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ツライチ

ツライチなRX-7

外観は全くいじられていない感じのノーマルのRX-7。
新車を買い納車された時のそのままの姿って感じです。
しかし、スッキリと格好良く見える。
車そのもののデザインが良く出来てる
と言うのもあるのだろうけど、
それだけじゃ、ここまでスッキリと見えないでしょう。
オーナーさんのさりげない小技が効いてます。

私が通勤中に毎朝すれ違う車の中にも、
1台このようなセンスの良い車と出会います。
その車は、RX-7のようなスポーツタイプの車ではなく、
軽自動車のスズキ アルトです。

SUZUKIアルト

こちらが、そのアルトです。
正直な所、私の好みを言わせてもらうと、
特別良い車には感じてなかったし、
どちらかというと、格好悪い車という印象でした。
しかし、通勤中に出会うお洒落なアルトを見て、
アルトも格好良いじゃんって気持ちになったんですよね。

そのアルトも外観は全くのノーマル車です。
…一部を除いて、ですけど。
上記のRX-7も一見ノーマルですが、
毎日出会うアルトと全く同じ手が加えられています。

それは、車高少し下げてあるとの、
フェンダーとタイヤの側面が
ツライチになるように揃えられているのです。

このアルトの写真、
特に後ろのタイヤを見てもらうと分かると思いますが、
フェンダーよりもタイヤが少し中に入り込んでますよね。
この中に入り込んだタイヤを外側に出し、
フェンダーと揃える事でイメージが全く違って見えるのです。


イメージスケッチ

これは、車のデザインを決める時に描かれる
デザインスケッチです。
どの車もタイヤの肉厚は薄く、ホイールは大きく、
タイヤハウスとタイヤの隙間は狭く、
そして、フェンダーとタイヤのツラを合わせて描かれています。
自動車メーカー側も「そうすれば格好良くなる」
って事が分かってるんですよね。

でも、実際に完成発表される車のほとんどは、
ここで紹介したアルトの写真のように、
ホイールハウスとタイヤの隙間は大きく、
そして、フェンダーよりも
タイヤが内側に入り込んだ状態のものばかりなのです。
しかし、それは何故なのでしょうね?
デザインスケッチを見る限りでは、
メーカーも「その方が良い」って分かってる。
そうなると、「わざとしてない。」
或は「何か理由があり出来ない。」
って事になりますよね。

私も自分の愛車のタイヤをフェンダーとツライチにて
格好良くしたいって気持ちはあるのに、
なかなか踏ん切りがつけられません。
お金がないから踏ん切りがつかないって事もありますが、
お金が有っても、おそらく踏ん切りがつけられないと思います。

前も言いましたが、
車は1つ良くすれば、1つが悪くなる。
「あちらを立てれば、こちらが立たず。」です。

1つを良くする為に1つを犠牲にする。
その犠牲になる物が、良くなるものと比べて、
どちらのウエイトが大きいか…って事なんですよ。

フェンダーのツメ折り機

こちらの写真は、フェンダーとタイヤのツラを合わせる為に、
タイヤと干渉しそうなフェンダーのツメを折ってる作業です。
フェンダーまわりの強度があるは、
フェンダーアーチに沿って
鉄板がL字に折り曲げられてるからなのです。

この写真からもL字に折り曲げられてるのがよく解りますよね。
強度を出す為に折り曲げられた部分が、
フェンダーとタイヤのツラを合わせるのに邪魔な存在で、
タイヤと干渉しそうな部分を折り返さなければならないのです。
車の強度を選ぶか、見た目の美しさを選ぶか…。
ほぉ〜ら、究極の選択っぽくなってきましたねぇ〜。(笑)
強度を犠牲にして見た目に走るか?
見た目を犠牲にして強度を選ぶか?
これがメーカーがツライチを選ばない理由だろうし、
私も踏ん切りがつかない理由です。


でも、タイヤとフェンダーのツラが揃うと、
滅茶苦茶、格好良い!
ファッションと同じですよね。
それなりの服装でも、足下がビシッと決まってれば、
良く見えるって感じかな。

MAZDAキャロル

MAZDA Carol

NISSANピノ

NISSAN PINO

ちなみに、マツダ キャロルと日産ピノは、
スズキからのOMEでアルトと全く同じ車なのですよね。
メーカーの個性よ何処へ…。



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