SUZUKI ALTO LAPINのような可愛い車が止まってたら、お店の建物とセットで凄く似合うのでは…と思いました。

メープルというお店のケーキ

こちらが、そのお店で買ってきたケーキです。オレンジのタルトとモンブランです。美味しかったぁ~。

…って、ケーキの話じゃなくて、本題はイラストの事です。私の描くイラストは趣味的に描いてるものもありますけど、趣味的に勝手に描いたものが仕事に繋がったり、ちゃんと依頼があって仕事として描いたりと言う事で私の商品でもあります。ケーキ屋さんはケーキが商品だけど、私の場合はイラストが商品です。(笑)

何故、こんな事言うのかって…?
いやね、田舎って、イラストのような知的財産はタダだと思ってる人が本当に多いのです。特に知的財産を商品にするクリエイティブ業界の人がそうだから凄くタチが悪い!…というか、自分達の売るべき商品が何なのかを全く把握出来ていない状態にあると思います。イラスト単体でのお仕事の場合は、然程問題ではないのですが…、「広告のデザイン仕事の中でイラストを使用したい。」…となると厄介です。広告のデザイン中に使われるイラストは、多くの場合、デザイン代に含められ一切合切丼勘定(当Blog内リンク)です。

ケーキ屋さんならば、本来の商品はケーキですが、オリジナルバースデーケーキ等の特別なケーキを創る場合、チョコレートで出来たメッセージプレートやマジパンで出来た可愛らしい飾りやオリジナリティあふれたキャンドル等、別途料金で自由に選び更にオリジナル度を増す事が出来ますよね。

また、私の好きな車だってそうです。車屋さんならば車の販売が仕事ですが、車を購入する時にユーザーは、快適なカーライフの為に車輌に様々なオプション品を選びますよね。もちろんオプション品は別途料金です。オプション品は車の一部だから車輌価格に含まれてタダです。なんて事は絶対にありません。

しかし、そのようなオプション品を平気でタダにしてしまう営業マンばかりだったとしたらどうでしょうか?ユーザーは凄く嬉しい話だけど、会社運営としては、たまったもんじゃありませんよねぇ~。経営危機ですよ。
期間限定のキャンペーンでオプション代○万円還元っていうのはよくある話ですけど、何でもかんでもオプション品を全部持ってけ!ってのはあり得ない!

デザイン業界は、それを当たり前にやっちゃう気前の良い業界です。(毒)
それをやられたら、私はたまったものじゃありませんけどねぇ~。だからデザインしてる時にイラストの話が舞い込んで来ても断る事の方が多いです。営業マンが気前よく自らの懐からサービスしてくれるのなら、こちらも何も言わないが、その代償を全てこちらに求めてくるからタチが悪い!

代理店や印刷屋経由の仕事で、私が手掛けたデザインを校正中にクライアント様からイラストを入れて欲しいとの要望が出た場合、値段交渉をする事も無く、営業さんが2つ返事で聞いて帰り、“デザインの修正ついでに、私にイラストを描いて欲しい。”という話が舞い込んで来たりする。ついでだから当然イラスト代は請求出来ません。もちろん、そんな話は断りますけどね。(^_^;)

当然、営業さんは「それじゃ、困るんですよぉ~!」なんて、泣き言を言ってくるのだけど、泣きたいのはこっちの方だよ。こっちがタダ働きさせられて困るのは一切お構い無しなのねん。(呆)

…というか、責任ある仕事をする為に、ちゃんとイラスト代を請求しろよぉ~!
仕事なのに、ちゃんと請求が上げられないのは、その仕事が仕事ではない。商品としての価値が無いと自らが思っているからなのでしょう。人様に胸を張って「これが私の仕事です。」と言えるような仕事が出来ていないからでしょう。営業なんだから売り上げてナンボだろうがぁ~!損益を出すような事をしてどーする。エビで鯛を釣る為の1つの方法なら分からんでもないが、毎回毎回鯛はおろか、食い逃げばかりされてるじゃないかぁ~。売り物が何かも分からず営業をしているとしか思えません。(汗)

例え、イラストを描かずロイヤリティフリーの素材集から使うとしても、そのような素材集を仕入れるには、当然ですがお金がかかります。ロイヤリティフリーの素材集だからと言って、その中の素材をタダで提供し使うのも私には理解出来ない事です。クライアント様がイラストを用意され、このイラストを入れて下さいと言われるのなら理解出来ますが、全てを丸投げされ都合の良いように利用されてタダって…。営業ともなれば利益を出す事を考えなきゃならないはずなのに、平気で損益を出す事しか考えていない。デザイン業界がゴミみたいな理由(当Blog内リンク)というのがよく分かる!本当に、この業界は、常識の無さに拍車がかかってますよ。

私は個人事業者ですから、こんなバカげた依頼はハッキリと断るけど、会社で働く社員デザイナーさん達は営業さんが聞いて帰った以上、やらざるを得ないのですよね。こんな状況でも会社は当然の事ながら利益を出していかなきゃならなので、そりゃ、酷い残業で家に帰れず、しかも、その残業がサービス残業になるのも当然の流れです。

更に問題なのが、そんな状況でも問題改善しようとせず、愚痴は言うけれど文句言いながらも受け入れてしまうデザイナーさんばかりなのが凄く気になります。結局は、会社のお金で損得が会社の事でしかない。社員1人1人の個人としての給料は定額で毎月決まってるから、こんな状況でも危機感が無いのだろうなぁ。

不況で売れないなんて言う以前に、売る気が無いように思えます。そして、売る為に何をしなきゃならないかという工夫もない。



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日本料理つる半 OPENチラシ【2001年作品】

日本料理つる半チラシ

2001年の2月に手掛けさせて頂いた「日本料理つる半」です。当時「福山そごう」内のテナントとして営業されていましたが、「福山そごう」が閉店する事となり、昭和町に移転オープンされました。これは、その時のオープン告知のスミ1色刷りB4片面チラシです。

日本料理と言う事で水墨画的なイメージで仕上げてみました。4色フルカラーにも負けない存在感が出せたのではないかと思います。…あれから早9年、仕事の終了後、1度だけ足を運びましたが、それっきりです。
果たして、現在も健在なのだろうか…?(^_^;)




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極めた人にとって…便利は不便?

安全運転支援機能


SUBARUレガシィの新しいCMを見られましたでしょうか?運転支援システムアイサイトって凄い機能ですよね。そのアイサイトの運転支援システムの1つに、プリクラッシュブレーキというシステムがあります。カメラが障害物を察知して自動的にブレーキをかけてぶつかる前に止めてくれるという機能だそうですが、まぁ、もちろん運転支援システムですので、100%どんな状況でも止まれるという物じゃないそうですが、30km/h以内だとほぼ止まれるみたいですね。技術の進歩は凄まじいスピードでどんどん進化していきますが、その進化に対して人間の対応力はどの程度なものなのだろうか?

このような便利な道具で喜ぶ多くの人は、ほとんどが素人の方じゃないかなぁ~?要するに、満足に扱う事が出来ないから、機械による支援が必用となる…。どんどん進化する機械に対して、人はどんどん退化するってことなのかな。
HONDAのスマートパーキングアシスト(当Blog内リンク)にしてもしかり…。

このような便利な機能の影で、逆に「余計な物を付けやがって…。」と思ってる人も、中にはいてるかも知れませんね。

輸出される自動車


例えば、車を輸出する際に、船に車を積み込む作業をするプロのドライバー達。以前、テレビで積み込み作業をする様子を見た事がありますが、それは見事な運転技術でしたよ。船という限られたスペースの中に如何に沢山の車を積み込むか…。積み込まれた車のバンパーとバンパーの隙間はブツかってるのじゃないかと思える程ピッタリに止められてました。プリクラッシュブレーキというシステムが備わった車で、果たしてこんな芸当が出来るのだろうか?バンパーがくっ付きそうなぐらいギリギリに車を詰めようとしたら、勝手に前の車を障害物と判断して、余裕をもってブレーキを踏まれちゃうのじゃないかなぁ?

その他にも、ぶつかりそうになると警告音で知らせてくれる、今となっては当たり前となったバックソナーにしても、このような仕事の場ではピーピー、ピーピー五月蝿くてしかたないだろうなぁ~。(笑)
便利すぎる道具は、その道で専門的にするプロにとっては逆に邪魔な存在となってしまうのでしょうね。一般道では当たり前にAT車が走り回ってますけど、いまだにスピードを競うF-1等のレーシングマシーンには、完全なAT車はありません。MT車の要素が残ったセミAT車止まりです。完全にAT車に移行出来ないのは、まだまだ、機械よりは研ぎすまされた人間の技の方が優れてるからなのでしょう。



私は、この度、出向先の仕事でadobe Illustrator CS3を使いました。使いやすいという多くの社員の中、私1人だけが使いにくいと感じてるようです。自分の意志に反してCS3が勝手にツールを切り替えたりして、イライラさせられる事が非常に多いし、シビアな配置を望む私に対してCS3に拒否してるというか、私の合格点でない所で合格とされてるような甘さを凄く感じます。私の合格点に持って行く為には、いちいち、自動で切り替わるような設定をキャンセルしなきゃならないような手間が逆に増えてしまったというか…兎に角、扱いにくい…。

私はデザイナーという肩書きもありますけど、オペレーターの能力としても、その辺のオペレーターよりも早く確実に作業出来る力を持ってると自負してます。…というか、ほとんどのオペレーターさんの仕事に対して、私は合格点を出せません。自分では確実に作業出来る力があると思ってますが、他のオペレーターさんとの違いに中々周囲の人は気が付いてくれませんけどね。(笑)

正確さ

例えば…、このチラシですけど「A」のアキと「B」のアキが揃ってません。このようなアキを全ての箇所で均等に揃えれば面が揃って規則正しい見えない線が形成されて全体的にスッキリして来るのですが…。見えない線を創る為には「C」のような段差も御法度です。このような空間に対して多くのDTPオペレーターは無頓着なのです。私の仕事だったら、このような無頓着な作業は不合格で絶対やり直しさせますがね…。この状態で印刷され折込チラシとして出回る事が許せないですね。オペレーションの基本中の基本が出来ていないのですから。しかし、現実にはこのようなクオリティでも平気でいられるオペレーターが沢山います。いや、むしろ、ほとんどと言って良いでしょう。紙面の見やすさを考えると、詰め込まれた文字情報だけではなく、空間の処理も凄く重要なのです。良く後から原稿が追加されたりした場合、「ここが開いてるからここに入れれば良いじゃん!」なんて言われる事がありますが、そんな場合、私は何故そこに空間があるのかキッチリとクライアント様に説明し、新たに空間も含めて原稿が入るスペースを確保します。

ただ、この業界では、そのような事を考えてる人が本当に少ないので、私の拘りの部分には気が付いてもらえず、どんなに頑張っても評価される事は無いです。(^_^;)
ただ、自分が手掛けたものは他人の創った物より良い物にしたいというプライドだけで、拘りを貫き通しています。このようなオペレーション技術一つを取っても、どんどん衰退しているのです。

ちなみに、見えない線とは、「厂下广卞廿士十亠卉半与本二上旦」のような線の事です。線を引いたわけじゃないけど線が見えてくる。これは文字に含まれる横線の位置を計算して並べて線を見せてますが、例えば文字の配列で分かりやすく言えば、このBlogの記事かな…。Blog記事の一行は綺麗に揃って並んでますから、文字列と文字列の間に白い空間で出来た直線が出来てるでしょ。この線を意識して文字の配置や写真の配置等を行なうのです。そういったシビアなレイアウトを心がけてるとadobe Illustrator CS3は凄く扱いにくいソフトになって来てるのです。

私が自分の愛車に対して、いまだにMT車に拘るのも、そう言ったシビアさに、ちゃんと応えてくれるからという事が理由です。研ぎすまされた人間の感覚を機械に邪魔されたくない…。機械に人間が支配されるのじゃなくて、人が機械を支配して扱わなきゃぁ~!



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絶対に無理!

物理的に不可能なあーせい校正


少し前の出向先でのお仕事です。チラシのセールは既に終了したものです。
広告代理店の営業さんから帰って来た校正の指示です。「婦人・紳士・子供・実用」…この中黒を含めた11文字の部分を「婦人・紳士・子供・肌着・くつ下・パジャマ・ランファン・服飾・寝具・シューズ」の37文字に変更です。注釈として文字小さくならぬよう…って、文字数が3倍以上増えてるのに、どないせ~ちゅうねん!(笑)

…って、結局は、小さくして入れなきゃ入らないって事を営業さんに説明したのですけどぉ~、なんと言いますか、小さくしなきゃ入らないって事を説明しなきゃならないなんて…。フツ~説明されなくても、小さくしなきゃ入らないのは分かるだろぉ~!


プロたるもの無闇に出来ないっていう事は言えないのだろうけど、これはハッキリ言って無理!(笑)
デザインが云々、仕事が出来る出来ない云々という、それ以前の問題ですよね。こういう物理的に不可能で無理難題な指示を出して来る人が、この業界には本当にゴロゴロしてるのです。いや、マジで…。

こういう話は何度かこのBlogでもして来てるけど、本当に何も出来なくても淘汰されないベテラン(当Blog内リンク)がのうのうとしてるんだよなぁ~。その人達の言う理由は「クライアント様の言う事は絶対だから断れない。」…ですと。言われたままを言われたままに伝えてくる伝書鳩…。言われた事を言われたままに伝えて来る仕事なら3歳の子供にでも出来ますよ。(呆)

クライアント様だって、これじゃ入らないって事は承知の上でしょう。それを知った上で要望を出されているわけで、クライアント様の真意をしっかり理解して、それを要約してオペレーターに指示出せなくてどうする…。オペレーターはクライアント様と直接お話して要望を聞く事が出来ないので、営業さん或いはデザイナーさんから伝えられる指示が全てとなります。

私は、今までの経験から、このような指示の場合、どの様に対処すべきかクライアント様の要望が明確に見えて来るのですが、伝書鳩営業さんには、それが見えてないから厄介です。(^_^;)
こちらが対処した作業結果を見て「文字が小さくなってるじゃないか!クライアント様の言われた通りになってないからこれじゃ見せられない。」…ってなものですよ。そりゃ、クライアント様と直接お会いして話をするのは営業さんの仕事ですから言われた通りに出来て無かった場合、クライアント様から怒られちゃうのは営業さんです。だから、安全策に言われた通りのものを持って行きたいのは当然の事でしょう。出来る事ならそうしてあげたいけど、しかし、出来ないものは出来ないでしょ!何故そのようにしたのか、その真意を営業さんに説明し、それと同じ事をクライアント様に、お話してみて下さい。…と毎回、営業さんを説得し結果をお渡ししますが、その後の営業さんからの話では、ほとんどの場合、クライアント様に説明するまでもなくクライアント様は納得されるようです。その為、クライアント様からクレームとなって返事が返って来て事は一度もありません。

「クライアント様がどうして欲しいのか?」という要望をも理解出来ず、一番身近なオペレーターにさえ、まともに指示も出せないのに、どうしてエンドユーザーにお知らせする広告が創れるというのだろうか…?先日の記事、お客様よりも自分優先営業マン(当Blog内リンク)の話じゃないが…自分が怒られないように…という自分の安全策ばかり考えてないで、少しはクライアント様がどうして欲しいのか?という気持ちを一番に考えて仕事に接してみたらどうですか?



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小早川水軍太鼓

竹原火力発電所

昨日5月23日(日)に開催された、竹原火力発電所開放イベントに行って来ました。天気はあいにくの雨で残念ではあったのですが、そのおかげで混雑も無く、いろんな催しに酷く並ぶ事も無く楽しめました。イベントとは別に火力発電所の敷地内に入る事も初めての経験で、工場見学も…と思ってたのですが、実は、このイベントに足を運んだのは、小早川水軍太鼓の演舞が観たかったからなのです。その為、「工場見学は、また今度。」という事でお預けとなってしまいました。

小早川水軍太鼓

小早川水軍太鼓
天文13年(1544年)、毛利元就が強力な水軍を擁する竹原小早川氏の養子に三男・徳寿丸を出し、毛利水軍の中核を担った水軍です。1555年の厳島の戦いでは村上水軍を味方に引き入れる等、毛利水軍の一部として毛利氏の主力として活躍されました。その小早川水軍が出陣の際に打ち鳴らされた太鼓が小早川水軍太鼓の始まりだそうです。


…と、インタビューを受けたお姉さんは申されておりました。手元に原稿が無いので詳しい話は言えませんけど…と補足をしておりましたので、もしかしたら、少し誤りがあるかも知れませんね。(^_^;)

小早川水軍太鼓-格好良いお姉さん

前日、水戸黄門を引退した由美かおる さんも真っ青な「くの一」の出で立ちで打ち鳴らす、迫力のバチさばきがカッコイイお姉様!この小早川水軍太鼓のユニットは女性の力が強く、男性陣は押され気味なんだそうです。

小早川水軍太鼓-迫力の鼓動

だから、カメラを向けると必然的に女性ばかりになってしまう。…というわけで、随時メンバーを募集してるそうですよ。いやぁ~、それにしても和太鼓の音は良いですね。日本人のDNAに響き渡ります。

小早川水軍太鼓-般若と天狗の共演

天狗と般若の共演です。天狗がバチを振り下ろした後に般若がワンテンポ遅れて打ち鳴らす。般若が打ち鳴らした後に、ワンテンポ遅れて天狗がバチを振り下ろす。息のピッタリ合った演舞に魅了されっぱなしです。

小早川水軍太鼓-息がピッタリ

こちらも、天狗と般若に負けじと、息がピッタリに打ち鳴らす。

小早川水軍太鼓-鼓動

鼓動が私のメタボリック症候群な腹に共鳴して、ブルブルと響き渡る振動が、ちょっと快感だったりします。(笑)
迫力の太鼓に酔いしれてしまいました。

ちなみに、午後の部も観たかったのですが、残念ながら雨の為中止となってしまいました。ステージは屋根があり雨は凌げるのですが、空気が湿ってて太鼓の皮が湿気おびてしまいダメになるとの事で、急に中止となってしまいました。午後は午後で違ったプログラムが組まれてただけに残念です。



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サマーセールハガキ【2000年作品】

リサイクルショップ フレンズ様サマーセール用DMハガキ

リサイクルショップ フレンズ様のサマーセール用DMハガキです。不況の煽りで、このお店も現在は無くなってしまいました。(悲)

当時「暑中お見舞いを兼ねたような貰って涼しくなるデザイン」というコンセプトで依頼がありました。値引率が10%OFFという事で大した目玉ではないし、リサイクル品だから価格が有って無いような物なので「10%OFF」は目立たせる必用はないとの事でした。「通常とは違うセールを行っている事」を知らせたい為のDMです。




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KOJI's物語(クリエイター編)

2005年の私

1967年 4月17日、広島県福山市に生まれる。
1986年 高校を卒業後、大阪デザイナー専門学校に入学。
1988年 グラフィックデザイナーとして某デザイン会社に入社。
1993年 某デザイン会社退職し某印刷会社へ入社。
1994年 初めてMacintoshをさわる。
1998年 印刷会社退職しデザイン事務所ケーブランド設立。
2002年 イラストレーターとしての活動を始める。


小さい時から絵が好き?
そう、あれはまだ私が物心ついていない2歳ぐらいの時だったのでしょうか、母親の言う話では鉛筆を持つやいなや、おもむろに家の壁一面になんとラクガキを始めたそうです。母親は何度となくラクガキを止めさそうとしたのですが、私はラクガキを止める事がなかったそうです。今も実家に戻ると、その壁画が残っています。そして裏面が真っ白な片面刷りの新聞折込チラシを与えていると飽きもせず延々と絵を描いていたそうです。こうして考えると、その頃から絵が好きだったのかな~?

文字に興味が?
ある程度物心がついてきたら、私はしきりに本を欲しがっていたようです。本屋の前を通ると本が欲しいと駄々をこねていたそうです。しかも、既に買ってある本でも欲しがってたそうです。私の微かな記憶では、字を読むとか絵を見るとか、そういう意味で本を欲しがっていたのではないように思います。
当時「めばえ」という本をよく買ってもらってたのを今でも覚えていて、表紙タイトル文字が凄く気に入ってた気がします。書体オタクな幼児ですね。特に、「めばえ」の「え」という書体が子供心に「カッコいいなぁ」と凄く気に入ってたような気がします…。
その頃は私も幼児ですから書体がどうのなんて当然知識も無いし、文字を読む事すらまともに出来ていないのですから、文字という認識ではなく明朝体という図形として活字の美しい何かを感じていたのかも知れません。理論的に文字がカッコいいとか考えてた訳でもなく、ただ漠然と活字に何かを感じたのかも知れません。(笑)

小学校で一気に絵が好きに…。
4歳で保育園に入り、この保育園生活では、得にお絵書きとか工作等が好きだという特別な感情は無かったように思います。たぶん、人並みの興味程度だったように感じます。
ただ、絵や工作等、人よりも上手に描きたい。創りたい。という意識は強かったのじゃないかなぁ~。上手く出来ないと凄く悔しい気持ちになってた気がします。ある日の工作で、友達が出来ないと泣いて先生に手伝ってもらってるのを見て、私は悟りました…。どうしても自分の思うように出来ない時には、「出来ない」と泣けば先生が手伝ってくれるという事に気がつきました。私は工作の時間になると毎回泣いて先生に手伝ってもらうという姑息な手段をとっていたような気がします。自分でやろうが、やるまいが上手に出来ればそれで満足してました。悪知恵は、はたらいていたんですね。(笑)
小学校に入学し、図画工作という授業に出会い、初めて「自分は絵が好きなんだ」という事に気がついたんだと思います。当然小学1年生だから、そんな目的を持ったような気づき方ではないですけどね。絵を描いていて楽しいといった感じはありました。先生からも上手と褒められ気分よくしていたことは間違いありません。
また、小学校の6年間では、数々の写生コンクール等で特選や入選をもらいました。このコンクールがどのようなものかは分からないまま、絵を描いて賞状が貰えるというのは、子供ながらに気分が良かったのを覚えています。

小学6年生から中学1年生で映画のタイトルロゴのとりこに!
小学校の高学年頃から映画好きになり、よく映画を観に行くようになりました。その時にもらってきたパンフレットやチラシを見て、映画のタイトル文字が、立体になっていたり、ひび割れていたりと、文字が絵のような表現になっている事が単純に面白いと感じました。その頃、私はレタリングなんて言葉すら知りませんでしたから、純粋に文字の形が面白いと感じていただけなのでしょうね。マンガのキャラクターを描くのと同じ感覚で映画のタイトルを模写していました。
当時の映画として覚えているのは、「ジョーズ」「ジョーズ2」「007ムーンレイカー」「ナバロンの要塞」等ですかねぇ。懐かしい映画です。
そして私は、中2になってから美術部に入部しました。1年の時は何故か剣道部だったんですよ。でも私はスポーツが苦手でしたから1年間で辞めました。しかし、中学の時は、強制的に何かクラブには属さなくてはならなくて、適当に美術部選びました。美術部は、夏休みになると果物をモチーフにした静物画を油絵で描くのですが、絵を描き終わった後に、その果物を食る事が出来たわけで、それが目当てで美術部に入ったような気がします。入院でもしない限り…いや、入院しても口に出来るかどうか分からない高価なメロンなんてものがモチーフの中にありましたから…。不純です。ハイ。(汗)

高校時代は無理矢理美術部に!
私は、中学時代の自分が凄く嫌だったんですよね。内向的な性格で、勉強は苦手、スポーツも苦手な奴で、ドラえもんに登場する「のび太くん」って感じかな…。アニメが好きで、オタク街道まっしぐら。その為か陰湿なイジメのターゲットとされ、よく呼び出しを食らっては、殴られたり、カツアゲされたりと、今、思うと暗黒の時代でした。でもね、私の経験上言える事ですが、虐める側と虐められる側って、然程変わらないよ。よくイジメは虐める方が悪いとされるけど、虐められる側にもイジメのターゲットとされる悪い部分を持っていると思うのです。自分で自分はなかなか見えないから、その時はなんで自分だけが…って思ったりもしたけど、今の自分から当時の自分を見ると、イライラしちゃうもん。(笑)
自分より強い者に歯向かえず、虐められたら、その腹いせの矛先を自分より更に弱い人に向けたりとね…。虐める側も、虐められる側も、何ら大差なくてどっちに転ぶかは紙一重なんだよ。そんな中学時代の自分は今でも嫌いです。
高校に入ったら心を入れ換えて自分を鍛える為にとスポーツ系のクラブに入りたいと思ってました。それで、球技等のチームスポーツは人の足を引っ張ってしまうし、兎に角、苦手でしたから、単独で競技の出来る陸上部なら…と思って、陸上部に入部しようと決めていたんですよ。
しかし、私が中学時代に美術部だったという理由だけで、美術部の顧問にしつこく入部を迫られ、延々と勧誘され続けました。私は、しきりに「陸上部に入るから美術部には入りません。」と断っていたのですが、顧問に「掛け持ちでいいから入って」との言葉に、しつこい勧誘から逃れる為、取り合えず幽霊入として名前だけ入部することにしました。今思えば、この勧誘が無ければ、現在の仕事もしていなかったのかなと…。これが私の人生で最初のターニング・ポイントかな。
高校では、本当に美術部というのは名ばかりで活動は全くしていませんでした。そして、3年の夏が終わり、陸上部を引退した後、本格的に進路を考えなきゃならなくなった時に、当時つきあってた彼女から「絵が上手だから絵の仕事するのかと思ってた。」なんて言われて、その時、グラフィック・デザイナーを目指したいと皆より遅い進路決断をしました。本当はそれまで情報処理系の進路を考えてたんですよね。これからはパソコンの時代になるだろうからと言う、たったそれだけの理由で…。この彼女の一言がこれまたターニング・ポイントとなっちゃいました。それから夏休みの間、毎日デッサンに明け暮れ1日最低5枚のデッサンを描いていました。美術部の顧問からは、デザイナーを目指す他の人よりかなりの遅れをとっているから、人の倍は絵を描かなくてはダメだと言われ、学校で絵を描き、家に帰っては絵を描き、必死に絵を描きました。

芸大3校、みごと撃沈!そして大阪デザイナー専門学校に入学。
そして、ついに受験。芸大は、どの学校も倍率が10倍以上の狭き門。受ける芸大3つ、全て不合格!やはり、高校3年の夏からの突貫工事みたいな事して受かる訳がない。それで、受かったら皆そうしますよね。(笑)
とりあえず、うちの家計では浪人なんて、そんな贅沢は出来ないので大学は諦め、専門学校でデザインを学ぼうと決意しました。専門学校なら何処が良いのかさっぱり分からず、取り合えず取り寄せたパンフレットの中で、一番パンフレットが立派だった大阪デザイナー専門学校に行こうと決めました。ハッキリ言って、デザイン学校の評判なんて、こちらでは皆無だったし何処の学校が良いのかサッパリでしたからねぇ。
しかし、気付けば願書締め切りが明日!「郵送していたら間に合わない」すぐに願書を持ち新幹線に乗り大阪に向かい願書を提出してきました。これで、一安心。…なんて思ってたら、翌日TVで大阪デザイナー専門学校のCMが…。なんと願書受付期間が延長されている。一体なんだったんだ?慌てて大阪まで願書持っていったのは…。とにかく私は大阪デザイナー専門学校に「みごと」…なのか?入学する事ができたのでした。

初めての街、何もかもが新しい発見!

専門学校時代
それなりに遊びもしました

初めての大阪の街での下宿生活。何もかもが新鮮だった。街は地元と比べ情報に満ちあふれ、何もしないでも、勝手に情報が入ってくるのがとても嬉しかった。いつもの足は京阪電車を利用していましたが、車内を見上げれば車内吊り広告、駅の壁面には大きなポスター。街全体が、デザインの勉強の素材で溢れかえってるといった感じがしました。大きな街の人達には、当たり前の光景かもしれませんが、地方の田舎から出てきた私にはカルチャーショックさえ覚えました。地下道に入れば、迷子になり出口が分からなくなってしまったり、キャッチセールスには、呼び止められて、高額な訳の分からない物を買わされたり、田舎者はそれなりに大変でした。(^_^)

専門学校では、知らなかった事だらけ…。

専門学校時代通学中
専門学校通学途中に友達から撮られた1枚

学校では何もかも新鮮でした。実は、グラフィックデザイナーを目指して、この大阪デザイナー専門学校にやってきたのですが、実は、グラフィックデザイナーがどんな職種なのか、どういった事をする人なのか、さっぱり分かっていませんでした。絵が描ければいいんだ、そう思っていましたから…。私は、何も分からないまま、このデザインの世界に足を踏み入れてしまったのです。そして、それと同時に挫折感も味わいました。周りのみんなが絵が上手いのです。当たり前なのですが…。私もある程度絵が描け、高校までの学校では自分より上手い人少なかったんですよね。自分も上手いと言われる部類に属してると思ってましたから。(^_^;)
でも、専門学校や美術大学って、絵の自信のある上手い人ばかりが集まってるんですよ。私より上手い人がゴロゴロいるんですよ。皆、絵に自信があるからこの世界を目指してやってくるのですから当然の事ですね。
そのなかで、私は卒業までいけるのかな、なんて思い、必死でみんなについていこうと努力しました。友達にはそんな素振りは見せてなかったと思いますが、内心必死でした。

1年目でデザインの基礎を学んで、2年目でイラストレーションを専攻。

専門学校時代グループ展
仲間とギャラリーを借りて行なったグループ展

1年目は、デザイン全般にまつわる基礎を学び、なんとか皆についていく事が出来ました。2年目で学科を専攻するようになるのですが、アドバタイジングデザイン(ポスターやパンフレット等の商業広告)・タイポグラフィー(文字デザイン)・パッケージングデザイン(商品の袋や箱等のデザイン)・イラストレーション(絵)と4つに分けられました。私は、ついていく事だけで必死だったから、どれも満足に出来なかった。だから苦手なものから消去法で選び、最後にイラストレーションが残りイラストの道を専攻しました。
イラストを専攻したと言っても描き方を教えてくれるわけでもなく、兎に角、毎日、毎日、我流で絵を描きました。画材の使い方も教わるではなく、全て我流。だから、いろいろ自分で試してみました。エアブラシ・水彩絵の具・油絵の具・パステル・アクリル絵の具等、はたまたファンデーション等の化粧品や醤油等の食品も使って絵を描いたりしてみました。

自分の絵が欲しい!
絵を毎日描いていると、ある日自分の絵ってなんだろうと思うようになってきました。その頃、私はイラストレーターの永井博氏や鈴木英人氏に憧れていました。また、イラストを学んでいますと、いろいろなイラストレーターさんの情報も入ってきます。そして、それそれのイラストレーターさんには、それぞれの、その人独特のタッチを持っていると言う事に気がつき、私も自分自信のタッチが欲しいとそう思うようになってきました。それと同時に、今まで描けてきた絵が上手く描く事が出来なくなったようにも感じました。しかし、どうして良いのか分からないまま、絵を書き続ける事しか出来ませんでした。

小さな力に、解決の糸口が…!
スランプになり、絵が描けず。気分転換に、街をブラブラ歩いていると、1軒の小さなギャラリーに辿り着きました。そこで展示してあったのは、4才と5才の兄弟の粘土細工や絵が飾られていました。私は、吸い込まれるように何気なくギャラリーの中に入っていきました。そこにあった作品は、私が探していたものに巡り会ったような、そんな印象をうけました。そのとき、私はずっと自分のタッチとかテクニックに気を取られていて、自分で本当に描きたい物と言う事を忘れていたように思えました。このギャラリーにきて4才と5才の兄弟の作品を見て、あらためて思いました。当然4才と5才ですからタッチやテクニック等こだわっていません。しかし、「創りたいものを創る。描きたいものを描く。」…といった素直な気持ちで作品が出来上がっているので、見る者にストレートで納得させる力を感じました。その時、私は思いました。描きたい物を描きたいように描けばいいんだと…。

専門学校卒業の時。

学生時代の写真~先生にイラストを見てもらってるところ~
先生から制作過程のアドバイスを頂いてるところ

スランプから抜け出た私は、純粋に描きたい物を描くといったスタンスに変わっていました。卒業制作も、人より多めに製作し、なおかつ自分を最大限に表現できたのではないかと思っています。満足のいく形で卒業することが出来たと思います。しかし、私は絵ばっかり描いていた為、卒業しても就職先が決まっていませんでした。えらいこっちゃ~~。(^_^)
その時、学校側から「仕事が決まってないのだったら、講師助手で学校に残らないか?」という誘いがありましたが、就職は地元に帰ると言う事を両親との約束にしていましたし、自分自信帰ると言う事を決めていましたから、誘いを断ってしましました。今から考えると少し勿体無かったかな~なんて。しかし、私の就職の行方は…。

新卒・中途採用!

某デザイン会社にて
某デザイン会社 社員旅行での1枚

地元に戻ってきた私は、地元求人情報誌を見て、地元デザイン会社に就職したのでした。実は新卒の採用はすでに終わっており、中途採用と言う事で、就職する事が出来ました。その為、普通新卒で入社した場合、新人研修というのがあると思いますが、私は研修なしでいきなり実戦投入される事になりました。
そして、その仕事は私がずっと学生時代に絶対やりたくないと思っていた、新聞折込チラシのデザインでした。だけど、ペーペーの私は、何事も下積みと嫌だったけど、いつか本当にやりたい仕事につけると夢見て必死でカラス口やロットリングを使って線引をするのでした。実は専門学校でカラス口やロットリングを使って線を引いていましたが、実際にプロの仕事としては全く使えない線だったのです。綺麗な線は、引き初めと引き終わりにボタを作ってはならず、引き初めと引き終わりで均等な線を引く事だったのです。今は、PCを使いこんな手描きの線引をしている新人さんなんていないでしょうけど、アナログ時代は、まず綺麗な線が引けないとデザインをするのはもちろん、版下も触らせてもらえなかったのです。
綺麗な線を引くのに、1ヶ月間毎日線引きが続きました。線引きがまともに出来るようになったら、今度はトレーススコープ(トレスコ)による、ロゴ取りでした。毎日、先輩のデザイナーさんから、指定されたロゴを指定された大きさでロゴを紙焼きしていました。1日中、暗室にこもるなんてザラでした。それと、同時に使用する写真の切り抜き作業。クライアントさんが、大手マイ○ルのショッピングデパートと言う事もあり、写真の数は半端ではありませんでした。1枚1枚、写真の商品をハサミで切り抜いていくのです。終われば、ハサミを持っていた手がブルブル震えているのです。線引き・トレスコ作業・写真の切り抜きで3~4ヶ月くらい経ちました。そして、始めて版下を触る事が許されました。

版下が触れる喜び。
デザインは、まだ出来ませんが版下が触れる、当時はそれだけで凄く嬉しかったです。3~4ヶ月間はずっと雑務ばかりでしたから。まあ、雑務と言っても重要な下積みなのですが、やっぱりデザイナーで就職したのだから、やっぱりデザインがやりたいじゃないですか。それが、そのデザインに少し近付いた版下作業だけでも凄く嬉しく感じましたね。校正用紙を見てその通りに訂正していく、そして、ここで写植の発注(写植指定)を教わるのでした。専門学校でも習いましたが、やはり学習と実践では違いました。
また、仕事では学校では気にしていなかった時間というのもシビアに気にしなければならないですから、全てにおいて1から学ぶと言った感じでした。版下をつつき出し入社して半年ぐらいが経ち、始めてデザインをさせてもらいました。

デザインが出来る喜び、しかし凄いプレッシャーが…。
今では考えられないのですが、初めてのデザインは店名周りのパブリックスペース。大きさにして5×10cmぐらいの小さなスペースだったと思います。しかし、仕事で始めてデザインが出来るという喜びの反面、小さいスペースだけど自分のしたデザインが世間に出回ると思うと緊張してしまい考え込んでしまいました。5×10cmの小さなスペースに30分ぐらいの時間をかけてしまったように思います。その30分の間に、頭の中では学校で習った基本的な視覚誘導やアイドマの法則等がグルグルと駆け巡りました。(笑)
一生懸命プレッシャーと戦っている私と、相反して先輩デザイナーは、言葉が悪いですがパブリックスペースだから適当に考えていたんだと思いますよ。出来上がったデザインを渡すと、何か言われるかなと構えていたのですが、「遅かったね」の一言で、簡単にデザインを受け取ったのでした。「これじゃ使えない!もう一度やり直し!」って厳しい言葉が返ってくると当時の私は思ってましたから…。(^_^;)

初めての本格的なB4チラシのデザイン。
そして、更に時が経ち、小さなデザインを数々こなしていると、始めてB4サイズのチラシのデザインを手掛ける事に…。デパートのチラシにしては原稿点数も比較的少なく簡単な物でしたが、初めての私には16時間ぐらいかかったのを覚えています。
朝から始めたデザインは、終わる頃には、深夜になっていました。今なら2時間もかからないと思うのですけどね。1色物のチラシでしたから。でも、当時はデザインが出来る嬉しさと、自分がなかなか思うようにデザインの出来ないもどかしさの両方を感じながら必死だったと思います。
大手ショッピングデパートのチラシデザインで徐々に力をつけ、3年目を迎える頃、入社当時から思い描いていた独立の夢が脳裏に浮かぶ様になってきました。(まだ、青二才なんですけどね。)今のデザイン会社では、フリーで経営する為の経理面が見えて来ないと思い、退社を考え、経理面が見えそうな少人数の小さなデザイン会社を探し始めました。

そして、見つけた社長と社員3人の会社。
それから、デザイン会社を辞め、次の会社へ入社。そこは、社長と社員、私をいれて3人の会社。望んでいた経理面は、はっきり見えました。人がいないから、デザインから集金や雑務すべてこなしていかないと成り立たないのです。集金に行き領収を切ったり、ここの会社で初めての経験でした。経理面はデザイナーの修行のように時間のかかる物ではなかったのですが、この時会社が厳しい状態にあると言う事を知りました。小さすぎるから、なんでも見えてくるんですよね。(^_^;)
それと、この頃からデザイン業界にMacintoshの波が来はじめていました。そして、経理面も大体見えてきたし、ここではMacintoshの事は学べないと考え、退職を決意しました。

デジタル処理をうたい文句にしている、地元印刷会社に就職。

某印刷会社にて
デジタルが謳い文句の会社だが机の上にパソコンは1台も無し

それから、私は、地元の印刷会社に入社。ここの印刷会社は、地元の中でも先頭をきってデジタル処理に取り組んでいました。その印刷会社でデザインを担当し、また印刷の行程など身近に見る事が出来ました。しかし、印刷会社と言う事もあり、仕事の流れは印刷中心に流れていました。良いデザインよりも、いかに早くデザインを仕上げて、輪転機を止めないようにするかがポイントでした。また、Macintoshの導入も早く、私が入社した時は、まだ版下作業がメインでしたが、その時の版下もデザイナーの間では評判の悪い、電算写植機の版下でした。
電算写植機は、版下が1枚もので作れるから、それまで製版時に版下に貼付けられた写植文字の影取り作業等の行程が大幅に短縮出来るので導入されているようなものでした。全て品質よりも印刷工程の作業性が目的です。制度はあまり良いものでは、ありませんでした。
そして入社して数カ月して、Macintoshが入ってきました。当時最強だった、Quadra900。内蔵ハードディスクも、120MG。今では何も出来ないスペックですよね。(^_^;)
途中バージョンアップしてQuadra950になりましたけど。はっきり言って全ての事が初めてでした。会社にMacintoshを使える人が誰もいないのですから…。ここで、私のMacintoshの独学が始りました。本当はデジタル処理のうたい文句の会社だから、教えてもらうつもりだったのですけどね。表向きの言葉と、実際は全く違ってたという事です。要するにクライアント様をも騙してるって事ですね。

話が違うぞ~、しかも、不安定なMacintosh!
訳も分からずMacintoshに悪戦苦闘。必死で組み上げたレイアウト。当時は、よく分からず、こまめな保存など全くしていなくて。途中でシステムエラー(爆弾)が出たりして、今までのレイアウトが全てパーになったり、MOを落っことして、データーが消えてしまったり、また残業で1人真夜中に作業中にシステムクラッシュを起こしてしまい、訳も分からないまま、誰にも頼れず、説明書見ながらシステムの再構築をして徹夜になったりと必要以上の苦労をしたように思います。当時のMacintoshは、とにかく不安定だったのを覚えています。Macintoshより、手作業の版下の方が、絶対に早く確実な物ができると、ぼやいていた時期もありました。
しかし、このトラブルなど、自分で処理をするといった事を経験してきたから、今の自分が出来ているんだと思いますし、ある程度のトラブルでは、あまり動じない精神力が出来たんだと思います。…たぶん。

印刷屋であるがゆえに、デザインに対する考え方の違い!
Macintoshもなんなく使いこなせ、一般にもMacintoshが仕事に溶け込み、当たり前になってきた頃、自分も会社で、ある程度の地位を頂きました。しかし、デザインに対する考え方が、徐々に会社と私の気持ちの中で差がどんどん離れていく事を感じはじめました。それは私が昇進するにつれ会社と私の気持ちの差が開いていきました。私は、純粋にデザインにこだわり、よいデザインを創りたい。という気持ちに対して、会社は印刷屋であるがゆえに、印刷機を止めてはならない、質より量をこなせ。…といった考え方でした。
デザイナーがクライアント様に会うという事が出来ず、会社側もデザイナーがクライアント様に会う時間があるのだったら、その時間、制作物を創る作業に徹するべきだという考え方です。営業が、クライアント様と打ち合わせをしてきているから、デザイナーはそれを形にすれば良い。そんな感じでした。
結局、デザイナー=単なるオペレーターに過ぎなかったんですよね。その時、フッと、専門学校時代の恩師からの、すっかり忘れていた声が頭を過りました。「印刷屋のデザイナーにだけはなるな!」…、そう言えば、卒業真際に言われたっけなぁ~。私はその頃、過労と心労が祟り、会社を辞めざるを得なくなっていました。

そして、決心!念願の独立!
自分の会社での地位が上がるにつれ、自分のやりたい本当のデザインからかけ離れていく。そんな気持ちがピークに達した時、ついに退職し独立して自分のやりたい本当のデザインを目指そうと決めました。これが、「K-BRAND」の切っ掛けです。最初は凄く迷いました。
折角登り詰めた会社での地位と安定した収入。どうなっていくか分からない独立の道。しかし、自分は後悔したくないと独立を選びました。そして、念願であった独立し自分の事務所を持つといった夢が叶いました。1つの夢が叶ったら、また次の夢(目標)もできました。

自問自答!
独立したものの仕事は「以前の印刷会社からの外注扱い」と「数カ所の広告代理店からの仕事」で、仕事内容的にはサラリーマンデザイナーと何ら変わりない状態でした。変わったと言えば、毎月定額の給料ではなく仕事をしたらしただけの出来高制ぐらいでしょうか。次第に、毎日が同じ事の繰り返しで、しかも「フリーになったのは何の為なのか?」と言う事に疑問を抱くようになりました。
この時、収入面で言えば、会社に勤めていた頃に比べ遥かな違いで「成功」していたと言えるのでしょうが、仕事の内容には、疑問がつきまとうようになりました。
本当に今までの延長線上での独立を自分は求めていたのだろうか…?成功とは、収入面だけで成功と言えるだろうか?本当の自分のあり方とは…、そして、2001年に本来やりたかったイラストの世界に足を踏み入れる。現在イラストに主力をおいて活動中です。収入はかなり激減しましたが、感動や喜びはそれまで以上に多く得られるようになりました。これで、収入も増えれば、更に良いのですが…。

この記事は、Official WEB Siteを閉鎖、そして、このBlogをOfficial WEB Siteに変更するためプロフィールの移転記事です。





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NISSAN LEAF(2010)

日産リーフ

日産リーフは日産自動車が開発した100%の電気自動車です。2010年12月に販売が予定されていて、販売に先駆け4月1日より予約注文が開始されました。販売価格は、376万円からの設定とされていますが、この価格が最低グレードなのでしょう。やっぱり、電気自動車は、まだまだ高すぎるよ~。庶民にはなかなか手が出せませんなぁ~。なんて思ってたら、5月15日付の読売新聞に、アメリカでの予約ですけど9,500台を超えちゃったって発表があったのだそうです…。

いやぁ~、世の中、不況、不況と言っても、金が有る所には有るんですねぇ~。そう言えば、TOYOTA PRIUS(2009)(当Blog内リンク)が出た時も、たった1週間で受注台数が11万台を突破なんて話がありましたけど、その時は、旧プリウスから新型プリウスへの乗り換え組もいたりして、メーカーから見れば車が売れて嬉しいのだろうけど、エコカーを数年で手放して新しいエコカーを買い替える行為が、果たしてエコ行為なのだろうか?と素朴な疑問も出て来たり…。この日産リーフの場合、もしかしたら、新型プリウスからの乗り換え組もいるかも知れませんね。

数年で乗り換える人が沢山いたら、エコカーだったはずのプリウスが環境を破壊するゴミの山と化してしまう事も考えられますね。そうなると、エコカーで環境を考えてる事が逆に仇となって環境破壊に拍車をかける事にも成り兼ねないですよね。こりゃ、携帯電話のプランのように、エコカーがエコロジーの元を取るまでの何年間は買換えが出来ない。…という決まりを作った方が良いのかもと思ってみたりします。

そして、このような電気自動車は、車を動かす為のリチウムイオンバッテリーが必用となり、このバッテリーを作る為のレアメタル(希少金属)が各メーカーでの確保合戦となっているようです。そんなレアメタルの消費が激しくなるという事は、本当にエコなのか…。私には凄く疑問なのです。

今、所有してる車がダメになり、本当に買い替える必用があり、同じ買い替えるならエコカーに…と言うのであればそれはエコに貢献する事なのかもしれないけれど、現在のエコのあり方には本当に疑問に感じます。やっぱり一番のエコロジーは物を大事に長く使う事じゃないでしょうかね?しかし、政府はエコカーに買い替えさせる為に新車から13年経った車は増税し、長く乗らさないような対策をとっているわけで、もの凄い矛盾を感じてしまいます。

それはさておき…、日本の電気自動車ですけど、電気は何処で充電するのでしょうかね?ガソリンスタンンドのように至る所に充電する施設が整ってないと使い勝手が悪いのじゃないかなぁ~?更に急速充電器の利用で30分の時間で80%まで充電出来るとの事ですけど、急速と言っても30分の時間を要するわけですよね。ガソリン車の給油時間に比べると、どえらい時間です。満充電で160km走行出来るそうですが、たった160kmしか走れないのもかなりのネックだなぁ~。長距離ドライブは出来ないですよね。近距離しか走れないのなら、別に車(電気自動車)を所有する意味も無いような気がします。近所のお買物車として利用するなら、現時点では車の仕事量と燃料・燃費・環境のバランスで環境の事を考えたら軽自動車が一番ベストな気がします。376万円の車輌価格も、お買物車にしたら高すぎでしょ~。(笑)
以前、物に頼り過ぎてるエコロジーに疑問(当Blog内リンク)という記事で言ったように、電気自動車だから単純にエコロジーとは言えません。(^_^;)

満充電で160kmの走行という事になれば、私の日常である、この福山市から広島市街地の往復すら不可能なわけです。そして、急速充電を多用するとリチウムイオンバッテリーの寿命が短くなるとか…。バッテリーの寿命を考えたら単相200Vの普通充電で約8時間、単相100Vの普通充電で約16時間で100%充電が好ましいようです。しかし、200Vってオール電化住宅じゃないと対応してないのじゃないでしょうか?一般家庭だとやっぱり100Vが多数ですよね。そうなると満充電に約16時間必用なわけで…、電気代の安い夜間電力だけじゃまかなえないし~。…って事で、話題の電気自動車ですが、現在のガソリン車なみの本格的な実用化は、まだまだ先になりそうな予感ですね。

実際に買ったオーナーさんが非実用的なスペックに耐えきれず、すぐに手放して大量の無駄な鉄クズにならない事を祈ります。




●サイズ:全長4445mm/全幅1770mm/全高1550mm
●車輌重量:????kg
●モーター:永久磁石同期電動機
●最高出力:109ps
●最高速度:140km/h





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ねるとん…って何?

ねるとん

パラパラッと雑誌やフリーペーパー等を観てると、よく広告ページにトンカツ婚活パーティの告知がありますよね。そして、そんなパーティーのタイトルに「ねるとん」という言葉が当たり前のように使われています。「婚活」なんて略す言い方も、流行りに任せて考える事を放棄してるかのようで、いら立ちを覚えるのですが、「ねるとん」という言葉を当たり前に使ってる事にも、考える事を放棄して脳味噌を使ってないなぁ~って、私は思ってしまいます。


婚活パーティのタイトルに、よく「ねるとん」って言葉が出て来ますが…、ところで、「ねるとん」って何ですか…。


こんな風に聞くと、このパーティの広告を創った人達からは、『えっ?KOJIって「ねるとん」を知らないの?そんな無知で、よくクリエイターが務まるなぁ~。』なんて言われちゃうかなぁ。(笑)
いや、もちろん私だって「ねるとん」ぐらいは知ってますよ。リアルタイムに、その時代を過ごしましたからねぇ。「ねるとん」が流行ってたのは、約20年前でしょ~。そして、「ねるとん」という言葉は、合コンを指す言葉じゃないでしょう…。「とんねるず」がMCをしてた合コン番組の「ねるとん紅鯨団」から来てる言葉で、「ねるとん」は「とんねるず」の業界用語的な言葉で逆さまにした言葉ですよね。「ねるとん紅鯨団」という合コン番組があったので、そこから「ねるとん」って言葉が使われてるのでしょうけど、だからと言って、「ねるとん」という言葉が合コンを意味する言葉じゃないはずです。更に、30代後半から40代50代にかけては「ねるとん紅鯨団」をリアルタイムで観てた世代でしょうから「ねるとんパーティ」でも通じるかも知れませんが、20代ともなれば「ねるとん」って何?…って事になるでしょうね。ただ、何となく、合コンパーティで「ねるとん」って言葉が使われているから、受け入れてる程度に過ぎないでしょう。その言葉を使ってる理由が、ただ何となく。本来の意味からかけ離れた、このようにして生まれた言葉は数知れず…間違って浸透した英語(カタカナ言葉)なんて、まさにその典型でしょうね。(汗)

参加資格を見れば、男性25~45歳。女性20~40歳。…となってます。20代の参加もあるわけです。パーティの企画や広告を創ってる人の価値観のみで、参加者の価値観を蔑ろにしてる事や伝える事が大切という業界が言葉を雑に扱ってる事がどうも気になります。これが私が質問した「ねるとん」って何ですか…。の真意です。

これって、以前、誰に向けて言ってる言葉なのか?(当Blog内リンク)という記事で言った「なつかしいデザイン」と類似しますね。こういう事が起こるのも、今のクリエイターさんが、制作という単なる作業の事しかしなくなり、本当にクリエイティブという考えなきゃならない事をしなくなってるからなのでしょうね…。

デザイン業界がゴミみたいな理由(当Blog内リンク)…ただパソコンの前に座って時間勝負な作業に追われるだけでなく、本当にクリエイターとして考える事の出来る環境を整備してもらいたいものです。




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大人としての資質

携帯電話禁止

デジタル人間が増えて来たのかなぁ~…。デジタル人間っていうと「ハイテクで出来の良い人間」って意味合いにとられちゃうかなぁ~?(笑)

私はデジタル人間っていうのは、あまり良い意味では使っていません。要するにロボットです。スイッチのONとOFFの世界しか無く、一番人間らしい曖昧さがない。ONとOFFの世界しか無いというのは、例えば、写真のような携帯電話の使用注意があれば携帯電話の使用を控え電源を切るなり、マナーモードにするなりして、それなりの対応をするでしょう。しかし、使用注意が何処にも無い場合は「使用注意が無い=自由に使用可」と単純に捉えてしまうという事です。答えが単純に二極化してしまうって事が、デジタル人間ですね。

その他にも、様々な面で「言われたからやる。言われてないからやらない。」というような人いませんか?会社等でも言ったら言った事しかしない部下とか…。人間なのだから、少しは自分で考えて行動しろよ!…って思う場面に良く遭遇します。

携帯操作に夢中で気づかず?電車に接触、重傷。5月18日14時39分配信 読売新聞

18日午前10時10分頃、東京都中野区のJR東中野駅で、都内の30歳代の女性が中央線下りホームに入ってきた千葉発三鷹行きの各駅停車(10両編成)の後ろから3、4両目付近に接触。

女性は左側頭部を強打しており重傷という。警視庁中野署幹部によると、ホームにいた人たちが事故直前、女性が携帯電話を操作しながら前のめりでホームの端に立っているのを目撃しており、同署は女性が携帯電話の操作に夢中になり電車に気づかなかった可能性もあるとみている。JR東日本によると、同線下り線5本に遅れが生じ、約1500人に影響した。


なんだか、いい年した大人が、所構わず、しかも、周囲の配慮も出来ず携帯電話をつついているのを見てると、本当にケジメのない、みっともない大人に思えて仕方がない…。ハッキリ言って異常な世界だと思う。

この事故にあわれた女性の場合も「ここで携帯電話を使っちゃダメ」というような場所での使用ではなかったはずですよね。しかし、多くの人が行き交う公の場で周囲に配慮する事が出来なくなるくらい携帯電話に夢中だったのでしょう。自分の立ち位置や電車が来るという注意も出来なくなってたくらいですから。電車がホームに入って来る場合、「白線内にお下がり下さい」というアナウンスもあったでしょう。ホームに入って来る電車に接触という事は明らかに白線の外、ホームのギリギリに彼女は立ってたという事が容易に想像出来ます。節度を守った携帯電話の使い方なら何も問題は無かった事だと思います。この女性の場合、携帯電話に夢中になり周りが見えなくなってるという事は、子供の跳び出しとの事故と全く同じ事でもあると思います。


このニュースが発表された、1時間前に私は携帯電話に夢中になり事故を起こした車を目撃しました。対面通行の2車線道路を走行中、私の前を行く1台の軽自動車が緩やかな右カーブに差し掛かった時、道路のカーブに反して真っ直ぐ走り、次第に左側歩道との縁石ギリギリに…、そして、グワッシャ~~ン!軽自動車は縁石に乗り上げ激しく対向車線方向に跳ね返されていました。慌てたドライバーはすぐさま左にハンドルを切り、歩道に対して垂直の状態で止まりました。そう、私の行く手は見事に遮られてしまったのです。

幸い私は、軽自動車が縁石に乗り上げる手前から、異変に気がついていましたので、車間距離を十分に取り難なく回避する事が出来、事故に巻き込まれる事はありませんでした。そして、この軽自動車のドライバーがカーブに気がつかず、歩道に向かって行ったのも、運転中に携帯電話をつついてたのが原因です。


まったく~、どいつも、こいつも…。
マナー以前の問題だよなぁ。もし、車道と歩道の間に縁石が無かったら…。そして、もし歩道に人が歩いてたら…。もし、跳ね返され反動で対向車線にはみ出した時に対向車がいたら…。もし、私が異変に気がつかず通常の短い車間距離だったら…。以前も、このBlogで、運転中のメール(当Blog内リンク)について記事にしましたけど、自分は大丈夫!って思っちゃうのでしょうかねぇ~。この事故で、やるせない気持ちになってた1時間後のニュースに「携帯操作に夢中で気づかず?」のニュースだもんなぁ~。

大人が大人になれない日本(当Blog内リンク)という事を本当に強く感じてしまいます。



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お客様よりも自分優先営業マン

ビジネスPhon
写真素材[Photolibrary] H.ozakiさん撮影

ある日、自宅事務所で仕事中の出来事です。集中して仕事してると1本の電話が入りました。ちょっと今、手が離せないんだけどなぁ~。1人で仕事してると誰も電話をとってくれないので自分が出るしかない…。それでも、頑張って3回コール以内に電話をとるように心がけてはいるのですが、今回の電話も何とか3回コール以内に電話をとりました。

「どんな、お仕事のお問い合わせかなぁ~?」なんて、期待して…ウソウソ、お仕事でやり取りはメールがほとんどで仕事の電話というのは皆無に等しい。だから、電話というのは、大概「どこぞの商品を買ってくれ」と言った営業電話がほとんどです。今回も例外ではありませんでした。

話を聞くと、「○×△♂□…という新しく出来たプロバイダーサービスでして、失礼ですが、今どちらのプロバイダーをご利用になられていますでしょうか。」…と、ダラダラと話が長引きそうな予感。
開口すぐのこの時点で、私は「あれれぇ~?」って感じで、相手にする気が無くなりました。普通さぁ、話が長引く状況になるのなら、まず「今、お時間よろしいでしょうか?」でしょ~。まぁ、その言葉があったとしても、仕事に集中してたところだから「今はダメ」って話を終わらせちゃうでしょうけど…。(笑)
でもさぁ、営業で商品を売り込もうとしてるのなら、相手の時間が大丈夫なのか配慮ぐらいは必用でしょ~。それで、「今、時間が無いので良いですよ。プロバイダーの乗り換えは考えていないですから…。」と電話を終えようとすると、それでも、相手は食い下がる。「安さには自信があり、他よりもうんとお安くなっていまして云々かんぬん…。」って、しつこいったらありゃしない。「いや、今、時間の都合が悪いし、乗り換える気はない。それに、料金の問題でもないですから…。」と何とか低調に断っていたのですが、それでも、まだまだ相手はしつこく食い下がる…。「えぇ~い!しつこいゾ!」プツッ!ハイ。私は電話を切っちゃいました。

それにしても、この営業マンは馬鹿ですか?
営業だから、お客様を取ってナンボなのかも知れませんが、お客様を不快に思わせ、途中で電話を切られると次ぎに繋がらないって事を分かってないよね。ノルマが課せられ必死なのかもしれないけど、ノルマを達成させるならお客を不快にさせる事は御法度でしょう。

それに、相手の事を考えれず売る事に必死になってたら、例え、そのプロバイダーに乗り換えたとしても、満足なサービスは期待出来ないと感じてしまいます。だって、そうでしょう。この営業のやり方を観ていてもお解りの通り、お客様の都合よりも自分の事を最優先させた営業なのですから。そんな人がお客様の要望に対して親身に対応してくれるとは思えません。だから、料金が安くても、全く興味がないですね。むしろ、サービスが悪いから料金が安くなっているとしか思えません。(^_^;)
ちなみに、この電話の後、仕事への集中力は切れてしまいました。

それにしても、こんなバカな営業が増えてますねぇ~。不愉快な営業と言えば、ネットのスパム書き込み等もそうですが、相手を思いやる事が出来ない人やお店のサービスを、お客様は求められて来るとでも本気で思っているのでしょうか?


参照:人の不幸を願う営業…恐ろしや恐ろしや(当Blog内リンク)
   スパム電話(当Blog内リンク)
   メルマガ代理登録(当Blog内リンク)




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第25回Team [HEXA]ジムカーナ走行会に参加

会場に到着

AM8:00に笠岡の干拓地にある「笠岡ふれあい空港」に到着。家を後にしたのがAM6:50頃でした。…というわけで、Team [HEXA](外部リンク)主催の第25回Team [HEXA]ジムカーナ走行会に参加すべく「笠岡ふれあい空港」にやって来ました。前回、昨年12月に参加した第23回 Team [HEXA]ジムカーナ走行会(当Blog内リンク)の時には家を出る頃はまだ夜が明けてなく真っ暗だったのに、今回は家を出た時間には既に太陽は昇り、青空が広がってました。

パドックの様子

受付を済ませ走行準備に取りかかる参加者です。パドックとなる空港駐車場の様子です。前回参加した時は、散々でした。ブレーキパッドを新調して1ヶ月少々の状態で、アタリが完全に付いてない状態と安い値段が売りだけの性能が悪いブレーキパッドの為に効きが滅茶苦茶弱いかった。思いきりフロント過重にしてサイドブレーキを引くも全くタイヤがロックしてくれずサイドターンに苦戦しました。今回はブレーキパッドに変更はないものの、アタリがしっかり付いたのか、多少は効いてくれる感じにはなっています。でも、性能が悪いブレーキパッドには変わりはありません。更に、前回フロントに履かせていたグリップ力の弱いグッドイヤーのイーグルF1をリヤに移動させました。前回はFR車でありながらFF車のようなド・アンダーでアクセルを踏み込むとリヤが出るのではなく、フロントが逃げるという最悪な状態でした。グリップ力の弱いイーグルF1をリヤに配した事から今回は回り過ぎるぐらい、クルックル回る事となりました。も~、流れたら、止まらない!

午前のコース

こちらが午前のコース図です。毎度の事ですが、このコースを覚えるのが苦手です。いくら車のセッティングを変えて乗りやすくしても、コースが頭の中にしっかりとインプット出来ていなければ、その性能を100%発揮出来る事はありません。さて、私はちゃんと覚える事が出来たのでしょうか?

RX7

午前の部がスタートして、こちらは豪快な走りを見せつけるRX-7です。やはりFR車はテールスライドを誘発させた豪快な走りが醍醐味ですね。…って、デジカメのシャッタースピードが速過ぎて完全に車の動きを止めてしまってますけど…。

CR-Z

早くも登場…、数ヶ月前に発表のあったホンダCR-Zです。環境に優しいハイブリッドカーです。カッコ良いなぁ~。車内からは、新車の香りがムンムンしておりました。

午後のコース

こちらは午後のコースです。空港の滑走路なので縦長な滑走路をフルに使用したコースレイアウトが、このジムカーナの特徴です。滑走路の直線を利用した高速パイロンスラロームでは3速まで入ります。高速パイロンスラローム終了直後に来るカーブに備えるフルブレーキングが恐い恐い。エンジンのレブリミッターが当たる以前に、心のリミッターが作動してしまいます。このコースでは計4本のタイム計測となりました。

慣熟歩行

コースを確実なものにする為に慣熟歩行です。コース図を見てコースを頭に叩き込んでも実際に走行する場合はコースを真上から見るなんて事は無いですからねぇ。運転席から見るパイロンはどれがどのパイロンだったのか、凄くわかりにくくなりますね。キロバイト級の私の脳味噌では処理に困ります。大容量のギガクラスの脳味噌を増設する事は出来ませんかねぇ?コース前半区間を完璧に覚えると、後半区間が混乱してくるし、後半区間を覚え直すと前半区間の記憶が危うくなるし…。

出走を待つS15シルビアAutechVersion

今回は私の写真があります。コースインする前の出走待ち中です。


そして、スタートです。細かいミス連発ですが、最後の360度ターンで痛恨のミス!サイドターンが決まらず大回りになっちゃいました。


ミスコースかと思ってたら、ちゃんとタイム計測されていました。ミスコースだと思ってたのは、どうやら私の勘違いだったようです。運転席からパイロンを見てると、どれがどのパイロンだか、訳分からなくなりますね。

リザルドの発表

リアルタイムに貼り出されたリザルドです。4回走行中最初の2回がミスコースで計測不能…。そして、最後の2回で記録が残り前回のリベンジは果たせたかな。

表彰式&閉会式

そして、全てのプログラムを消化し、最後に表彰式と閉会式です。私はFRクラスのビリになっちゃいました。今回はリヤにダメタイヤのグッドイヤーを履かせたものだから、滑っちゃって、滑っちゃって、楽しくてタイムよりも滑らせて遊んでたから当然の結果ですけどね。(笑)

景品

今回の戦利品です。順位の良かった順にクジを引き、出た賞品がミッドナイトパンプキンというミニ四駆のプラモデルです。このイベントでは順位が速いかったから良い賞品が頂けるわけではなく、プロの方が練習にも来られる走行会なので、順位でえ賞品を決めちゃうといつも同じ人が良い賞品を持って帰られる事になりますので、初めての参加者でも全員が楽しめるよう平等にクジ引きなのです。但し、クジを引く順番が順位順となってます。私はFRクラスのビリでしたが、良い賞品を頂きました。やっぱり、プラモデルの箱絵って良いなぁ~。…ハイ。賞品の中身じゃなく、箱絵が手に入った事が嬉しい。(笑)




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ヘアカラーメンバー募集チラシ【2000年作品】

(有)ビューティーエース様【ヘアカラーメンバー募集チラシ】

約10年前に創った、地元のヘアサロン『(有)ビューティーエース様』のチラシです。期間毎に折込も出来るようにという事で年中通して使えるよう、夏に見て暑苦しくならないよう…、また冬に見て寒く感じさせないようにとの事で、季節感を殺して、いつの季節に見ても爽やかなイメージをもたせて欲しいとの要望に応えたものです。

そして、このデザインは、ドロップシャドーや透かし合成をふんだんに使ったデザインです。今でこそソフトの進化によりドロップシャドーや透かし合成など当たり前になっていますが、当時はソフトの機能にもそんな物は備わっていませんでした。2000年と言えば、Adobe IllustratorのVer5.5全盛の頃です。だから、レイアウトの主なところは、Adobe Photoshopで創ってます。クライアントさんとの綿密な打ち合せ、そして、明確な方向性が定められてから、作業に入ってるので、制作中の変更がなく、このデザインが可能となっています。

これはクライアント様から直請けでさせてもらった仕事で、この作業が可能でしたが、当時、代理店から頂いた仕事では、このような事すると訂正や変更が大変だからやめてくれ!なんて言われました。それに、クライアントさんが味を占めて次からも要求されるのでやめてくれ!…とも言われてたような…。今ではソフトが進化し簡単に出来るようになったものだから、逆に、こういう事をしてくれと望まれてたりして…。(笑)

代理店からの仕事は今も昔も訂正や変更が入る事が前提なのですよね。要するに設計図が出来ないままに作業に取りかかってしまうのです。デザインの仕事は本来、この設計図を創る事であり、途中で大きな変更が入るという事は、私に言わせればデザインの仕事をしていない…と言う事になります。

デザインの仕事をしていないのに、クライアント様からはデザイン料を取っているのですから酷いっちゃ酷い話ですね。私の場合、オペレーション作業に入る時は8~9割がた、仕事が終了してる状態です。オペレーション作業は打ち合せで、決まった事を単にトレースするだけの作業だから変更も殆ど無いのです。
当時の私のモットーは「規則正しい生活を送るデザイナー」でした。残業、徹夜が当たり前となっているデザイン業界に対抗してました。(笑)

今の、Adobe IllustratorCSには当たり前にこんな事が出来る機能が備わってますので、猫も杓子も同じような事をやってますが、今となっては逆に誰もが出来る事なので、私は好んでしなくなりました。誰もしてない時にするから注目されるんだよ!それに、その機能が備わってるからするのじゃなくて、機能がなくても表現する為に必用だからしたんだよ!


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音で情景を表現する芸術音楽

ドアノッカー

恥ずかしながら私はこの年になるまで、ドアノックのマナーを知りませんでした。いつもドアをノックする時は「コン、コン。」と2回ノックしてたのですが、この2回のノックというのは、トイレやお風呂等が使用されているか確認するする時のノックだそうで、トイレやお風呂以外の場で毎回2回ノックをしてた私はマナー違反だったわけです。

ちなみに、「コン、コン、コン。」っとノックを3回するのは、家族や恋人等の親しい関係の人に使われるノックで、一般的なノックは、「コン、コン、コン、コン。  コン、コン、コン、コン。」と4回を1セットとして2度するのが正しいノックとの事です。

社長室に呼ばれた時や面接試験等でのノックは4回を2度するのが正しいノックなのですが、このノックのマナーって、日本ではどのくらい浸透してるのでしょうかね?いくら正しいマナーだとしても浸透してなかったら、「ノックの回数が多すぎる。ふざけてるのかね…。」なんて言われて、社長に怒られたり、面接試験だと不採用にされてしまったり…って事もあるかも知れませんね。
私は今まで知らずに、ずっと2回のノックをいろんな場でしてきましたが、「誰からも指摘を受けなかった」という事は、浸透していないと考えて良いかもしれませんね。


ノックの話は前置きとして、ここからが本題です。
ベートーベンの交響曲第5番「運命」という曲がありますが、「ジャ・ジャ・ジャ・ジャァ~~ン!」っていう最初の出だしは「運命がドアを叩く音」と言われていますよね。この「ジャ・ジャ・ジャ・ジャァ~~ン!」という音は2回繰り返されます。ドアノックのマナーである4回ノックを2度すると言う事にピッタリ当てはまります。そして、クラシック音楽は、このように音で様々な情景を作り上げられています。

杉ちゃん&鉄平「電クラ」

こちらのCDは杉ちゃん&鉄平という、現代的にアレンジ???されたクラシック音楽を演奏するクラシック奏者???ユニットと言えば良いのかな。ピアノが杉浦哲郎さんでヴァイオリンが岡田鉄平さんの2人のユニットです。「電クラ」と名付けられたCDタイトルですが、この2人はかなりの鉄道オタクのようでして、クラシックの名曲に乗せて鉄道を表現されています。「電クラ」とは電車クラシックの事のようです。このCDを聞いてると本当に電車に乗ってるような錯覚を覚えます。
バッハ作曲の「G線上のアリア」がベースとなって、新たに編曲された「山手線上のアリア」は、あの美しい「G線上のアリア」のメロディにJR山手線各駅の発車メロディ(もちろん彼らの演奏による)が融合された意欲作です。しかも、このような曲は笑いを取ろうと、おちゃらけてるのではなく、彼らの作品として凄く真面目に美しく仕上げられた曲となっています。

この「電クラ」のような楽曲のメッセージは極端な例かも知れませんが、この音楽の演奏はこれじゃなきゃダメといった感じです。別アレンジの曲にしてしまったら「電クラ」では無くなってしまいます。もちろん、「山手線上のアリア」は、バッハ作曲の「G線上のアリア」がベースとなっていますが、この曲はもはやバッハ作曲の「G線上のアリア」では無くなっています。

そう言えば、マイケル・ジャクソンの映画「This is it」を見た時に、マイケル・ジャクソンは曲のオリジナルという事に凄く拘っていたと思います。これは、曲をアレンジして新しい物にしてしまうと本来のメッセージが失われてしまうからなのでしょう。海外のアーティストが奏でる音楽の多くがオリジナルを大切にされアレンジを変更して演奏される事が少ないのも音に確かなメッセージが込められていて、その根本的なメッセージを壊す事の無いように拘りがあるのだろうと思います。歌詞の他、その伴奏も器楽曲として意味のあるものなのでしょう。歌声も楽器の一つとして器楽曲のような音楽と言って良いかも知れません。


方や日本の音楽…特にJ-POP等は、流行りが去り飽きられ忘れられた頃に、2010年ヴァージョン等と平気で曲のアレンジを変えて演奏される事が多いですよね。おそらく、日本の場合、曲にメッセージ性はなく単なる歌詞に付けられた伴奏という感覚でしかないのかも知れません。多くのバンドの構成がギター、ベース、キーボード、ドラムの4つの楽器に集中してしまうのも、メッセージを音楽で表現する為に選ばれた楽器ではなく、ただ、伴奏するのに手っ取り早いからなのかも知れませんね。その為、重要なのは歌詞であって、曲にメッセージを込める事はなく、単なる雰囲気づくりでしかないのでしょう。

これは日本がカラオケ文化だからなのかも知れませんね。音楽を観賞する(芸術を愛でる)という概念ではなく、自分も一緒になって歌いたい(ストレス発散)という事でしかないのかも…。

そして、これらの事を考えてると、この日本では歌詞の無い器楽曲がBGM程度にしか考えられず、好んで聞かれている人が少ないように感じます。音楽の聴き方が分からないという人が多いのかも知れませんねぇ。でも、聴いてる人は聴いている。


…、私は、音楽について専門的な事は詳しくありませんが、色々な音楽を聴いてみて、日本の曲(J-POP)って単純に表現の幅が狭いなぁと感じたので、海外の曲と大きく何が違っているのか考えてみました。有線等で流れて来るJ-POPを聴いて、いつもイライラさせられるのは、きっと、そう言った音楽の厚みがないからなのでしょうね。








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新装OPENチラシ【1999年作品】

パチンコ ナショナル会館様【新装OPENチラシ】

潰れて今は無き、パチンコ ナショナル会館 様の新聞折込チラシです。近々Official WEB Site閉鎖を予定してまして、こちらのBlogに移転してきたものです。1999年の仕事ですから、私がフリーになって間も無しの頃の仕事です。

海物語という当時新台だった機種のアピール広告で、この頃、私はパチンコ屋のチラシを結構していました。しかし、当時の私は…時間つぶし的にしかパチンコをやった事がなく、パチンコの面白さについては詳しく知らないのですよねぇ~。というか、何が面白くて好きな人は1日中入り浸っているのか…。ジャンジャカ五月蝿い店内に、タバコの煙が充満し、時間を無駄に消費してるようにしか私には感じられません。そんなわけで、現在、全くパチンコはしなくなりましたが…。

こんな私でもチラシ制作を自由にやらせて貰えて広告らしいものを作る事はできましたが、しかし、本当にパチンコが好きな方から見て心に響く広告が出来ているのかは謎です…。

これを見て、パチンコをしてみようって気になりますか?私個人的には客観的に見ても「パチンコをしてみよう…」って気にはなりませんけど。(汗)


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表現方法が同じ

チラシみたいな品のないテロップ

テレビ番組のテロップは本当にウザい!どのテロップも新聞折込チラシのような、えげつなく品のないものばかり…。映像クリエイターとしての美的感覚、そして感性の無さを証明してるようなものですね。番組のコンセプトは違ってても、表現はどれも同じ。

どの番組のテロップも同一レベルの品のなさ

どの時間帯の、どのチャンネルを選んでも、酷い映像センスは同じ…。番組の個性、テレビ局の個性等皆無でどれを見ても酷いものばかり…。

セレブ商品なのにセレブ感の無い字幕テロップ

セレブな香りベスト3と言う事で、高級感あふれる商品の紹介なのに番組事体にも紹介の仕方にも高級感は無く、激安商品の折込チラシタイトルみたいな字幕テロップ&番組づくり…。どの局、どの番組も同じ表現方法で、まったくボキャブラリーがない…。これがプロの仕事ですか?(笑)

こんなものを当たり前に、毎日見せられてたんじゃ、そりゃ感性は育たないよなぁ~。更に、この世界を目指す人は、こんなクズをお手本としちゃうのだろうから、も~ゲロゲロです。
広島のローカル番組なんて最悪!きっと、このような全国ネットのバラエティ番組がローカル局の目指すところなのか、一生懸命全国ネットの真似をしてる感じなのです。しかも、出演者(芸能人)に予算が取れないからなのか、落ち目の芸人とか、地方でしか知られてないローカル芸能人で賄ってる為、更に見てられない状況です。

企画がしっかりしてて、表現力がちゃんと備わってれば出演者(芸能人)に頼らなくても、しっかりした番組づくりが出来るはずなのに、何故かどの局もそれをしようとはしない…。というか、そう言った本物づくりをする能力が無いのでしょうね。当たり前にクズを見せつけられて育った人たちだから、感性が養われるわけもなく…。私もそのようなグズ番組を当たり前に見て育った人です。バカな番組に毒されてしまった感性を取り戻すべく、現在は極力良い物にふれるように努力してます。

イギリスのテレビ番組Top Gear(当Blog内リンク)なんて凄く面白い。ただ面白いだけじゃなくカメラワーク等番組の内容以外にもプロの仕事を目にする事が出来ます。きっと、この番組を日本で制作したら、芸人に旅をさせて、オーバーアクションで品の無い字幕テロップ入れまくりで、そして、カメラワークも適当に創っちゃうのでしょうね。

日本のテレビで、まぁ、見られるのはテレビ東京(当Blog内リンク)ぐらいですかね。そのテレビ東京の番組でもこちらで見られるのはグズバラエティしか放送されませんが、地方で見る事の出来ない番組こそ、真の番組が隠れてる気がします。

まもなくアナログ放送が終了しますが、こんなクズを観る為に、まだ使えるテレビを捨ててまで、デジタル放送に対応したテレビを買うのはバカらしい気がします。もっと質の高い番組が見たいよ…。



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口なしの瀬戸に沈む夕日

口なしの瀬戸

福山市の沼隈半島から見る瀬戸内海は、口なしの瀬戸と言われています。写真の一番左に田島・横島、写真中央に百島。写真右側が本土(尾道市浦崎町)です。田島・横島と百島の間に因島が、百島と本土の間に向島が遠くにかすみ行く手をさえぎり海をぐるりと取り囲んでいます。まるで海が陸に囲まれて湖のように出口が無くなったように見える事から「出口なし」…「口なしの瀬戸」と言う事だそうです。

口なしの瀬戸

口なしの瀬戸へ沈む夕日はまさに絶景です。

口なしの瀬戸に沈む夕日

そして、沈みゆく夕日をド・アップで…。造船所のクレーンと水墨画のようなバックの山々が、人工的な建造物と美しい自然で対照的ではありますが、見事に融合して美しくもあります。

仕事帰りのドライビング中に目に飛び込んで来る太陽を見てると「今日はGOODな夕日に出会えるかも…」と思い、自宅をスルーして、そのまま超地元の夕日スポット(当Blog内リンク)の内海大橋に向かいました。




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すっかり忘れた頃にETCの取付

Panasonic製ETC CY-ET700D音声式(セパレートタイプ)

2009年10月29日に某クションで中古のETCを落札しました。それから数日して、ETCゲットしたのだが(当Blog内リンク)というタイトルの記事で、取り付ける日が無い事について書きましたが、実はこの5月になるまでずっと取り付ける事なく過ごしていました。あれから約半年…ようやく取付ける事が出来ました。

本当の事を言えば、2010年に年が変わって、すぐにでも取り付けるつもりでいました。しかし、年明けに車の点検をしたら、リフレッシュで問題発覚(当Blog内リンク)です。こうなってしまうと、ETCを取り付けるよりも先に、まず修理でしょう。って事で、自動的に修理優先になりました。1月の末にハブの交換(当Blog内リンク)をして、1月中の点検やスタビブッシュ類の交換とハブの交換であっという間に10万円近くを使ってしまいETCどころじゃなくなってしまいました。この時、まだテンションロッドを交換しなきゃならないという課題も残されており、3月にテンションロッドの交換(当Blog内リンク)して本格的に余裕がなくなってしまいました。(^_^;)

その後も祝いや不幸等の仁義事、そして、私の病気で2週間に1度の検査…現在も検査は続く医療費に大枚は飛んでくばかりで収支のバランスが大きく支出側に傾いちゃって、本格的にETC取付どころじゃなくなってしまったのです。

ETCの機械をゲットした時に「はたして、私は高速道路の無料化の前にETCを取付ける事が出来るのだろうか?」なんて、半分冗談めいて言ってた事が、なんと現実味をおびて来ました。来月6月になると、これまでのETC割引サービスは撤廃され、ETC装着車に限らず一律2,000円になるというのに…。って、本当に2,000円になるのか?発言がコロコロ変わるポッポマウンテン首相の民主政権だから、きっと…。淡い期待を抱きながら、取り付け致しました。(笑)

取付けたETC

そして、取り付けられたETCです。セットアップ&取付は日産系ディーラーに依頼しました。


セットアップ…2,625円
取付……………8,400円
技術料値引…△2,205円
----------------------------------------------------
合計……………8,820円(税込)



1万円弱が、なかなか捻出できなかったんだなぁ~。車も古くなるとガタが出てくるように、人間も同様に古くなるとガタが出やすいですね。健康を損なうと無駄に医療費ばかりが必要となる…。健康だと必用のないお金だもんね。仕事にも影響してくるし精神的にも金銭的にもツライ、ツライ!昨日は注射が漏れて腕がイタイ、イタイ!



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瀬戸内地パン

瀬戸内地ぱんの看板

毎日、毎日、鞆の道路を走ってると、気になるパン屋の看板…。そこは工場が建ち並ぶ地帯で、パン屋どころか、お店らしいお店がある雰囲気の場所ではない。そんな場違いな場所に、パン屋の看板が出てるものだから気になって、気になって…。そして、思い切って気になるパン屋に行ってみる事にしました。
メイン道路から逸れて、工場が建ち並ぶ裏通り…とても一般の人が入って行くような道じゃなく、工場関係者しか通ってないのじゃないかと感じる凄く違和感のある道を通ってやって来ました。

瀬戸内地パン

工場が立ち並ぶ一帯に、埋もれるようにそのパン屋はありました。しかし、海に面したそのパン屋から見るロケーションは最高です。とても気持ちがいいです。そのパン屋さんの名前は瀬戸内地パン(外部リンク)

地ぱんマン

お店の看板&幟には、何やらアンパンマンもどきのキャラクターがいて、田舎のお店特有の「パクリキャラクターなのか?」なんて思ったのですが、実はキャラクターがアンパンマンに似てるのもそのはず、あのアンパンマンの作者、やなせたかし先生が生み出した新キャラクター「地ぱんマン」なのです。
そして、お店の中に入ると「だんご3兄弟」で有名になった速水けんたろうさんの歌う瀬戸内地ぱんの応援歌「瀬戸内地ぱんGoo!」という曲が店内に流れていました。ちなみに、速水けんたろうさんは地元福山市出身なのです。

そんな店内でパンを選んでたのですが、実はこの時、店内に店員さんは居なかった。もぬけの殻!そして、レジカウンターに御用の「お方はお呼び下さい」とブザーのボタンが置いてありました。なんか、物騒だなぁ~。

美しい瀬戸の海を見ながら

そして、一通りパンを選んで、ボタンを押して店員さんを呼ぶと、如何にも「今、一生懸命パンを焼いてました。」といった感じの、耳まで隠れる白い帽子に白衣姿のおばさんが奥から出て来られました。
…っで、そのおばさんがまた無愛想で…いや、無愛想とは、ちと違うか。不器用な人って言った付が良いのかなぁ~。淡々とレジ打ちしてるんですよ。(笑)
観光地でもある鞆の浦なのだから「どちらから来られたのですか?」とか、話をする切っ掛けぐらいはいくらでもあるだろうに静かに黙々と精算作業をして、発した言葉は最初に「いらっしゃいませ。」と最後の「ありがとうございました。」の二言だったかな。

やなせたかし先生の「地ぱんマン」というキャラクター。そして、応援歌に速水けんたろうさんの歌う「瀬戸内地ぱんGoo!」という曲で宣伝には凄く力を入れてアピールしているけど、そのアピールとは裏腹にまた買いにいきたいって気持ちにはなれないから、そのパン屋さんが何か損をしてる感じがしたのは私だけだろうか?

でもね、パンは本当に美味しいパンでした。潮風に吹かれながらテラスのベンチに座って食べると一層美味しいかもね。そして、お店の方と語りながらだと、もっと美味しく感じるかも知れないですね。



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画面の外にあるもの

敷名番所跡

先日紹介した敷名(当Blog内リンク)の番所跡です。実はこの写真は一生懸命良く見せようと頑張って撮った写真でして、実際にこの場所に訪れると幻滅しちゃうかもぉ。

敷名番所跡周辺

…というわけで、少し引いて広い範囲を入れてみるとどうでしょう?後ろのお墓は兎も角、橋桁に書かれたラクガキ…酷いものです。画面外の見えてない所ではこんな事になってたのですね。

沈みゆく春の夕日

そして、こちらも少し前に紹介した真っ赤に焼ける美しい夕焼けの写真ですけど、この夕焼け空も引きで撮影するとどうなってるかというと…。

夕日とS15シルビア

実際には夕焼け空って言う程の空じゃなかったりしてぇ~…。夕景のみの引きの写真が無くて愛車付きの写真で申し訳ないが、赤枠で囲まれた部分を望遠側にズームして拡大しものが1つ上の写真です。


それで、何が言いたいかというと、真実を写すから写真…なんて言われるのですが、案外に写真というのは嘘付きでもあるわけです。広い範囲の一部を切り取ってそれが全てであるかのように騙す事が可能なわけです。

これをテレビの画面に置き換えて、報道されるニュースや情報等もこのような手法で、如何にも視聴者が好みそうな内容に話を置き換えて、誇大表現し騙すような報道なんてのも結構多くあったりして…。

例えば、日本のアニメ文化が世界で人気となっている…とか、日本のアイドルが海外進出してその国で凄く人気があるとか…。こういうのって、かなり真実をねじ曲げられているのではないかと私は思うわけです。
フランスで日本のアニメが大ブーム…テレビの画面に映る映像は、フランス全体ではなく、フランスで行なわれたアニメのイベント会場に潜入したものだったりして、あたかもフランス全土で日本のアニメが流行ってる印象を与えてますよね。きっと、そのような報道を流すと「自分達の日本の文化が世界に…」と視聴者は喜び、視聴率に繋がると考えるからでしょう。
そりゃ、アニメのイベント会場で取材してたら、その会場にいるフランス人のほとんどが日本のアニメファンというのは当たり前でしょう。日本のコミケというイベントの会場にアニメヒーローのコスプレをしてる人が沢山いるから、日本人は皆、アニメヒーローのコスプレで盛り上がる程のアニメ王国だ!なんて報道されてるようなものでしょうしね。実際には、そのような事は無いのにね。しかし、そのような勘違いをさせるような映像なんて簡単に撮る事が出来るのです。伝えてるのは嘘じゃない。事実の事です。視聴者が勝手に勘違いしてるだけ。…ってね。

日本で上映される海外の映画…特にハリウッド映画等も、日本で上映されるハリウッド映画のみでハリウッド映画の全ては語れないのだろうなぁ~。よく映画の感想で「ハリウッド映画は日本映画のリメイク版ばかり撮ってる」なんて言ってる人がいるのだけど、それは日本の映画配給会社が日本人ウケしそうな映画ばかり買い付けてくるからそうなるのでしょうね。

特に日本の映画のリメイク版となると話題性も上がるし、宣伝するには好都合なわけで特にそういう映画は好んで買い付けられるから、そう言った印象になるのでしょうね。日本のメディアが仕入れてくる、海外の情報は日本人好みに偏った情報ばかりで、素直に鵜呑みには出来ないと思う。



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平成いろは丸

仙酔島へ渡る渡船場

鞆の浦 観光鯛網(当Blog内リンク)を見物する際に、仙酔島(せんすいじま)に渡る必用があり、今年の1月9日(土)より航行が開始された、「平成いろは丸」に乗船しました。

平成いろは丸とは…
鞆の浦と沖合約600mの仙酔島を結ぶ市営渡船です。幕末に坂本龍馬率いる海援隊が乗り込んだ蒸気船「いろは丸」を模して福山市が約8千万円で建造しました。全長22.28m。幅4.3m。総トン数19トン。航海速力9.7ノット。

鞆の浦と「いろは丸」龍馬のゆかりとは…
幕末の英雄、そして2010年の大河ドラマの主人公でもある坂本龍馬。その「龍馬のゆかりの地」としての「鞆の浦」をご紹介いたします。坂本龍馬が京都の近江屋で暗殺されるわずか半年前、翌年には明治になろうとする1867年(慶応3年)4月23日、”いろは丸事件”は起こりました。
土佐海援隊隊長、坂本龍馬が運用した、伊予大洲藩から借り受けた西洋式の蒸気船「いろは丸」。最初の航海で物資(鉄砲)を運ぶために長崎から大阪に向かっている途中、瀬戸内海、備讃瀬戸の六島(現在の岡山県笠岡市)で紀州藩の明光丸に2度にわたって衝突されてしまいました。その後、近くの鞆港(現在の広島県福山市)に曳航しようとしましたが、浸水のため宇治島沖で沈没してしまったのでした。その後、両方鞆の浦にとどまり繰り返し賠償交渉が行われました。
交渉は難航し、鞆の浦では決着が付かず、舞台を長崎に移して行われました。その後も交渉は難航したものの、坂本龍馬の卓越した政治力、したたかな交渉能力、広範囲な人脈の駆使、傑出した対応・戦略により、賠償金七万両を龍馬達「いろは丸」側が受け取ることで決着がついたのでした。



平成いろは丸に乗船

黒い船体に高さ約10メートルのマストが3本。着岸時には船首部が持ち上り、船首部から乗り降りします。旅客定員は99人で、最大搭載人員は101人となっています。この日はゴールデンウイークの最終日です。私が写真撮影してる間にも続々と観光客が乗船されていきます。

デッキの様子

私も早く乗り込まなくては…なんて、乗船したら、凄い混雑です。後方のデッキに出てみると、私の入り込む隙間はないくらいの混雑ぶりです。しかたないので、デッキよりも空いている船内に戻りました。

船室

船内はレトロ調の照明や子供も触れられる舵輪(だりん)や古いコンパス等で当時の船内の雰囲気を再現されています。

いろは丸から引き上げられた品

更に「いろは丸事件」で紀州藩と談判した様子等の龍馬を紹介する写真パネルや宇治島沖で沈没した「いろは丸」から引き上げられた品の写真、龍馬直筆の手紙等が展示されています。

弁天島の横を通過

そして、「平成いろは丸」は弁天島の横を航行します。このあたりが鞆の浦と仙酔島の中間地点かな。弁天島には、弁財天がまつられています。

弁天島
弁天島の正式名称は百貫島(ひゃっかんじま)と言います。島の一番高い所には弁天様の祠(ほこら)があり、朱塗りの建物と緑色に輝く銅板ぶきの屋根が海岸からもひと際目立ち、観光客の目を楽しませてくれます。この祠の傍らに、広島県の重要文化財に指定された九層の石塔婆(とうば)があります。「文永八年(1271年)6月15日」と鎌倉時代の銘文が刻まれており、広島県下で最も古いといわれるこの塔婆には、鞆の浦の漁民の心意気と優しさを示す悲しい言い伝えがあります。

近江国(今の滋賀県)の住人で、正道という名の武士がいました。ある日のこと、彼が厳島参拝の帰りの船旅の途中、鞆港に立ち寄ったところ、弁天島の近くで伝家の太刀を海中に落としてしまいました。困った正道は鞆の浦の漁民を集め、「潜って拾い上げた者には銭百貫を与えよう」と呼び掛けたのです。しかし、この島の近くには、以前から人の足をたびたび食いちぎるフカ(サメ)がいたので、鞆の浦の漁民は「百貫という大金をもらっても命を落としたのでは話にならない。」…と名乗り出る者はいませんでした。
そんな鞆の浦の漁民に対し、正道は怒り「鞆の浦には勇気のある者はいないのか。」激しく罵ったのでした。すると、1人の若者が進み出てきて、気遣う仲間に「年老いた父母の事はとても気になる。しかし、こんなにバカにされては我慢出来ない。もしもの時はどうか、両親を頼む。」と言い残し、海に飛び込んでいったのです。太刀は海底の岩の上にすぐ見つかり、若者は素早く拾い上げると海面に向かいました。しかし、若者の背後に大きな黒い影が追っている事に気づく事はなかったのでした。
正道らが船で待っているとしばらくして若者が浮かび上がり、その手には太刀が握りしめられていました。正道は喜び礼を言ったのですが、若者から返事がない…。見ると若者はフカに襲われ血を流し、すでに息絶えていたのです。
気の毒に思った正道は若者を手厚く供養し、持っていた百貫の金で、弔いの為に弁天島に十一層の塔婆を建立したのです。この時から百貫島と呼ばれるようになったといいます。

現在、弁天島へは渡船が出てない為、石塔婆を訪れる人はほとんどいません。十一層の塔はいつの間にか二層がなくなってしまい、表面も長い年月の間に風化が進んでいますが、鞆の浦の漁民と行き交う漁船の安全を見守り続けています。



仙酔島に向かう平成いろは丸から見た渡船場

そして、こちらは「平成いろは丸」から見た鞆の浦渡船場です。停泊してる船は「第二べんてん」です。「平成いろは丸」が就航する前は「第二べんてん」が活躍していました。今回のゴールデンウイーク等観光客の多い時は「平成いろは丸」と一緒に頑張ってくれます。今回帰りの船は「第二べんてん」でした。

航行中の平成いろは丸

こちらは、鯛網観覧船からの撮影です。航行中の「平成いろは丸」です。乗船してる時は、航行中の姿を見る事が出来ませんからねぇ。それにしても、ゴールデンウイーク中は凄い人ですね。きっと鯛網の午後の部を観覧されるお客様なのでしょう。

平成いろは丸の運転士

「平成いろは丸」の船長さんです。衝撃なく上手に接岸させるテクニックは天晴れです。

仙酔島に着いた平成いろは丸

当たり前に観光客は乗船してますけど、この時、「平成いろは丸」は何処にも固定されてないのですよ。仙酔島の桟橋には船を固定する為のロープをかけたりする人がいないので、船長さんが1人で船をコントロールしてるのです。

渡船場に戻っていく平成いろは丸

仙酔島に到着した私と入れ替えに、帰りの人を乗せて鞆の浦渡船場に向かう「平成いろは丸」です。片道5~6分程度の船旅です。(笑)




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「デザインの力だ!」…なんておこがましい

道の駅“アリストぬまくま”

さてさて、ここは、道の駅“アリストぬまくま”です。私はこの道の駅“アリストぬまくま”をよく利用します。も~、何が楽しみって…やはり、地元で採れた野菜等を販売してる自由市場ですね。その自由市場の中でも特に気になるのが…。

新鮮な魚の販売

そう、瀬戸内海の新鮮な魚です。毎朝漁から帰って来た漁師さんが直に持ってきてくれてるので、何が入荷してるかは来てみなきゃ分からないわけで、凄く楽しみなのです。それに市場を通してないから非常に安い!(笑)
一度鯛を買って凄く美味しかったから、実家にも買って届けようと翌日鯛を買おうと来てみると、全く鯛が無かったり…。だから、ここでは欲しいと思ったら迷わず買わなきゃ、今度いつ買う事が出来るか分からない。

見つけたゾ!米良さんのポスター

そんな道の駅“アリストぬまくま”内にあるハーブ商品を取り扱うお店“香風館(こうふうかん)”に私の手掛けた米良美一さんのポスター(当Blog内リンク)が貼られていました。そして、しばらくハーブ商品を品定めしてると…。

効果あるデザイン

おぉ~!米良さんのポスターに食い付いてる。食い付いてる。(笑)
よくデザイナーさんの多くはデザインは効果あるデザインじゃなきゃ意味がないなんて言って、私の考えは否定される事が多いけど、これは効果があると評価してよろしいのでしょうか?遠くからのチラ見じゃなく、その場でのガン見ですからねぇ。

でも、こんな状況を見ても、私はこれがデザインの力だなんておこがましい事は言えないよ。以前、買いたい理由(当Blog内リンク)で言った事です。デザインが良かろうが悪かろうが、米良さんのコンサートに行きたいと思う人は、どんな広告であっても行くわけです。興味があるのはデザインじゃなく、そのコンサートを公演するアーティストですからね。
以前、パッケージデザインを手掛けるデザイナーさんが、「箱のデザインが良いから扇風機が売れた!」なんて自身のデザインをPRしてた人がいたのですが、私は家電屋さんで扇風機に限らず、家電製品を商品の箱ごとディスプレイしてるのを見た事がないのですけど~!特価品が箱で積み重ねられている事はあってもディスプレイに使われる事はないですよね。商品を見て買った時に店員さんが奥から箱に入れられた商品を持って来るでしょう。
なんだか、多くのデザイナーさんが、「デザインの力」という事を過剰評価してるのが凄く気になっちゃいます。仕事でデザインに携わってるからデザインについて一生懸命にあるあまり、極端に視野が狭くなってる気がします。

…と言いながらも、私は別にデザインを否定してるわけでもなく、デザイナーさんは、もっと視野を広げてデザインに接して欲しいなと思うわけです。私の場合だと、コンサートのポスターを手掛けるなら、そのアーティストならアーティストの良さを、よりアピールする為のお手伝いに過ぎず、デザインが過剰にアーティストをアピールし過ぎてもダメだし、逆に、デザインがアーティストをアピールしなさ過ぎてもダメで、デザインする媒体とデザインがイコールじゃなきゃダメだと思うのです。

今、デザインの効果を求め過ぎるあまり、人を騙してでも購買させようとしたり、WEBなら人を騙してでもクリックさせようとしてみたり、そういうデザインが凄く増えてる気がします。そう言った姑息な手段で、購買させたりクリックさせて「デザインの力」なんて言ってるデザイナーさんがいたとしたら、本末転倒も甚だしいと思います。
デザイナーがデザインの力でと肝心の商品を差し置いて云々というのはやっぱりおこがましい気がするなぁ。(^_^;)

参照:売れるデザインの矛盾(当Blog内リンク)





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福山・鞆の浦 観光鯛網

鯛網チラシ表

勇壮な一大海上絵巻…三百七十年の伝統を今に伝える!という事で、地元民である私は、観光鯛網の存在は知りながらも今の今まで観た事はありませんでした。一度は観てみたいと思いながらもついつい先延ばしにしていました。…が、今回は前売券の存在を知り、何が何でも行くように、まず前売券を買っちゃいました。

鯛網の歴史
鯛は外洋の深海で冬を過ごし、良い産卵場所を求めて3月末頃から瀬戸内海に入ってきます。5月頃に最盛になり、かつては魚島と呼ばれ海面を泳ぐ鯛の群れが島に見違えたほどでした。この海を取り囲む漁師達は、沿岸部に建網を張り、岸近くによって来る鯛をとっていましたが、沖合に群がる鯛を出向いて積極的、効果的にとる方法を考え出したのが、しばり網を応用した鯛網でした。この鯛網は江戸時代初期福山城主、水野日向守勝成の命を受け、走島の開発と鞆の沖合の海上交通整理役を担っていた走島の庄屋、村上太郎兵衛と鞆の当納屋忠兵衛の共同で、1632年(寛永9年)に考案されたと言われています。
それ以降、1916年(大正5年)まで村上家は10代にわたって鯛網を育てて来ました。その後、鯛網は瀬戸内海の各地にひろがり、地域の水産業を支え、見学に来る人も多く1923年(大正12年)、第1回観光鯛網が開催されました。太平洋戦争で一時中断された事もありましたが、1949年(昭和24年)より再開され今日に至っています。




鯛網チラシ裏

【鯛網船団の構成】
●指揮船(沖合い船)…鯛網船団の全体を指揮する船 ●網船(親船)…網をおろし、引き上げる船は2隻 ●錨船…網船の錨の役目をする船 ●生船…指揮船に判断の材料を提供し、取れた魚を運ぶ船


毎年この時期になると盛り上がる観光鯛網ですが、実は毎年赤字続きだそうです。ここ数年は、ジブリ映画「崖の上のポニョ」やNHK大河ドラマ「坂本龍馬」の影響で観光客が増え盛り上がってるように見えますが、大きな流れで見るとだんだん観光客も減ってきているようです。また漁師さんも高齢の方が多くなり、観光鯛網の存続も危ぶまれているようです。

鞆の浦の観光協会もポニョや大河ドラマの龍馬伝の一時的なブームに現をぬかさず、鞆の浦本来の伝統文化を見つめ直し確かな文化として継承し、なんとか後世に残してもらいたいと思うのですが…。

仙酔島に上陸

てなわけで、観光鯛網を観る為に観覧船乗り場である仙酔島(外部リンク)にやって来ました。この仙酔島にやって来る時に乗船した「平成のいろは丸」の話は、また後日します。

鯛網観覧船乗り場に向かって

観覧船乗り場になっている海水浴場まで続く道です。橋をくぐれば観覧船乗り場です。

鯛網観覧船

観覧船乗り場となる海水浴場です。大漁旗が掲げられている漁船が鯛網の船団で、その後ろにあるカーフェリーが鯛網観覧船です。

アイヤ節

鯛網イベントの始まりを告げる、アイヤ節の踊りです。アイヤ節とは、江戸中期に大阪から下関を経由して津軽を往復した北前船で、船頭が長い航海の慰めに唄った郷里の唄にしなやかな振付がなされたものでう。寄港する北陸のハイヤ節の影響があります。

アイヤ節の踊り子

たまには、こういった伝統芸能を鑑賞するのも良いですね。

弁財天の使い乙姫登場

アイヤ節の踊りが終わると、弁財天の使い乙姫様の登場です。そして、大漁を祈り漁船に乗り込みます。ちなみに、乙姫役は1992年までベテランのおばさんが担当してたそうです。しかし、観光客の目減りの為にリストラを余儀なくされてしまいました。1993年からは公募で選ばれた若くて綺麗なお姉様が鯛網コンパニオンとして乙姫役を担当しています。…と言っても、私の印象ではそんなに若い感じでもないし、それなりにベテランのように見えましたが、どうなのでしょう?

漁船に乗り込む乙姫

漁師さん達による樽太鼓が勇ましく打ちならされて、大漁節が浜に響きわたります。


樽太鼓&大漁節の動画です。デジカメ映像ですので、時間は短いですけどご参照ください。

乙姫様の大量祈願の舞

そして、乙姫様が「春の海」という曲に合わせて大漁祈願の舞を踊ります。「春の海」は鞆の浦が舞台の曲で、お正月になると必ずかかる、「♪ツン、ツクツクツクツン!」っていう、あの琴の名曲です。


大漁祈願の舞も動画に収めました。


エンディングに向かって、振りが大きくなります。

おめでたい紅白の餅

乙姫様の大漁祈願の舞が終わった所で、漁船の漁師さん達から一斉に餅撒きをされました。餅撒き風景の写真は…餅を拾うのに必死で撮影出来ておりません。この紅白の餅がゲットした餅です。実は5つゲットしたのですが、1つもゲット出来なかった2人の方に1つずつ分けてあげました。

乙姫

大漁祈願の舞を踊られた後の乙姫様を激写!
実は、この時、他のお客さんは観覧船に乗船されてるところで、私も乙姫様を撮影してる場合じゃないのだが…、このBlog読者の男性方の為に…。(笑)

出漁

そして、漁に向けて出発です。前を行く錨船に、後ろの親船です。

網の神様「大玉」を乗せた手船で弁天島に大漁祈願

「ハリャーヨイシャ」の掛け声に合わせ、網の神様「大玉」を乗せた手船という小さな船で弁天島の弁財天に大漁祈願に参ります。後ろの小さな白い船には乙姫様も乗っています。

漕出式

漕出式の様子です。


大漁祈願を済ませた「大玉」は親船に積まれ、古式そのままに船団は、左に3回まわります。

漁場に向けて~乙姫様凄い!

漕出式を終えた船団は、五色の吹き流し、大漁のぼりを打ち立てて鯛網船団は、大漁を求めて沖合の漁場へと出漁します。

漁場に向けて

この時、何が凄いって…、乙姫様ですよ。舳先に立ったまま微動だにしない。こっちはフェリーの微々たる揺れにフラフラしてるのに。(笑)


引きで船団を撮るとこんな感じです。乙姫様はずっと漁師さんの安全と大漁を願い同行します。ちなみに、この日は黄砂が激しく凄く良い天気で晴れているにも関わらず、どんよりと空が暗く、遠くの景色も霞んで良くなかったです。だから、写真も発色が良くなく絵面が悪いね。

漁場に到着~網入

漁場に着くと、網入れが始まります。


指揮船からの合図で2隻の親船は左右に大きく分かれながら海中深く網を下ろしていきます。この網は「大引網」「手綱」「袋」からなり、長さ1,500m、幅100mの大きなものです。

網しぼり

網を下ろした後は、「エット、エットーヨーイヤサンジャー」の掛け声も勇ましく網を徐々に小さくしていきます。


ここだけの話…この時、お客さんは漁師さんの網を引く作業に注目してますから、こっそりと別の場所から養殖の鯛を網の中に入れてるのですね。戦前は養殖もので無く、天然の桜鯛(真鯛)が獲れてたそうです。戦後の高度経済成長によって瀬戸内海が汚染されてしまい桜鯛が激減してしまったようです。

網しぼり

そして、いよいよ漁はクライマックスに突入します。鯛が大漁で上がるかどうかドキドキです。

網の引き上げ

親船が接近して網が完全に引き上げられました。

大漁に導いた乙姫様

その様子をずっと見守り続ける乙姫様です。

大漁

そして、大漁です。見事な桜鯛がたぁ~くさん!ここで、観覧船のフェリーと漁船の親船が急接近しピッタリと横付けされます。この時の私の関心は鯛ではなく、フェリーや漁船を操るプロの操縦に釘付けです。も~驚きですよ。漁船にピッタリ横付けされた観覧船のフェリーからお客さんは、親船に乗り移り、ここで獲れた鯛を購入する事が出来ます。

漁師さんとのふれあい

親船の上で鯛を買って、漁師さんとふれあう観光客達の図。鯛はこの親船の上でしか購入する事が出来ません。鯛の値段はお買得な価格です。鯛の価格はね…。(意味深)

お茶目な漁師さん

小さなお子さんに、鯛が水揚げされて跳ねる様子を真似て喜ばず、お茶目な漁師さん!

親船

鯛の販売が終わると、観覧船のフェリーは親船から離れていきます。

鯛ケース500円

買った鯛はビニール袋に入れて手渡されるのですが、そのままでは生ものですから鯛が傷んじゃいます。その為に保冷が必用となりますよね。鯛ケースと名付けられた保冷ボックスが500円で販売されているのです。鯛が安くても、保冷ボックスと合わせると結局高い買物になっちゃうのですよね。(笑)
ちなみに、私は鯛を買ってません。いつでも近くの漁協で正真正銘の天然物の鯛を買う事が出来るから…。(^_^;)
でもね、この鯛網のイベントを観てると、養殖の鯛だと分かっていても、親船で鯛を買いたくなりますね。やはり鯛を買う事よりも親船に乗り移り漁師さん達とのふれあいや、その漁をその場で体感する事が狙いだから、鯛が養殖だとか値段が安いとか、そんな事はどうでも良い気がします。

観覧船の様子

漁場から帰りの観覧船の様子です。この後、海から鞆の浦の観光を少しして、仙酔島に戻ります。

漁船団とお別れ

出発からずっと一緒だった漁船ともこの漁場でサヨナラです。約2時間の観光鯛網は地元民でも案外楽しかったです。超自宅近くで同市内のお隣の町だという事を思いきり忘れさせてくれました。(笑)




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筆の里工房で男鹿和雄展

筆の里工房

久しぶりにやって来ました筆の里工房(外部リンク)です。

男鹿和雄展チラシ表

現在企画展として5月9日(日)まで、絵職人 男鹿和雄展が開催されています。

男鹿和雄展チラシ裏

9日の最後の日曜日は既に予定が詰まっており、行くのはゴールデンウイーク中の今しかないと、混んでいる事を覚悟で行って来ました。ゴールデンウイーク中という事で、いつもはいない警備員さんが立ち、いつもよりは混んでいるのだけど、観る為に並んで待つと言う事は全く無く、連休中という事を考えるとかなり空いていたと思います。

入口

以前、愛媛県美術館で開催されたジブリの絵職人 男鹿和雄展(当Blog内リンク)を観に行った時は、「ジブリ」とか「トトロ」等を宣伝文句にしていた為に、トトロが見たい子供連れ等、絵には到底興味の無いお客様も含め、もの凄い人で満足に観て回れるという感じではありませんでした。

男鹿和雄展

今回の筆の里工房での男鹿和雄展は単に「絵職人」として、ジブリやトトロなど、子供が食い付きそうなキャッチコピーが使われていなかった…というか、ジブリ映画に使われた背景画は全く展示されてなく、お子様連れは全くと言って良い程いなかったです。

お客様も純粋に絵が好きな人達ばかりのような感じでした。まぁ、その分、愛媛県美術館の時に比べると規模は小さいのですが、見応えは十分でした。

サツキとメイの家

ジブリの背景は唯一これだけでした。…と言っても、原画ではなく、愛媛県美術館の時にもあった「サツキとメイの家の前で写真を撮ろう。」の背景画です。

フデリン2歳の誕生日

ちなみに、昨日の5月4日は、筆の里工房イメージキャラクター「ふでりん」2歳の誕生日だったらしく、先着200名様にクッキーのプレゼントがあり、偶然にもクッキーを頂いちゃいました。



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素朴な疑問~twitter編~

不思議なtwitter

某地元広告代理店のtwitterです。「フォローしている数1,984」「フォローされている数1,475」とフォローの数は共に多いのに、何故だか「ツイートの数は0」。
フォローしてる人達は一体何が目的でフォローしてるのか?そして、代理店も何が目的でtwitterをしてるのだろうか?

自己紹介に「ローカルならではのきめ細やかな対応力がモットーです。」…とありますが、「ツイートの数が0」と言う事は、「フォローしてくれてる方に、きめ細やかな対応が出来ていない。」って事にならないかなぁ?

それと、同じTwitterネタですが話は変わり、何のCMだったか忘れたけど「続きはTwitterで。」って締めくくられてるのがあったけど、「つぶやき」がどんどん更新されるTwitterで続きを見る事が出来るのかね…?

~(・・?))(((;・・)?




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日本と思われる場所でランチ

TOCOTOCO

ランチを頂きに、道の駅アリストぬまくま(外部リンク)にある、レストランTOCO2(トコトコ)にやって来ました。この道の駅「アリストぬまくま」にはハーブガーデンがあり、ハーブをふんだんに使用したイタリア料理が自慢のお店です。

ランチと言えば、やっぱりランチセット(11時~14時)を選んじゃいます。豚肉・ハンバーグ・チキンの3種類からメインディッシュを選ぶ事が出来ます。調理方法はその日によって違います。私はチキンを選び、今回の調理は唐揚げでした。

スープ

まずは、スープです。これはコンソメですね。

日替わりランチ(鶏の唐揚げ)

そして、メインのチキンです。ハーブサラダでイタリアンな感じの盛り付けなのだけど、何故かお豆腐が添えられています。でも、味は文句無しで美味しい。

店内

店内の様子はと言うと、どことなく中国の大衆食堂っぽい感じ…。日本だと昭和の高度成長期時代の食堂って感じかな。料理の味は良いのだけど、なんだか垢抜けない。ハイカラなイタリア料理が自慢という料理に対して、なんだかミスマッチなお店の雰囲気がなんとも…。流石は、沼隈!(笑)

食べ物の持込み?

…というか、このレストランで一番気になったのが、この貼り紙です。「持ち込み飲食はご遠慮下さい。」
えぇ~!レストランに食べ物を持ち込んで来る人がいるのぉ~…。って驚いたのですけど、この貼り紙があるって事は持ち込んで来る人がいるから貼り紙がしてあるんですよね。
(@Д@;)


いやっ…、ちょっと開いた口が塞がらなくなってしまったのですが、これじゃ上海万博で住民に告げられた「パジャマで外に出歩かない事」とか「トイレのドアは閉めて使用する事」・「洗濯物を道路に干さない事」等の禁止令と然程変わらないじゃん!ここは、日本だよね?きっと日本だよね。たぶん、日本かな…。(笑)




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ゴールデンウィークの渋滞

5/1渋滞する東北自動車道下り線

ゴールデンウィークに突入致しました。やはり、ゴールデンウィークになるとお出かけや帰省される方が、わんさかですね。こちらは、昨日の5月1日午前、栃木県宇都宮市の東北自動車道下り線の様子です。里帰りや行楽地等へ向かう車で思いきり渋滞です。特に今年のゴールデンウィークはETCでの休日割引1,000円が最後なんて言われてますから、ここぞとばかりに高速道路を利用される方が増えてるのだろうなと感じます。しかし、いくら高速道路の料金が1,000円だからと言って、こんなにも渋滞してノロノロじゃぁ1,000円の価値も無いよねぇ。私だったら長距離移動するにしても、こんな時は下道利用ですね。高速道路は一般道と違って渋滞になれば拷問ですから。横道に逸れる事は出来ないし、ちょっと何処かの店に立ち寄って気分転換も出来ないし、何よりトイレ等にも困るでしょうし、同じ渋滞にハマるにしても一般道の方が自由がありますからねぇ。1,000円支払って拷問を受ける気にはなりません。(笑)

渋滞

渋滞が約10~30km…、この数字を見ただけで嫌になりますよ。(^_^;)
4月21日にアップした思いつき弾丸蒜山高原の旅ぃ~(当Blog内リンク)という記事での5kmの渋滞に巻き込まれ、更にその先の2kmの渋滞でげんなりしてしまった私ですけど、大型連休の渋滞から見ると5kmだのって渋滞のうちに入らないですね。それでも、私は嫌ですけど。(汗)

それにしても、2年前だっけかな?ガソリンが異常に高騰してリッターあたり200円の大台に乗るかと騒がれた頃は多くの人が車の利用を控え、公共の乗物を利用し高速道路がガラガラになりましたけど、その時、多くの方が車は経済的にも環境にもよろしくないからと言って利用を控えてたのに、通行料金が1,000円となると環境にもよろしくないという言い分は無くなっちゃうのでしょうか?謎です…。

新幹線の乗車率

そして、こちらも同じ日5月1日のニュースで伝えられていた、新幹線の利用状況です。新幹線も混雑してるように伝えられてましたけど、高速道路の込み具合に対して新幹線はかなり空いてるようですね。だって、テロップを見て下さい。「午前中の指定席は、ほぼ満席。」…です。「ほぼ満席」と言う事は、満席に近い状態ではあるが、まだ満席には満たしていない。って事ですよね。
いつもの状態より混雑はあるけど、ゴールデンウィークのような大型連休にしては乗車率が低いのではないかと感じるのは私だけでしょうか?

これだけ、日本ではエコロジーが騒がれているのに、連休は車の利用を控えて、公共の乗物を利用しましょう。というアナウンスは一度も聞いた事が無い。
TOYOTA PRIUS(2009)(当Blog内リンク)が登場した時、販売開始たった1週間で受注台数が11万台を突破と騒がれエコロジーに関心が高いような印象を受けたけど、これって、結局はガソリン高騰で車を手放した人が、車を買い戻したって事なのかなぁ?そして、本当はエコロジーには全く関心はなく、関心があったのはエコカー減税という所だっただけなのかも…と思わざるを得ないです。確か、ハイブリッド車だから100%の減税でしたよね。更にエコカーを買うと補助金が適用されダブルでお得だったはずだし…。

本当にエコロジーに関心があれば、ガソリン価格が高騰しようが、ETC割引1,000円で高速道路が利用出来ようが、公共の乗物で済まされるなら公共の乗物を利用しますよね。

多くの方が車は経済的にも環境にもよろしくないからと言って利用を控えてた人が、ETC割引1,000円でいとも簡単に車利用をするという自己発言への責任の無さという事に凄く呆れちゃうなぁ~。責任感の無さという事では、国民の多くも鳩山首相の事をとやかく言えないんじゃないの?って感じです。

いや、私は別に民主派でも鳩山派でもありませんが、首相は国民の代表であり、その姿が現在の国民の姿なのかなとつい感じてしまいました。責任感の無い国民から選ばれた首相(立候補した政治家)が責任感無くて当然なのかな…なんて。





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